少し調子があがってきたので、本が読めそうです。
ご存知ですよね?
私が気分変調症というココロの病気を持っていることを。
ま、簡単にいうと鬱が続いている状態なのです。
土曜日にタイ料理を食べ、お腹いっぱいにビールを飲んで、本屋に寄って、めずらしく小説ではなくエッセイを買ってきました。
江國香織さんの「やわらかなレタス」
お腹いっぱいの私に、とてもふさわしく感じたのです。
以前にも書いたけれど、江國作品はこだわりの物、特に食べ物の描写が魅力的で、無償に買い物をしたくなるし、食べたいものが増えてしまいます。
レーズンバターをつまみながら旅情にひたっていれば、レーズンバターが欲しくなるし、ピーターラビットの絵本のレタスのお話をしていれば、その絵本をまた買って読みたくなるのです。
また、文章の組み立ても、以前学んだ文章論とちょっと違うのです。
エッセイではあまり使うべきではないと言われている、()書きの補足も実に多い。
「石けんは例外なくもの静かだ」と書いて、どうしてだかそんなに説明もしていないし。
そして今日も、買い物に行くか、続きを読むか、はたまた文章のハウツー本を開いてみようか?と悩みながら江國ワールドに浸るのでした。
明日、レーズンバター買ってこようかな・・・