好きな作家サローヤンにの作品の中に、「コール天のズボン」という短編がある。
貧しい少年が、ズボン１本で見事に哲学している。
ズボンをはいていない人間は悲惨なのか、陽気でのんきな奴は、
はいていないときでも、のんきなままでいられる可能性もある・・・
ズボンをはかぬ人間というテーマを採り上げ、ときに深慮に、
ときに何気なく思索していた。
お古のズボン１本しか持っていなかった少年は、ズボンがなくても、
世界や文明が消滅するわけではないと、真理を印象づけてくれる人を待っていた。
彼には、それがたいしたことじゃないと説得する自信がなかったのだ。
その少年は、成人して哲学者になった。
ズボンがなかったら、ならなかっただろう。
もし、○○がなかったら？
私にＰＭＳがなかったら？
せっかく時間はたっぷりあるから、哲学魔女してみようか？
てつがくまじょ？ てくまくまやこん・テクマクマヤコン・・・・
かなり無理があるなぁ・・・
