もうすぐ夏休みですね。
娘の高校の宿題は山のようにあって、中でもびっくりしたのが、読書感想文に加えて
俳句や短歌、川柳、小説のどれかを作るということです。
私の頃は高校の夏休みの宿題なんて殆ど無かった気がしますけどねぇ~
娘は小説にするみたいです。
冗談で、「団鬼六さんみたいなのにしてみたら~?」と言ったら、「そうしようかなっ!!」と
かなり本気にしてました。
(娘は中3の時、同級生の男の子に団鬼六サンを勧められて読んだ経験あり。)
長女はかなりの読書家です。
内容も良く覚えていて本当にすごいと思います。
それが勉強に反映されたらと母はいつも思うのですが…
私は読んだ先から内容を忘れます。
脳味噌が腐りかけているかもしれません。
でも、人生を決めた本というのは不思議と忘れないですね。
その1つが山崎豊子さんの「白い巨塔」です。
小学生の時は漠然と医者になりたいと思ってました。
母から手に職を持つように耳にたこができるほど言われたせいです。
でも、中学生の時「白い巨塔」を読んで、かなり里見先生をリスペクトしたのですが
どうも貧乏そうだったので、真面目な医師は金持ちになれない=手に職が付いていると言えない
ということで医者になるという気持ちはかなりクールダウンしました。
その後、高校時代に吉村昭先生の「光る壁画」という小説を読み、
医療器具の開発者になりたいと思いました。(世界で初めて、胃カメラが開発された経緯についての話です。
吉村作品にしてはかなり読みやすいと思います。お勧めです♪)
なので、当然物理を専攻しました!
でも途中で挫折しました。
国立の工学部の物理関係の試験問題に負けてしまいました。
結局今は医療従事者として細々と仕事しています。
吉村昭先生は最も好きな作家です。
今日、書店に行ったら、「三陸海岸大津波」という文庫本が目に飛び込んできました。
今回のことで、どなたかが書かれたのかと思ったら、なんと敬愛する吉村先生の著書ではありませんか!
吉村先生は既に鬼籍に入られているので当然かなり前の震災についてですが、
恥ずかしながら私はこのような著書があるのを全然知りませんでした。
すぐさま購入しようかと思ったのですが、大嫌いな文春文庫なのでやめました。
今は他にもいろいろ読む本がたまっているので、中古をネットショップで買おうかと思います。
吉村先生、ごめんなさい
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