「…………………」
問題をじっと見つめる。
更に見つめる。わからない。
教科書に目をやって、読む。問題集に戻る。やっぱりわからない。
直線Pと直線Tがこうだからああで、それで――
「彰子、どうした? 眉間に皺が出来てるよ」
声をかけられて、彰子ははっとなって顔を上げた。
テーブルの向かいの昌浩がこちらを見ている。
「うん、ちょっと、図形問題がわからなくて……」
「図形? どれどれ……、ああ、これは俺も最初判らなかったなー」
「頭こんがらがっちゃって……もう、ねじれとかわかんない」
男は空間を把握するのが得意なのだという。
ならば女の自分に判るわけがない、と彰子は思うのだが、結局は言い訳にすぎない。
昌浩が説明し始めたので、大人しく聞くことにした。
すいません、ねじれとかがわかんないのは未森です(爆)
問題をじっと見つめる。
更に見つめる。わからない。
教科書に目をやって、読む。問題集に戻る。やっぱりわからない。
直線Pと直線Tがこうだからああで、それで――
「彰子、どうした? 眉間に皺が出来てるよ」
声をかけられて、彰子ははっとなって顔を上げた。
テーブルの向かいの昌浩がこちらを見ている。
「うん、ちょっと、図形問題がわからなくて……」
「図形? どれどれ……、ああ、これは俺も最初判らなかったなー」
「頭こんがらがっちゃって……もう、ねじれとかわかんない」
男は空間を把握するのが得意なのだという。
ならば女の自分に判るわけがない、と彰子は思うのだが、結局は言い訳にすぎない。
昌浩が説明し始めたので、大人しく聞くことにした。
すいません、ねじれとかがわかんないのは未森です(爆)