**ももくり日記**

なんでもない日常が大切で・・・

里親募集終了

2007-10-23 | ねこ
日々の戯言日記なのに、ここ数日動物ネタばかりで、
時には深刻さ満載でお送りしてきましたが、
今日の日記にこのお知らせが書けて、本当に良かったです。

白ぶち子ちゃんの里親さんが決まりました。

ひとしきり感動。
先生のところに出入りしている里親ボランティアの方の、
お知り合いです。新しい里親さんは、近所の方ではないので、
そのボランティアさんを通じて手渡される事となりました。

キジトラ君と違い、今後も先生のところへやってくる可能性は
ありません。ある意味お別れです。
でも仲介のボランティアさんは、ものすごく厳しい里親条件のもと、
それをクリアできた方にのみ、譲渡する確かな方針をお持ちの方ということです。
今回も、ご自分で保護した猫ちゃんを先生に診てもらっていて、
その猫と白ぶち子ちゃん、2匹とも、ぜひ飼いたいという希望を、自分の知り合い
からいただいたということで、譲渡するところまでこぎつけて頂きました。

自分達で探した里親さんではないので、今後の様子が知りたいとか、
お会いしたいという気持ちは、ぐっと抑えてお任せしました。
私達は保護をし、治療をさせただけ。
その後は、先生を通じて2つのご縁を結んでもらったということになります。

今回大きく学んだ事は、
共働きで、既に先住猫4匹がいる私達には、短期間で里親をじっくり吟味して
探すことは正直難しかったです。(当たり前か・・)
少ない友人も、家族も全滅、里親掲示板も全滅で、もはや手札これまでといった
情けない状況で、考えが甘かったと落ち込みました。

先生が治療室展示にしてくれたおかげで、先生のよく知る方、
その知り合いにもらわれていくことができて、本当に良かったです。
もちろん、キジトラ君の時にも思いましたが、気持ち的には、
今後の様子がとても気になるものです。とっても。
でも、私達は何もできなかったので、それ以上の贅沢は望めません。
みなさんの善意にお任せするほかなかったのですから。

2匹とも確かな人にもらわれたということで、一線を引いて、
後は子猫2匹の幸せを願うだけです。運のよい可愛い子達なので、
飼い主さんを幸せにでき、彼ら自身も幸せになれると信じます。
先生も、私達の心配する気持ちを受け止めてくれた上で、信じて下さい!と
何度も言ってくれました。

そうやって、ある部分をドライに考えることで、少しでも多くの
ノラにゃんを里子に出していけるのだと思います。

今思うと、ミズオを譲ってくれたボランティアさんは、
よく見知らぬ私達にミズオを任せてくれたなぁ・・と思います(笑
猫を飼うのは初めてです。ワクチンってなんですか?
共働きで日中はふたりとも家にいません。
東京の狭いマンションです。

【写真;ちびミズ】・・・だもんなぁ。
私だったら譲らない。(笑
よく知る妹が動物病院に勤めていたので、その姉夫婦ということで、
住居審査もなく、ミズオは我が家にやってきました。
飼うと決めてから、ボランティアさんの家で1ヶ月。
トイレ躾などもしてもらって、800g超えてからようやく引き取りました。
ボランティアさんの家は広い一戸建てでした。太陽の光がさんさんと差し込む
リビングで、ミズオはころころ転げていました。
先住猫と相性がよければ、手放さなかったんじゃないかなと思います。
存分に、家族みんなに可愛がられていましたから。

年に1度、彼女には写真満載の年賀状を出しています。
だから、トモ、のろ、ちびと、ミズオに仲間が増える様子を、
年賀状で報告できた時に、「ミズオもすっかりお兄さんになって、
にぎやかでいいですね~」と言ってもらった時は、
やっぱり大なり小なり不安・心配だったろうなぁ。って思ったんです。
それが、里子に出す方の当然の懸念でしょう。
今は胸をはって、猫ばかでは負けませんと言えるところだけれど・・。
いろいろ勉強しました。私達も。
確かに子猫のミズオに、だいぶ寂しい思いをさせたのは事実です。

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ま、そんなわけで、近所で増えてしまったノラにゃん2匹を、
無事新しい飼い主さんの元へ引き渡せて今一段落。というところ。
本当は、4匹がまだ揃っていた時に行動を起こせば、あと2匹の縁を
結べたかも知れないけれど、たらればの話はしてもむなしく。
いなくなってしまった2匹の分も、キジトラ君としろぶち子ちゃんには
幸せになって欲しいです。

私達の里親探しは、全責任ですべてを自分達で行ったものではないので、
決して「満点」とは言えません。
今後も何かあるたびに、子猫を保護するだけして、
あとは、先生にお任せなんてできないわけですから。
できれば、自分の知り合いに譲ることができ、今後もお付き合いして
いったり、交流があるほうがベターです。
また厳しい里親条件をクリアしていただける方を自力で探すだけです。

かといって、自分の家で保護し、きちんと行く先決まるまで面倒を見たうえで、
次々と里親に出せる度量とか、ドライさも現時点ではないでしょう。
きっと情がうつって、うー・・やだ。とか言い出すのが「私」です。
人を信用できない完璧主義の方はそうやって自分で何十匹も抱え込むことになり、
結局もともといた猫達にとって、環境が悪くなってしまうなんて例もあります。
でも、それでは本来の飼い主として失格なのです。本末転倒ってやつです。
生き物ですし、1匹1匹寿命をまっとうしてもらうまで経費もかかります。
よりよい環境へばしっ!と送り出せる度量や経験は必要ですね。

今回に限っては、子猫達が運を呼び寄せ、いろんな障害をクリアして、
いろんな方の協力を得て、実った結果です。
本当に短期間でいろいろ勉強させてもらいました。
応援していただいた方、見守ってくれた方の温かい言葉、
どれもこれも励みになりました。
改めてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

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