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映画『亜人 -衝突-』

2016年05月24日 | 映画鑑賞記
先週見てきました、映画『亜人-衝突-』の感想を♪

人気コミックをアニメ映画化した3部作の第2部。
私は、原作コミックスは未読。
劇場版第1部は映画館で鑑賞。
そして、アニメの方も見たかったのですが、うっかり見逃してしまいまして(>_<)

でも、この劇場版第2部が、アニメの総集編的な感じもあるとのことで。助かりました~。

第1部がとても面白かったので、続きも楽しみに映画館へ足を運びましたです。


■ 劇場アニメ3部作 第2部『亜人 -衝突-』予告編




見た目はヒトと全く変わらないのに、決して死なない人間「亜人」。
自分が亜人であるのか、普通の人間なのかは、死んでみないと分からない・・・。けれども、国が把握している亜人の数は、まだごくごく少ない・・・。

学校帰りにトラックにはねられ即死したはずなのに、その場で生きかえってしまった高校生の永井圭。
彼は、国内3例目の亜人と認定され、国の亜人管理委員会によって拘束、残虐な人体実験をされ続けます。
そこに、謎の人物・佐藤が乗り込み、圭を救出。
しかし、圭は、佐藤とも対立し、亜人研究所からも、佐藤の元からも逃走・・・。

というのが、第1部までの展開でした。

第2部では、山間の田舎に逃れた圭が、そこに住むおばあさんに匿って貰いながら、密かにIBM(Invisible Black Matter)を操る訓練に励んでいました。
一方、圭を救出した佐藤は報道陣の前で、亜人管理委員会の残虐な真実を暴露。
亜人の権利を訴え、日本全国に潜んでいる亜人達に、今こそ力を合わせて国に立ち向かおう・・・と訴えかけるのでした。
こうして、佐藤のもとに集結した亜人達は、佐藤の計画する大量虐殺テロに賛同。
しかし、それに同意できない亜人の一人、中野攻が佐藤の元から脱出し、逃げ込んだ山奥で圭に出会います。
佐藤のテロを共に止めようと圭に訴えかけるものの、相手にされなかった攻は、圭によって山の中のコンテナに閉じ込められてしまうのでした。

一方、佐藤は仲間と共に着々とテロの準備を進め、厳戒体制にも関わらず、やすやすと第1ウエーブを起こします。
これによって、国の亜人狩りがより激しいものとなり、山奥で静かに暮らしていた圭の元にも、亜人管理委員会の手が伸びることになります。

攻と共に追手から逃れた圭は、テロの第2ウエーブを予告する佐藤に対抗する為、管理委員会の戸崎に接触し・・・。


という展開。

原作コミックス未読なので前知識無く見ているのですが、とても面白かったです。

第1部は、亜人を使った残虐な実験シーンが凄く怖かった印象なのですが、第2部は、第1部よりも物語に動きがあり、終始ドキドキでした!!

いよいよ、亜人vs人類の大決戦の始まりなのですね。

見所は、やっぱり、佐藤さんの大活躍・・・でしょうか?

佐藤さんカッコイイ!!←

第1部では、ラストのラストまで飄々として掴みどころのない雰囲気のおっちゃんでしたが。
かなり怖いです!
そして、抜け目なくて、亜人としての能力もハンパない。

あの厳戒態勢なビルで、どうやってテロを起こすのだろう?と思っていたら、まさかまさかの・・・あんなやり方で!!(でも、原作とはやり方が違うのですよね!)
ビル倒壊のシーンや、その後の戦闘シーンなど、凄い迫力です。

そして、この、何の罪もない人々を巻き込んでテロは酷過ぎる・・・とも思ったのですが。
でもでも、第1部で管理委員会達が、亜人に対して行ってきた非人道的で残虐な実験を見ると・・・。
決して佐藤の行為を肯定する訳では無いのですが、なんとも言えない気分になりました。


一方、色々な失態でその地位が危い亜人管理委員会の戸崎さん。
彼の過去なども少し明らかになってきて、興味深かったです。

っていうか、私、密かに戸崎さん応援派なのですが(^m^)

第1部の時から大変気になる存在でしたが、第2部で植物状態の婚約者がいる事、彼女の治療費などを捻出する為に悪に手を染め、のし上がっていった事等が分かって、より気になる存在になりました。

彼の立場もかな~り危うくなってきていますし、そんな崖っぷちの中、圭や攻と手を組み・・・今後どうなるのか、戸崎の活躍と成功を絶賛応援中!!!(笑)


第1部で圭を匿ったことで刑務所に入ることになった海斗や、その刑務所で一緒になった、羽の生えたIBMを持つ武の今後もとても気になるところ。


それにしても。
普通の人間と、そうでない特殊な能力を持つごく少数の人間。
両者の対立や、差別、はたまた、人間が行う残虐な実験などなどって、色んな映画や小説、アニメや漫画のテーマになっていますが、考えさせられるテーマですよね。

何を以ってして「人間」と定義付けるのか・・・というか。
見た目は人間なのに、実は、人間以上の凄い特殊能力を持つ存在。

普通の人間は彼らを恐れ、差別し、支配管理下に置きたがる。
ヒトではないとみなし、実験動物のように扱う。
けれども、彼らもまた、単に特殊能力がある・・・というだけで、普通の感情を持つ同じ人間に変わりはない訳で。

こうして、抑圧された彼らが、やがて人間に対して対抗すると、人間は為す術もなく・・・。

本当は、両者の違いを分かり合って共存していくのがベストなのですが、どうしてもそうはならない。そして戦争になっちゃうのですよね。

『X-MEN』シリーズとかでも毎回考えさせられるテーマです。

でも、こういう差別意識というか、「自分と違う者を理解出来ない、だから排除したい」っていう感覚は、別に亜人とか超能力者とかのフィクションの世界だけではなく、実際、私達の身の周りでも見られることではないかと思うのです。
人間が無意識の内に、持っている感情なのかもしれない・・・それが、現実世界でのイジメやら差別に繋がっていると思うと、怖かったです。



この作品は、三部作とのことで、次回で終わり・・・なのかな?
っていうか、完結するのかな??

次作もとても期待しています!


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