今日は、先週、公開初日で見てきました、映画『リメンバー・ミー』の感想を♪♪
ディズニー×ピクサーの最新作。
昨年から、とても楽しみにしていました!!!
■『リメンバー・ミー』予告編
大家族の中で、愛情に包まれて暮らしている少年ミゲル。彼の街が生んだ、今は亡き伝説のミュージシャン、エルネスト・デラクルスに憧れ、彼もまたミュージシャンになることを夢見ています。
しかし、彼の家は、家族ともども、音楽は禁止!!
なぜなら、彼のひいひいおじいさんが、家族を捨てて、音楽の道に進んでしまったから・・・。
そんな、自分の生まれるずっとずっと前の出来事で、大好きな音楽を厳しく禁じられていることに、納得のいかないミゲルは、家族に隠れて秘密の屋根裏部屋で、デラクルスのビデオを見ながら、ギターの練習を続けているのでした。
すると、ある時、ビデオに映るデラクルスのギターと、顔の部分が破られたひいひいおじいちゃんの写真に写るギターが、全く同じ物であることに気が付きます。
自分のひいひいおじいちゃんが、伝説のミュージシャン、デラクルスだったなんて!!と確信したミゲルは大興奮。
しかし、それを家族に問いただすと、家族は呆れたり、怒ったり。
更に、おばあちゃんは激怒し、ミゲルのギターも壊してしまうのでした。
ショックを受けたミゲルは、初めて家族に対し大反発し、家を出ます。
そして、「死者の日」の祭の音楽コンテストに、勝手に出場しようとするのでした。
けれども、ギターの腕前に自信はあるものの、肝心のギターをおばあちゃんに壊されてしまったので、このままではコンテストに出場できない・・・。
「ひいひいおじいちゃんに、ちょっと借りるだけ・・・」とデラクルスの霊廟に飾ってあるギターを手に取った瞬間・・・。
世界は一変!!
ミゲルは、「死者の国」に飛ばされてしまうのでした。
戻る方法は、死者の世界にいる家族からの「許し」を得ること。
そして、日の出までに、元の世界に帰らないと、永遠に生者の国には戻れない。
それどころか、家族にすら忘れられてしまうというのです。
けれども、ひいひいおばあちゃん達は、その「許し」に、必ず、音楽禁止の条件を付けてしまう。
ミゲルは、自分を生者の世界へ戻してくれて、且つ、音楽をやることを許してくれる家族・・・つまり、ひいひいおじいちゃんのエルネスト・デラクルスを、探すことを決心します。
そして、ひょんなことから、友達になった、ヘクターという死者の手を借り、ひいひいおじいちゃん探しの冒険に出るのでした。
というお話。
以下、【ネタバレ有り】の感想なので、これから映画を見られる方は、気を付けてください!!
私、劇場予告くらいの前知識しかなかったのですが・・・。
映画を見て、驚きました!!
良い意味で、思っていたストーリーとは全然違って、予想を裏切る真相、とても面白かったです(*><*)
すっかり予告編に騙されてしまいました(*^^*)
いやいや、でも、これは、ちょっと考えたら、推理できたかもしれませんね。
パンフレットやグッズ類のデザインが大きなヒントです。
でも確かに、ミゲルが、「僕のひいひいおじいちゃんは、伝説のスター、エルネスト・デラクルスなんでしょ!!」って大はしゃぎしている時の家族の対応も、皆、「何をおかしなことを(--;」って感じでしたものね。
あの時、少し、違和感を感じていたのに~。
推理できなかったとは、不覚なり~(笑)
良い意味でダマサレタって感じで、真相が分かった時はとても清々しく、気持ち良かったです。
ちょっぴりミステリ要素もありで、こういう物語、大好きです。
そして、この作品、家族をテーマにした感動の物語というだけでなく、色々と、見どころが多くて面白かったです。
メキシコが舞台ということで、メキシコの文化・風習が色濃く描かれていたのも、とても興味深い点でした。
華やかに飾られた祭壇、ガイコツの飾り物、切り絵、陽気な人達、溢れる音楽。
太陽を身近に感じられる明るくて、暖かな町。
凄く綺麗で、圧巻でした。
そして、そんな街に住む、ミゲルとその家族達。
ひいおばあちゃんも、おばあちゃんも居る、大家族です。
皆が、ご先祖様を大切に暮らしているところにも、ジーンと来ました。
日本も昔は大家族で、お仏壇を大切にして暮らしていたでしょうし、そういう点で、日本の文化と通じる部分も感じましたです。
ご先祖様が帰って来る「死者の日」というのも、どうしても、日本の「お盆」を思い出しちゃいましたし。
国や風習、文化は違っても、ご先祖様を大切にし、そして、ご先祖様が今生きている私達を見守ってくれていると考える思想は同じなんだなぁって、共感しました。
なにより、良いなぁって思ったのが、ミゲルの家族が、皆、ひいおばちゃんをとても大切に敬って暮らしているところ。
もう自分では歩けなくて、記憶すら曖昧になってきている超高齢のひいおばあちゃんだけど、家族皆が、ひいおばちゃん大好きって感じで。
決して、ないがしろにしたり、厄介者扱いしたりせず、ごく自然に大切にしているところが凄く好きでした。
それに。
過去の哀しい出来事から、音楽を厳しく禁じているミゲル一家の中で、特に、音楽に対して厳しいのはおばあちゃんでしたが。
そのおばあちゃんも、決して、意地悪で音楽を禁止している訳では無いのですよね。
映画の冒頭では、あまりに理不尽で。意地悪にすら感じましたが、最後まで映画を見ると、それは、おばあちゃんの母親であるひいおばあちゃんを想ってのことだったのではないかなぁって。
必ず帰って来ると約束したお父さんが帰って来なかった・・・。そんな悲しい出来事を、ひいおばあちんに想い出させないようにしていたのかなって。
もちろん、理不尽に大好きな音楽を禁じられるミゲルにとっては、納得いかない事この上ないですし、私も、そういう理不尽な禁止は嫌いですが、でもでも、ひいおばあちゃんを想う、おばあちゃんの気持ちも、分かるような気もしました。
そんな、互いを想い合う大家族・・・素敵でしたね。
ちょっとした誤解で、代々に渡り、悲しい想いをし続けていた家族が、真実を知るきっかけが、今回の事件で。
これも、きっと、生と死を超えての家族の結びつきが起こした奇跡なのかなぁって、思えました。
ひいひいおじいちゃん・・・家族を捨てて帰らなかったのではなくて、家族の元に帰ろうとしてて帰ることが出来なかったのですよね(;;)
もちろん、大成功を収めたスター、エルネスト・デラクルスではありません。
そのエルネストに殺された、ヘクターだったとは!!
確かに、キービジュアルから推測出来ましたよね。
それに、死者の国に居たデラクルス・・・主人公のおじいちゃんとしては、ちょっと「???」って感じること多かったですし。ぶっちゃけ、あまり良い人間ではなさそうで、驕った人っぽかったし。
それより、最初から、お友達になっていたヘクター。
もちろん、互いに家族だとは知らなかった訳ですが、でも、あの出逢いが「ご縁」だったのですよね。
ちゃんと、家族として繋がっていた。素晴らしい真実でした。
映画を見ていると、どうしても、日本のお盆を思い出してしまいます。
なので、亡くなった身近な人を思い出し、ミゲルが死者の世界を冒険している間は、ウルウルと来るシーンも多かったです。
そして、キラキラと輝く死者の国がとても美しくて。
その映像美にも圧倒されました。
「死」に対する暗いイメージはそこにはなく、明るく華やかで。
私の祖父や祖母、母も、あんなキラキラした世界で平穏に暮らしていたらいいなぁ、そして、そこから、私達を見守ってくれていたらいいなぁって思いました。
本当に、映像、音楽、ストーリー、どれも素晴らしかったです。
身近な故人を思い出し、涙すると思いますが、そうして故人を思い出すのも、良いことではないかなぁと思える作品でした。
例え死んでも、生きている人が忘れない限り、永遠に生きている・・・。
そう思わせてくれるお話です。
ディズニー×ピクサーの最新作。
昨年から、とても楽しみにしていました!!!
■『リメンバー・ミー』予告編
大家族の中で、愛情に包まれて暮らしている少年ミゲル。彼の街が生んだ、今は亡き伝説のミュージシャン、エルネスト・デラクルスに憧れ、彼もまたミュージシャンになることを夢見ています。
しかし、彼の家は、家族ともども、音楽は禁止!!
なぜなら、彼のひいひいおじいさんが、家族を捨てて、音楽の道に進んでしまったから・・・。
そんな、自分の生まれるずっとずっと前の出来事で、大好きな音楽を厳しく禁じられていることに、納得のいかないミゲルは、家族に隠れて秘密の屋根裏部屋で、デラクルスのビデオを見ながら、ギターの練習を続けているのでした。
すると、ある時、ビデオに映るデラクルスのギターと、顔の部分が破られたひいひいおじいちゃんの写真に写るギターが、全く同じ物であることに気が付きます。
自分のひいひいおじいちゃんが、伝説のミュージシャン、デラクルスだったなんて!!と確信したミゲルは大興奮。
しかし、それを家族に問いただすと、家族は呆れたり、怒ったり。
更に、おばあちゃんは激怒し、ミゲルのギターも壊してしまうのでした。
ショックを受けたミゲルは、初めて家族に対し大反発し、家を出ます。
そして、「死者の日」の祭の音楽コンテストに、勝手に出場しようとするのでした。
けれども、ギターの腕前に自信はあるものの、肝心のギターをおばあちゃんに壊されてしまったので、このままではコンテストに出場できない・・・。
「ひいひいおじいちゃんに、ちょっと借りるだけ・・・」とデラクルスの霊廟に飾ってあるギターを手に取った瞬間・・・。
世界は一変!!
ミゲルは、「死者の国」に飛ばされてしまうのでした。
戻る方法は、死者の世界にいる家族からの「許し」を得ること。
そして、日の出までに、元の世界に帰らないと、永遠に生者の国には戻れない。
それどころか、家族にすら忘れられてしまうというのです。
けれども、ひいひいおばあちゃん達は、その「許し」に、必ず、音楽禁止の条件を付けてしまう。
ミゲルは、自分を生者の世界へ戻してくれて、且つ、音楽をやることを許してくれる家族・・・つまり、ひいひいおじいちゃんのエルネスト・デラクルスを、探すことを決心します。
そして、ひょんなことから、友達になった、ヘクターという死者の手を借り、ひいひいおじいちゃん探しの冒険に出るのでした。
というお話。
以下、【ネタバレ有り】の感想なので、これから映画を見られる方は、気を付けてください!!
私、劇場予告くらいの前知識しかなかったのですが・・・。
映画を見て、驚きました!!
良い意味で、思っていたストーリーとは全然違って、予想を裏切る真相、とても面白かったです(*><*)
すっかり予告編に騙されてしまいました(*^^*)
いやいや、でも、これは、ちょっと考えたら、推理できたかもしれませんね。
パンフレットやグッズ類のデザインが大きなヒントです。
でも確かに、ミゲルが、「僕のひいひいおじいちゃんは、伝説のスター、エルネスト・デラクルスなんでしょ!!」って大はしゃぎしている時の家族の対応も、皆、「何をおかしなことを(--;」って感じでしたものね。
あの時、少し、違和感を感じていたのに~。
推理できなかったとは、不覚なり~(笑)
良い意味でダマサレタって感じで、真相が分かった時はとても清々しく、気持ち良かったです。
ちょっぴりミステリ要素もありで、こういう物語、大好きです。
そして、この作品、家族をテーマにした感動の物語というだけでなく、色々と、見どころが多くて面白かったです。
メキシコが舞台ということで、メキシコの文化・風習が色濃く描かれていたのも、とても興味深い点でした。
華やかに飾られた祭壇、ガイコツの飾り物、切り絵、陽気な人達、溢れる音楽。
太陽を身近に感じられる明るくて、暖かな町。
凄く綺麗で、圧巻でした。
そして、そんな街に住む、ミゲルとその家族達。
ひいおばあちゃんも、おばあちゃんも居る、大家族です。
皆が、ご先祖様を大切に暮らしているところにも、ジーンと来ました。
日本も昔は大家族で、お仏壇を大切にして暮らしていたでしょうし、そういう点で、日本の文化と通じる部分も感じましたです。
ご先祖様が帰って来る「死者の日」というのも、どうしても、日本の「お盆」を思い出しちゃいましたし。
国や風習、文化は違っても、ご先祖様を大切にし、そして、ご先祖様が今生きている私達を見守ってくれていると考える思想は同じなんだなぁって、共感しました。
なにより、良いなぁって思ったのが、ミゲルの家族が、皆、ひいおばちゃんをとても大切に敬って暮らしているところ。
もう自分では歩けなくて、記憶すら曖昧になってきている超高齢のひいおばあちゃんだけど、家族皆が、ひいおばちゃん大好きって感じで。
決して、ないがしろにしたり、厄介者扱いしたりせず、ごく自然に大切にしているところが凄く好きでした。
それに。
過去の哀しい出来事から、音楽を厳しく禁じているミゲル一家の中で、特に、音楽に対して厳しいのはおばあちゃんでしたが。
そのおばあちゃんも、決して、意地悪で音楽を禁止している訳では無いのですよね。
映画の冒頭では、あまりに理不尽で。意地悪にすら感じましたが、最後まで映画を見ると、それは、おばあちゃんの母親であるひいおばあちゃんを想ってのことだったのではないかなぁって。
必ず帰って来ると約束したお父さんが帰って来なかった・・・。そんな悲しい出来事を、ひいおばあちんに想い出させないようにしていたのかなって。
もちろん、理不尽に大好きな音楽を禁じられるミゲルにとっては、納得いかない事この上ないですし、私も、そういう理不尽な禁止は嫌いですが、でもでも、ひいおばあちゃんを想う、おばあちゃんの気持ちも、分かるような気もしました。
そんな、互いを想い合う大家族・・・素敵でしたね。
ちょっとした誤解で、代々に渡り、悲しい想いをし続けていた家族が、真実を知るきっかけが、今回の事件で。
これも、きっと、生と死を超えての家族の結びつきが起こした奇跡なのかなぁって、思えました。
ひいひいおじいちゃん・・・家族を捨てて帰らなかったのではなくて、家族の元に帰ろうとしてて帰ることが出来なかったのですよね(;;)
もちろん、大成功を収めたスター、エルネスト・デラクルスではありません。
そのエルネストに殺された、ヘクターだったとは!!
確かに、キービジュアルから推測出来ましたよね。
それに、死者の国に居たデラクルス・・・主人公のおじいちゃんとしては、ちょっと「???」って感じること多かったですし。ぶっちゃけ、あまり良い人間ではなさそうで、驕った人っぽかったし。
それより、最初から、お友達になっていたヘクター。
もちろん、互いに家族だとは知らなかった訳ですが、でも、あの出逢いが「ご縁」だったのですよね。
ちゃんと、家族として繋がっていた。素晴らしい真実でした。
映画を見ていると、どうしても、日本のお盆を思い出してしまいます。
なので、亡くなった身近な人を思い出し、ミゲルが死者の世界を冒険している間は、ウルウルと来るシーンも多かったです。
そして、キラキラと輝く死者の国がとても美しくて。
その映像美にも圧倒されました。
「死」に対する暗いイメージはそこにはなく、明るく華やかで。
私の祖父や祖母、母も、あんなキラキラした世界で平穏に暮らしていたらいいなぁ、そして、そこから、私達を見守ってくれていたらいいなぁって思いました。
本当に、映像、音楽、ストーリー、どれも素晴らしかったです。
身近な故人を思い出し、涙すると思いますが、そうして故人を思い出すのも、良いことではないかなぁと思える作品でした。
例え死んでも、生きている人が忘れない限り、永遠に生きている・・・。
そう思わせてくれるお話です。