goo blog サービス終了のお知らせ 

★ベルの徒然なるままに★

映画、ゲーム、アニメ、小説、漫画・・・管理人ベルの、大好きな物をいっぱい集めた徒然日記です。

映画『亜人』

2017年10月11日 | 映画鑑賞記
今日は、先週見て来ました、映画『亜人』の感想をば♪♪

人気コミックスの実写映画化。
私は原作コミックスは未読ですが、アニメ映画の三部作は全て、劇場にて見ていました。

アニメでは主人公は医学部を目指す高校生でしたが、実写映画では、研修医・・・大人の設定になっていたのですね!

■映画『亜人』予告編



交通事故でトラックと衝突した、研修医・永井圭。
トラックに轢かれ死亡したはずの彼は、しかし、死亡直後、野次馬達の見ている中で、生き返るのでした。
それは、すなわち、彼が、不死身の新人類「亜人」であるという事の証。
国内3例目の亜人とされた圭は、「保護」という名目で、政府の亜人研究施設に隔離されます。
しかし、「保護」というのは真っ赤な嘘。
亜人研究施設では、死なないことを良いことに、亜人を人体実験材料とし、非人道的で残虐な行為を繰り返していたのでした。
こうして、圭は、何度も何度も殺され続ける実験材料となります。
そんな彼を助けに来たのが、「帽子」と呼ばれる亜人のテロリスト・佐藤。
佐藤は、圭に、仲間になり、共に人間達を倒し、亜人の為の国家を作ろうではないか・・・と誘いかけます。
しかし、圭がそれに応じなかったために、佐藤は圭を敵視。圭を潰すこと、そして、日本という国家を転覆させる計画を始動。
人間達に宣戦布告となる、テロ予告を発信します。
一方、圭は、政府から追われる身になりつつも、なんとか佐藤の暴走を止めようと戦いに出るのでした。


原作は未読ですが、アニメ映画の3部作を見ていたので、大体のお話や登場人物は、頭に入っていました。

でも、この実写映画版では、色々な要素がバッサリされていたところに驚き!!

まず、冒頭からいきなり、圭の人体実験シーンです。

彼が亜人であると発覚したシーンなどは、その中での回想として描かれるのです。

アニメでは、圭が亜人と分かり、逃亡する手助けをしてくれる友達が居たり~と、その人体実験シーンに辿り着くまで、色々なエピソードがありましたが、いきなりの人体実験シーン!!

ちょっと衝撃でした。そして、実験シーン・・・怖かったです(>_<)
死なないからって、手足や体中を、生きたまま切り刻まれるのは・・・(--;

という訳で、圭の友人とのエピソードがないので、そもそも、友達自体も出て来ません。

人体実験のシーンからの、佐藤さん登場、そして、あっという間に、圭vs佐藤という構図・・・と展開していきます。

色んな登場人物がカットされ、必要最小限になっていた所為でしょうか、本当に、全体を通してみても、圭と佐藤の戦いって感じで。

W主人公なのかな?

いやいや、わたし的には、佐藤の方が主人公な印象を受けましたです。

というのも、友達とのエピソードなどをカットした所為か、いまいち、圭の心情が分かりにくくて。
もちろん、佐藤の暴走を許さない・・・っていう気持ちで戦っているのは分かるし、それは、妹を守りたいからでもあるんだろうなぁというのは分かるんだけど、ちょっと共感し難かったような。
てか、何を考えているか分からない感じ?

あれだけ残虐非道な仕打ちを受けた直後なのに、佐藤の側に与しないっていうのも、その心情が分かりにくかったです。

寧ろ、佐藤の方が、彼がこれまでに受けて来た仕打ち、それによる絶望や恨みが、よく分かって。

ヘラヘラ笑って、飄々としているところに、逆に、空恐ろしさを感じました。

それゆえ、悪役なんだけど、私は佐藤サイドに気持ちが行って、鑑賞してたかなぁ。

とにかく、細かいエピソードなどはなくて、ほぼ全編にわたり、バトルシーンだった気がするのですが、そのアクションが圧巻でした。
また、亜人が出すIBMのCGも凄かったです。

なので、ストーリーというよりは、そのテンポとアクションを楽しむ感じでした。

でも、凄く面白かったです。

文字通り、人間離れした亜人達の戦う様子、また、亜人としての特性を利用した奇策、お互いに不死身の者同士、いかに相手を出し抜くか・・・という駆け引きも面白かったです。

亜人仲間を集め、テロ組織を作り、圧倒的な力で襲い掛かって来る佐藤。
対する圭側は、数でも、武器でも、組織でも、めちゃくちゃ不利です。
それを、いかに頭脳で応戦するか。
圭の頭脳と、亜人としての力の見せ所でもありましたね。

元々が長い作品なので、全てを実写映画の中で描くことは出来なかったのでしょうが、その分、バトルアクション映画として、「魅せ」てくれた気がしました。


そうそう。
ネットでもちょっと話題になっていた、全裸で再生シーン(笑)

なるほど~って感じでしたね。

てか、ラストのバトルの時、圭が片手を失ったまま戦っていたのも、それを踏まえた伏線だったのですよね。
気が付かなかったので、ラストのラスト、圭が復活した時は、「なんとっ!」と感心しちゃったです。

このオチ、見ている時に推理したかった~(笑)


本当に面白いバトルエンターテイメントでした。

圭役の佐藤健さんもカッコ良かったですが、佐藤役の綾野剛さんもカッコ良かったです!!
綾野さんの佐藤は、すっごくアニメよりな感じで、そこも興味深かったですし。
また、玉山鉄二さんの戸崎、城田優さんの田中も、良い雰囲気でした(*><*)

そして、さりげなく(?)、IBMの声が、宮野真守さんだったのにも、思わず、ニンマリ♪♪