先週の水曜日に見て来ました、映画『晴天の霹靂』。
今日は、その感想をば☆
■映画『青天の霹靂』予告編
予告編のイメージ通りの作品・・・というか、予告編だけで、物語の大体の部分は想像出来ちゃって、で、その想像通りのお話だったのですが、でもでも、とても感動的な良い物語でした。
主人公の晴夫は39歳の売れないマジシャン。
自分の後輩がテレビに出て、ブレイクしたりするのを横目に、自身は、冴えない日々を送っています。
金銭面でも貧しくて、惨めな生活。
冒頭の晴夫の台詞・・・子供の頃は、平凡で普通な人生を送る奴らを馬鹿にしていたけど、今になってつくづく思う。平凡で普通の人生を送るっていうのが、いかに難しい事なのか・・・という感じのものがあるのですが、なんだか、重かったなぁ。
今のご時世だと、確かに、平凡であることも困難なのかもしれないですよね。
で。
そんな彼は、自分の人生が惨めなのは、最低な両親の所為だと思っているのです。
父親は、妻が有りながら、外に女を作った。
そんな父親に愛想をつかした母親は、赤ん坊だった自分を置いて出て行って、それっきり。彼は母親の顔すら知らない。
そして、母が居ないため、唯一の家族である父親ですが、晴夫は、ラブホテルの清掃員の仕事をしていた父親を馬鹿にし、高校を卒業してからは一切連絡を取っていない。
父親とも母親とも、生き別れ状態になったまま、39歳という年令になっていました。
が。
彼の元に、警察から連絡が入るのですよね。
ホームレスになっていた父・正太郎が死体で発見された・・・と。
父の遺骨を引き取り、父が暮らしていた河川敷の段ボールハウスを覗いた晴夫は、そこに、大切に保管されていた、お菓子の缶を見つます。
その中には、生まれたばかりの自分を抱く、若き日の父の写真が。
それを見て、号泣していたところ、まさに青天の霹靂!!!!!
晴夫めがけて、雷が落ち。
雷に打たれて、気を失った彼が目が覚めた時は・・・・。
そこはなんと、40年前の世界。
彼が生まれる1年前の昭和48年にタイムスリップしていたのです。
最初は戸惑っていた晴夫ですが、どうせ、自分には居場所も帰る場所も無いんだから~と、昭和48年の世界で生きて行こうとします。
そして、浅草の劇場で、謎のインド人ペペという芸名で、マジシャンとして働くのですが、まだ、スプーン曲げがブームになる前の時代。
彼のスプーン曲げマジックは大人気!
アシスタントをしてくれている、美人な悦子さんとも仲良くなれて、なんだか昭和48年の世界、悪くないぞ~(*^^*)と思う晴夫。
でもでもでも。
実は、悦子さんには同棲中の恋人がいて、しかも、その恋人の子供を妊娠中。
そして、この恋人って奴がダメダメなヤツで、失踪したり、警察のご厄介になったりで・・・。
妊娠中で体調の悪い悦子さんの代わりに、恋人を警察に迎えに行った晴夫はビックリ!!
なぜなら、悦子さんの恋人というのは、若き日の自分の父・正太郎だったのです。
という事は、悦子さんのお腹の中にいる赤ちゃんは、自分。。。。
今まで、両親とは縁薄い生活、特に、母親のことは一切知らなかった晴夫が、ここに来て、若き日の自分の両親と出会うことになるのでした。
そして、若き日の父も謎の中国人・チンという芸名でマジシャンをしており、ひょんなことから、二人は、「ペペとチン」というコンビを組んで、ステージに立ち、それがまたまた大ヒットして、彼ら父子は浅草の劇場の大人気ものに!!
でも。
そんな毎日が一日、一日と過ぎていき・・・。
段々と、自分の誕生日が近付いてくるのですよね。
色々とだらしないながらも、「ガキが生まれるんだから頑張らないとな!」って言ってる父。
優しくて、純粋で、正太郎のことも、お腹の子供のことも、深く愛している母。
幸せそうに見える2人なのに、この後、何が起こるのか? 母は、こんなにも優しい女性なのに、結局は自分を捨てて、出ていく癖に・・・とイラ付く晴夫ですが、そこで、衝撃の真実を知ることになります。
予告編から想像はついてましたが、ここら辺りのエピソードは、とても切なかったです。
命と引き換えに自分を生んでくれた母。
そして、自分を生んだために母が命を落とした・・・って、子供が知ったら傷つくだろうから、わざと悪者になって、「俺が外に女作ったから、愛想つかして出て行った」という嘘をついた父。
本当はマジシャンだったのに、収入が安定しないマジシャンより、どこかにちゃんと勤めた方が堅実だと思い、マジシャンの道を絶った父。
晴夫が馬鹿にしていた、ラブホテルの清掃員という職業も、実は、色々と融通が利くということで選んでいたのですよね。
今まで、ろくでもない両親の所為で、自分の人生もろくでもないものなのだ・・・と思い込んでた晴夫ですが、実は、父親からも母親からも、深く愛されて生まれて来た・・・っていうのが分かるのです。
自分が馬鹿にしていた父も、本当は、表面には出さなくても、彼の事を凄く考えてくれていた。
悦子さんが子供を産んだら死ぬかもしれない・・・と明かす正太郎に、
「そんな子供、堕ろせよ! どうせ、その子は、ロクでもない人間に育つんだから、わざわざ、そんな子生んで、悦子さんが死ぬことない!! 堕ろしちまえよ」
って詰め寄る晴夫のシーンは泣けたなぁ。
彼にとって、自分が思っていたこととは全然違う真実が、凄いショックだったのだろうなぁって。
赤ん坊の自分を捨てるような酷い女だと思っていた母親が、実は、死ぬ覚悟で自分を生んでいたこと。
彼が自分が生まれる前の世界で会った、母・悦子さんは、優しくて綺麗で・・・自分の母親は、こんなにも素敵な女性だったのに、自分なんかの為に・・・って思ったんだろうね。
そして、そんな晴夫の「堕ろせ」という言葉に怒り、彼に殴りかかる父・正太郎。
まさか、目の前にいるのが、40年後の自分の息子だなんて思いませんものね。
そんな正太郎の姿から、彼も、どれだけ悩み、苦しんでいたか、そして、覚悟を決めて父親になったか・・・というのが、晴夫にも分かったんだと思います。
ここのシーン、とても切なかったな・・・。
それから、病院のシーンも。
この時代に来たばかりの時、「自分は未来が見えるんです」と冗談めかして言っていた晴夫の言葉を信じていた悦子さん。
彼女は、自分の子は、どんな子に育つのか・・・未来を見て欲しいと、晴夫に聞くのですよね。
ここのシーンもとても切なかったです。
っていうか、もしかしたら、いや、もしかしなくても、悦子さんは母親の勘で、晴夫の事を未来から来た自分の子だ・・・って気付いたのかもしれないですね。
不思議なことでも信じちゃう、純粋なところのある女性でしたし。
そして、きっと、自分はこの子の未来を見ることは出来ない・・・とか確信するのかも(;;)
そうそう。
冒頭のシーンで、ホームレスになっていた父が大事に持っていたお菓子の缶。
あれ、悦子さんのだったのですね。
悦子さんが、あの缶に、母子手帳や、赤ちゃんのお洋服を編む毛糸を入れたりしていましたものね。
あの時のまま、大事に大事に・・・ホームレスになっても、ずっと、持っていた、というのも切なかったですし。そこからも、正太郎が、いかに、悦子さんや子供を愛していたのかが分かりました。
そしてそして、ラストのシーン。
晴夫と正太郎がエントリーしてたコンテストの最終選考日。
マジシャンを辞めた正太郎は出ず、晴夫一人でステージに立つわけですが・・・。
このシーン、圧巻でした。
冒頭の、やる気のない目で、マジックをやっていた晴夫とは違い、目も顔も、輝いていた。
顔付も全然違って、「カッコイイ!!!!!(≧▽≦)」って思える、惚れ惚れするくらいの超一流のマジシャンっぷりでした。
自信に満ち溢れてて、素晴らしかったです。
そして、ちょうどそのころに、お産の悦子さん。
多分、晴夫が現代に帰るとしたら、こうだろうなぁ・・・と思っていた推理通りの展開でしたね(^^)b
あのラストシーンの、超カッコイイ晴夫・・・あの輝いている姿は、「自分も愛されていたんだ、望まれて生まれて来たんだ」っていう確信から来る自信なのでしょうね。
現代での彼が、ちょっと投げやりというか、何に対しても、無気力な感じだったのは、きっと、「どうせ、自分なんて、誰からも望まれてないし、愛されてないし」という絶望から来るものだったのではないかな~。だから、何をやっても、惨めだった。
でもでも。
過去にタイムスリップし、自分の出生の真実を知ったことで、自分の両親を誇りに思い、自信を手に入れたのではないかなぁと。
やっぱり、人間は誰しも、誰かに愛されていたいですものね。
自分は望まれた存在でありたいですものね。
それを子供の頃から感じられなかった晴夫は、とても可哀想でしたが、でも、真実を知って良かったのだと思います。
今までは、何をやっても上手く行かない人生だったかもしれないけど、でも、これからは、もう大丈夫!!って感じられました。
きっと、これからの晴夫の人生は、良いことばかりだと思うなぁ。
そして、ラストのラストのアレ(笑)
そこまでは、推理していなかったので、私は素直にビックリしちゃいました(^m^)
このオチについては、賛否あるみたいですが、私は、このオチ、大好きですよ。
だって、ハッピーエンドの方が良いじゃんp(^^)q
母親の件は仕方ないとしても、真実を知った今、まだ「やり直しが効く」っていうの良いじゃないですか(^^)
世の中、色々とやり直しの効かない事も多々で・・・特に、人の生き死に関してはね。
誰かが亡くなってから、「ああすれば良かった、こうすれば良かった」って後悔するのは、本当に辛い事ですもの。
だから、晴夫は、そんな後悔を背負うことなく、まだまだやり直しが効く状態であって、心から良かったと思いました。
私はこの結末、大好きです。
凄く切ないお話なんだけど、笑えるところも多々な、良い作品。
大泉洋さんのマジックも圧巻で必見です。
何だか親孝行したくなる物語でした。
今日は、その感想をば☆
■映画『青天の霹靂』予告編
予告編のイメージ通りの作品・・・というか、予告編だけで、物語の大体の部分は想像出来ちゃって、で、その想像通りのお話だったのですが、でもでも、とても感動的な良い物語でした。
主人公の晴夫は39歳の売れないマジシャン。
自分の後輩がテレビに出て、ブレイクしたりするのを横目に、自身は、冴えない日々を送っています。
金銭面でも貧しくて、惨めな生活。
冒頭の晴夫の台詞・・・子供の頃は、平凡で普通な人生を送る奴らを馬鹿にしていたけど、今になってつくづく思う。平凡で普通の人生を送るっていうのが、いかに難しい事なのか・・・という感じのものがあるのですが、なんだか、重かったなぁ。
今のご時世だと、確かに、平凡であることも困難なのかもしれないですよね。
で。
そんな彼は、自分の人生が惨めなのは、最低な両親の所為だと思っているのです。
父親は、妻が有りながら、外に女を作った。
そんな父親に愛想をつかした母親は、赤ん坊だった自分を置いて出て行って、それっきり。彼は母親の顔すら知らない。
そして、母が居ないため、唯一の家族である父親ですが、晴夫は、ラブホテルの清掃員の仕事をしていた父親を馬鹿にし、高校を卒業してからは一切連絡を取っていない。
父親とも母親とも、生き別れ状態になったまま、39歳という年令になっていました。
が。
彼の元に、警察から連絡が入るのですよね。
ホームレスになっていた父・正太郎が死体で発見された・・・と。
父の遺骨を引き取り、父が暮らしていた河川敷の段ボールハウスを覗いた晴夫は、そこに、大切に保管されていた、お菓子の缶を見つます。
その中には、生まれたばかりの自分を抱く、若き日の父の写真が。
それを見て、号泣していたところ、まさに青天の霹靂!!!!!
晴夫めがけて、雷が落ち。
雷に打たれて、気を失った彼が目が覚めた時は・・・・。
そこはなんと、40年前の世界。
彼が生まれる1年前の昭和48年にタイムスリップしていたのです。
最初は戸惑っていた晴夫ですが、どうせ、自分には居場所も帰る場所も無いんだから~と、昭和48年の世界で生きて行こうとします。
そして、浅草の劇場で、謎のインド人ペペという芸名で、マジシャンとして働くのですが、まだ、スプーン曲げがブームになる前の時代。
彼のスプーン曲げマジックは大人気!
アシスタントをしてくれている、美人な悦子さんとも仲良くなれて、なんだか昭和48年の世界、悪くないぞ~(*^^*)と思う晴夫。
でもでもでも。
実は、悦子さんには同棲中の恋人がいて、しかも、その恋人の子供を妊娠中。
そして、この恋人って奴がダメダメなヤツで、失踪したり、警察のご厄介になったりで・・・。
妊娠中で体調の悪い悦子さんの代わりに、恋人を警察に迎えに行った晴夫はビックリ!!
なぜなら、悦子さんの恋人というのは、若き日の自分の父・正太郎だったのです。
という事は、悦子さんのお腹の中にいる赤ちゃんは、自分。。。。
今まで、両親とは縁薄い生活、特に、母親のことは一切知らなかった晴夫が、ここに来て、若き日の自分の両親と出会うことになるのでした。
そして、若き日の父も謎の中国人・チンという芸名でマジシャンをしており、ひょんなことから、二人は、「ペペとチン」というコンビを組んで、ステージに立ち、それがまたまた大ヒットして、彼ら父子は浅草の劇場の大人気ものに!!
でも。
そんな毎日が一日、一日と過ぎていき・・・。
段々と、自分の誕生日が近付いてくるのですよね。
色々とだらしないながらも、「ガキが生まれるんだから頑張らないとな!」って言ってる父。
優しくて、純粋で、正太郎のことも、お腹の子供のことも、深く愛している母。
幸せそうに見える2人なのに、この後、何が起こるのか? 母は、こんなにも優しい女性なのに、結局は自分を捨てて、出ていく癖に・・・とイラ付く晴夫ですが、そこで、衝撃の真実を知ることになります。
予告編から想像はついてましたが、ここら辺りのエピソードは、とても切なかったです。
命と引き換えに自分を生んでくれた母。
そして、自分を生んだために母が命を落とした・・・って、子供が知ったら傷つくだろうから、わざと悪者になって、「俺が外に女作ったから、愛想つかして出て行った」という嘘をついた父。
本当はマジシャンだったのに、収入が安定しないマジシャンより、どこかにちゃんと勤めた方が堅実だと思い、マジシャンの道を絶った父。
晴夫が馬鹿にしていた、ラブホテルの清掃員という職業も、実は、色々と融通が利くということで選んでいたのですよね。
今まで、ろくでもない両親の所為で、自分の人生もろくでもないものなのだ・・・と思い込んでた晴夫ですが、実は、父親からも母親からも、深く愛されて生まれて来た・・・っていうのが分かるのです。
自分が馬鹿にしていた父も、本当は、表面には出さなくても、彼の事を凄く考えてくれていた。
悦子さんが子供を産んだら死ぬかもしれない・・・と明かす正太郎に、
「そんな子供、堕ろせよ! どうせ、その子は、ロクでもない人間に育つんだから、わざわざ、そんな子生んで、悦子さんが死ぬことない!! 堕ろしちまえよ」
って詰め寄る晴夫のシーンは泣けたなぁ。
彼にとって、自分が思っていたこととは全然違う真実が、凄いショックだったのだろうなぁって。
赤ん坊の自分を捨てるような酷い女だと思っていた母親が、実は、死ぬ覚悟で自分を生んでいたこと。
彼が自分が生まれる前の世界で会った、母・悦子さんは、優しくて綺麗で・・・自分の母親は、こんなにも素敵な女性だったのに、自分なんかの為に・・・って思ったんだろうね。
そして、そんな晴夫の「堕ろせ」という言葉に怒り、彼に殴りかかる父・正太郎。
まさか、目の前にいるのが、40年後の自分の息子だなんて思いませんものね。
そんな正太郎の姿から、彼も、どれだけ悩み、苦しんでいたか、そして、覚悟を決めて父親になったか・・・というのが、晴夫にも分かったんだと思います。
ここのシーン、とても切なかったな・・・。
それから、病院のシーンも。
この時代に来たばかりの時、「自分は未来が見えるんです」と冗談めかして言っていた晴夫の言葉を信じていた悦子さん。
彼女は、自分の子は、どんな子に育つのか・・・未来を見て欲しいと、晴夫に聞くのですよね。
ここのシーンもとても切なかったです。
っていうか、もしかしたら、いや、もしかしなくても、悦子さんは母親の勘で、晴夫の事を未来から来た自分の子だ・・・って気付いたのかもしれないですね。
不思議なことでも信じちゃう、純粋なところのある女性でしたし。
そして、きっと、自分はこの子の未来を見ることは出来ない・・・とか確信するのかも(;;)
そうそう。
冒頭のシーンで、ホームレスになっていた父が大事に持っていたお菓子の缶。
あれ、悦子さんのだったのですね。
悦子さんが、あの缶に、母子手帳や、赤ちゃんのお洋服を編む毛糸を入れたりしていましたものね。
あの時のまま、大事に大事に・・・ホームレスになっても、ずっと、持っていた、というのも切なかったですし。そこからも、正太郎が、いかに、悦子さんや子供を愛していたのかが分かりました。
そしてそして、ラストのシーン。
晴夫と正太郎がエントリーしてたコンテストの最終選考日。
マジシャンを辞めた正太郎は出ず、晴夫一人でステージに立つわけですが・・・。
このシーン、圧巻でした。
冒頭の、やる気のない目で、マジックをやっていた晴夫とは違い、目も顔も、輝いていた。
顔付も全然違って、「カッコイイ!!!!!(≧▽≦)」って思える、惚れ惚れするくらいの超一流のマジシャンっぷりでした。
自信に満ち溢れてて、素晴らしかったです。
そして、ちょうどそのころに、お産の悦子さん。
多分、晴夫が現代に帰るとしたら、こうだろうなぁ・・・と思っていた推理通りの展開でしたね(^^)b
あのラストシーンの、超カッコイイ晴夫・・・あの輝いている姿は、「自分も愛されていたんだ、望まれて生まれて来たんだ」っていう確信から来る自信なのでしょうね。
現代での彼が、ちょっと投げやりというか、何に対しても、無気力な感じだったのは、きっと、「どうせ、自分なんて、誰からも望まれてないし、愛されてないし」という絶望から来るものだったのではないかな~。だから、何をやっても、惨めだった。
でもでも。
過去にタイムスリップし、自分の出生の真実を知ったことで、自分の両親を誇りに思い、自信を手に入れたのではないかなぁと。
やっぱり、人間は誰しも、誰かに愛されていたいですものね。
自分は望まれた存在でありたいですものね。
それを子供の頃から感じられなかった晴夫は、とても可哀想でしたが、でも、真実を知って良かったのだと思います。
今までは、何をやっても上手く行かない人生だったかもしれないけど、でも、これからは、もう大丈夫!!って感じられました。
きっと、これからの晴夫の人生は、良いことばかりだと思うなぁ。
そして、ラストのラストのアレ(笑)
そこまでは、推理していなかったので、私は素直にビックリしちゃいました(^m^)
このオチについては、賛否あるみたいですが、私は、このオチ、大好きですよ。
だって、ハッピーエンドの方が良いじゃんp(^^)q
母親の件は仕方ないとしても、真実を知った今、まだ「やり直しが効く」っていうの良いじゃないですか(^^)
世の中、色々とやり直しの効かない事も多々で・・・特に、人の生き死に関してはね。
誰かが亡くなってから、「ああすれば良かった、こうすれば良かった」って後悔するのは、本当に辛い事ですもの。
だから、晴夫は、そんな後悔を背負うことなく、まだまだやり直しが効く状態であって、心から良かったと思いました。
私はこの結末、大好きです。
凄く切ないお話なんだけど、笑えるところも多々な、良い作品。
大泉洋さんのマジックも圧巻で必見です。
何だか親孝行したくなる物語でした。