★ベルの徒然なるままに★

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映画『グランド・イリュージョン』

2013年11月18日 | 映画鑑賞記
先日見に行きました映画の感想を♪♪

めっちゃ、コーフンしてしまいました、超面白かったです、映画『グランド・イリュージョン』。

4人のスーパー・イリュージョニスト達が行う、空前絶後、奇想天外の大イリュージョン。

大勢の観客の監視の中、ラスベガスのステージに居ながらにして、パリにある銀行の金庫から大金を盗む!

このド派手な劇場予告に魅了されちゃいまして。
もう、めっちゃ、楽しみにして、映画館に行きました。

こちらが、そのド派手な予告編↓↓↓  凄いですよぉ(≧▽≦)!!


■『グランド・イリュージョン』予告編



カリスママジシャンのアトラス、脱出マジックの天才・ヘンリー、メンタリストのメリット、カードの奇術師のジャック。
選りすぐりの天才達が集まり、結成した「フォー・フォースメン」なる、スーパー・イリュージョン・グループ。煌びやかで派手なパフォーマンスで、人気絶頂のイリュージョニスト達。

そんな彼らは、遂に、空前絶後・前代未聞の、超スーパー級のイリュージョンをラスベガスのステージで披露します。

それは。

大勢の観客が見守るラスベガスのステージ上に居ながらにして、パリにある銀行の金庫から、大金を盗む・・・というイリュージョン。

観客から無作為に選ばれた人をアシスタントにし、ターゲットの銀行も、その場で無作為に選んだもの。

それなのに。

アシスタントに選ばれた観客は、彼らの言う通り、パリの銀行の金庫に瞬間移動し、そして、そこから盗んだ大量の札束は、ラスベガスの会場の宙を舞う・・・!

そして、それと同時刻。

パリの銀行では、金庫のお金が何者かによって、根こそぎ奪われていることが発覚します。

空っぽになった金庫。

そこには、ただ、フォー・フォースメンのカードが残されているだけ。

そして、そのカードとは、観客から無作為に選ばれたアシスタントが、パリの金庫に瞬間移動した際に残して行った、まさに、そのもの。。。。。


こうして、世紀の大銀行強盗事件を解決させるために、FBIが動き出し、連行されるフォー・フォースメンのメンバー達。

がしかし。
彼らは、「どうやって盗んだんだ!?」という取り調べでも、「マジックでやっただけ」と。
結局、証拠不十分で釈放。

それでも、釈然といかないFBI捜査官のディランは、執拗にフォー・フォースメンを追い回します。

けれども、そんなディランをあざ笑うように、第二、第三のイリュージョンとして、犯罪を犯していくフォー・フォースメン。


彼らは一体、どんな魔法を使って、不可能犯罪を犯し続けているのか?

本当にトリックなのか!?

そして、そんな彼らを執念深く追う、FBIのディランは、果たして彼らを逮捕することが出来るのか!?


天才イリュージョン集団vs執念のFBI捜査官との頭脳合戦!


・・・と言ったお話なのですが。

もう、本当に、しょっぱなから、ワクワクして、超面白かったです(≧▽≦)!!



冒頭では、それぞれ、ソロで活動していた4人のマジシャン達。

彼らは、謎の招待状に導かれ、出逢い、そして、それぞれの個性を活かして大イリュージョンを行うイリュージン・グループ「フォー・フォースメン」を結成します。

でも、彼らをそうやって導いた「謎の招待状」の送り主は誰なのか? その意図は?

と、最初から謎に包まれて、ドキドキ。


そしてそして。

瞬く間に人気大絶頂なスーパー・イリュージョン集団へと成長した「フォー・フォースメン」のいきなりの大イリュージョン。

映画しょっぱなからなのですよ!

あの、ラスベガスに居ながらにして、パリの銀行を襲う・・・という大マジック。

もう、このシーンは、本当に華やかで煌びやかでド派手で。

本当にスーパー・イリュージョンのステージを見ているかのような臨場感、興奮を味わいました。

ホント、マジで凄すぎる(>_<)


そして。

彼らの犯罪は成功する訳ですが、マジックでやったために、何の証拠も残らない。

故に、逮捕もされない。


・・・もう、大興奮でした。
これを見た時は、本当に、彼らはただのマジシャンなのか!? 実は、マジシャンと偽った、超能力者の集団なのではないのか!?と、凄くドキドキしましたです。
本当に、見ている側も、謎で謎で!
このトリックが気になって気になって、落ち着きませんでした。


で。

マジシャン達にさんざん馬鹿にされたFBI捜査官のディランは、彼らのトリックを見破れるという往年のマジシャン・ブラッドリーに協力を仰ぎ、執念深く捜査に踏み出します。

そして。

ブラッドリーによって、最初の、パリの銀行強盗のトリックはすんなり見破られる訳ですが。

・・・・・・・・・・・・・・・。

あれだけ、超ド派手なイリュージョン。
大興奮しました。しましたよ・・・。

なのに。

仕掛けが分かってしまうと、正直、「なぁ~んだ(--;;」って気分になっちゃうのですよねA^^;;

あれだけ知りたい知りたいと熱望した絡繰りなのに。



確信しました。やっぱり、マジックって、タネが分からない方が幸せなのですね。
・・・ちょっと夢が壊れた気分(笑)

でもでも。

これで、フォー・フォースメンが超能力者でもなんでもなく、ただの人間であり、そして、彼らのマジックにはちゃんと説明のつくタネや仕掛けがある・・・ということが判明。

これで、FBIは彼らに一歩近づいたことになりますが。

しかし、それをまた出し抜いていく、フォー・フォースメン。

フォー・フォースメンとFBIが、追いつ追われつ、互いに相手を出し抜きながらのスリリングな展開が続きます。


そして、その一方で、フォー・フォースメンの目的とは一体何なのか?という謎も。

彼らは確かに、銀行や大富豪からお金を盗んだりするマジックをしているわけですが。

しかし、彼ら自身は、そのお金に手を付けることは無く、どちらかというと義賊っぽい感じなのですよね。

どうも、彼らに裏で指示を出している「何者か」の存在がありそうなのですが。

実は、彼ら自身ですら、その「何者か」の正体・・・すなわち、最初に自分達に謎の招待状を出し、4人を引き合わせた者の正体を知らない訳で。

物語の後半からは、彼らを裏で操っている「何者か」とは誰なのか?という大きな謎も重要になってきます。
そして、その「何者か」の目的も、ね。




で。

映画を見てても、おそらくはここまでの登場人物の誰かが、その「何者か」なのだろうなぁとは思うのですが。

色々、皆、怪しそうで、誰かワカラナイ!!!!

そして、そこがまた怖くて、面白い。


そして、そして。

ラストのラストに明かされる、「何者か」の正体。


・・・まあ、正直、そんなにびっくりはしませんでした。

っていうか、登場人物の誰かが、その「何者か」であると仮定した場合。

まあ、消去法で順番に考えていくと、「彼」しか残らない・・・という。

がしかし。

その目的がサッパリわからなかったので、「なぜ????」と、そちらの方がビックリだったのですが。

それも、ちゃんと伏線で出てきていたのですよね~。

まさか、過去に脱出マジック中に事故死した、天才マジシャンの話と関係があったなんて・・・。

私、そこはスルーしてて全然推理しなかったですよ~。

なので、ホント、見事にダマサレターっって感じで。このダマサレタ感は爽快でした!


映画しょっぱなのド派手なスーパー・イリュージョンのインパクトが凄いだけに、そのタネが明かされてからの展開は、若干、地味さも否めませんが・・・。

でもでも、最初から最後まで謎に包まれた、スリリングな映画だったと思います。本当に面白かったです。

あの冒頭のコーフンは、なかなか、今までの映画では無かった感覚でした。

この謎を解き明かしてやろうぞ!という推理大好きな方には、オススメです。

もちろん、推理物とか興味のない方も、絶対に楽しめる華やかなクライム・エンターテイメントだと思います。

絶賛オススメです☆