11月16日のブログで、kana様宅よりいただいて帰った、面白いバトン。
その中の質問に、「今まであった衝撃的な人ベスト5」というものがありました。
で、そこで、私は実経験に基づいて、「ワープをする男子高校生」とお答えしたのですが、このワープをする男子高校生の謎について、少し反響(?)をいただいたので、この場にて、詳細を語らせて頂くことに致しました(*^^*)
もし宜しければ、おつきあいのほど、宜しくお願い致します。
さてさて。
ワープ・・・すなわち、時空間移動。空間の歪みやひずみを利用して、ある地点から、遠く離れた別の地点に瞬時に移動すること。SF作品におきましては、当たり前な出来事です。
でも、まさか、この地球上で、この実生活で、この私の身近で体験することになるとは思ってもみませんでした・・・。
思い起こせば・・・あれは高校2年生の夏休みのことでした。
私の通っていた高校は、大学受験に差し支えるということで、修学旅行は2年生の、しかも、夏休み期間中に実施するというのが決まりでした。
3泊4日で、富山ー長野ー山梨ー静岡と日本列島を縦断して、最終日は浜松駅から新幹線に乗り、帰路につきました。
その新幹線の中での出来事です。
私は友人と並んで、その車両内の最前列の座席に座っていました。
つまり、目の前には、デッキへと出る自動ドア。
そして、そこを出ると、御手洗いや洗面所がある訳です。
どうしても、ドア付近に座っていると、そこを出入りする人に、ついつい目がいっちゃって、誰が御手洗いに行った、とか、戻ってきた、とか無意識のうちに確認していた私でした。
そして。
ある時、クラスメイトのT君(仮名)が、私の座席の横を通過して、前方の自動ドアから出て、御手洗いへと立ちました。
そして、またしばらくして、前方の自動ドアから戻ってきて、座席に着きました。
ついつい、出入りする人を目で追っていたので、なんとなく、ボ~っと、
「あっ、T君が通った・・・」
「T君が帰ってきた・・・」
とか思っていたんです。
で、T君が御手洗いから戻ってきて、また数分後。
前方の自動ドアが開き、そこから、またまたT君が出てきたんです!!
この意味、おわかりですか??
つまり、走行中の新幹線。その時は、途中、駅に止まったりはしていませんでした。
前方のデッキにある御手洗いに行くには、道は一つ。
「私の座席の横を通って、前方のドアからデッキに出る」
しかないハズです。
で、T君が、一度御手洗いに行き、戻って来たのは、私を始め、前方座席付近に座っていた友人達が確認済みなんです。
な の に。
彼は、また、再び前方ドアから現れた。
前方ドアから現れると言うことは、つまり、一端、デッキに出なければいけません。
でも、
「彼が再度、前方のドアを通ってデッキに出たところは誰一人としてみていないのに」
「なぜか、前方ドアから戻ってきた」んです。
まさしく、密室からの脱出です><
因みに、この不可解さに気が付いたのは、私一人ではなかったんです。
T君が再び、デッキから戻ってきたとき、私、思わず、
「えっっっ!!!???」
と声を出してしまって、硬直しちゃったんです。
そしたら、まだ、誰にも、私が気づいた不可解な事実について喋っていないと言うのに、隣の席に座っていた友人も、同じことに疑問を持ったらしく、すぐさま、
「考えない方が良いよ。うん、深く考えちゃ駄目。この世には不思議なことがいっぱいあるんだから・・・」
と、とても焦った風に、それでいて、自分自身と私に言い聞かせるように、言っていました。
確かに、T君が再び前方ドアから現れる前・・・私の横を通った人は誰も居ませんでしたし、新幹線も停車せず走行中だったので、一回駅のホームに出てからまた入ってくるということも不可能です。
私と隣の席の友人以外にも、この謎に気が付いた子がいて、延々と謎について語り合ったのですが、当然、結論は出ないまま。
本人に「ワープした?」と聞くのも、なんだか怖くて聞けなくってA^^;;
因みに、この修学旅行後も彼の周りには、ワープ説が常にまとわりついていました。
その中の一例としては。
授業が終わってすぐに、教室を出て御手洗いに向かった友人が、なぜか、廊下で御手洗いから出てきたばかりのT君とすれ違ったのでした。
因みに、チャイムが鳴るまで、誰一人教室を出た生徒は居ず、その友人が授業終了後、一番に教室を出て御手洗いに向かった・・・というのに、なぜか、男性用御手洗いから戻ってくるT君とすれ違ったり。
似たような事例で、授業が終わってすぐに購買部に行ったはずなのに、なぜか買い物を済ませたT君とすれ違うこともありました。
私の通っていた高校は、男女併学で、男子棟・女子棟と別れていたのですが、人数の関係で各学年に1クラスだけ「共学クラス」というのがあったんです。私は2年の時、その共学クラスだったのですが、男子棟にも女子棟にも属さない共学クラスは、少し離れた別棟に教室があったんです。そのため、購買部にも、とても遠かったのですが・・・。どんなに廊下や階段、渡り廊下を猛ダッシュしたとしても(実際、そんなことしたら先生に叱られてしまいますから不可能ですが)、たどり着けないでしょ?というようなタイミングで、何故か昼食のパンを買って悠々と帰ってくるT君とすれ違ったときは・・・。
私自身、もう驚くとかそういう気持ちは通り越して、
「ああ、またワープしたのね・・・」
という感じでした。
未だにその謎は解明されていないままですが、でも、T君って、少々ミステリアスな感じのする人だったので・・・本当に、時空の裂け目とかを知っていて、ワープしていた・・・としてもおかしくないような気がしてなりません。
元々、T君とはお話をするような間柄ではなかったですし、3年になってからは、私は女子棟に戻ったので違うクラス。学校卒業後も、当然交流などはありませんでした。
本当に今となっては真実を知るすべも無いですし、最後にT君を見かけたのは成人式の時のみ。
成人式会場で彼を見かけたとき、ふと、頭の中に、高2のワープ事件の謎がよぎりましたが・・・特に声を掛けることもしませんでした。
今、T君がどこで何をしているのかも、もちろん、解りません。もしかしたら、もう一生会うことも無いかもしれません。
でも、この広い宇宙、地球、日本のどこかで、また、彼が時空の裂け目を通って瞬間移動しているのなら・・・もしかしたら、バッタリすることもあるかも知れない・・・と思うとなんだか不思議な気分です。
・・・・・・というのが、11月16日のバトンでお答えした「ワープする男子高校生」に着いての詳細でした(*^^*) 大人になった今、科学的・現実的に考えてみると、やはり、新幹線の中での出来事は「錯覚」だったりかも知れませんし、その後の、彼に纏わるワープ談も、子供時代特有の現実と虚構の入り交じった噂だったのかもしれません。
でも、まあ、こういう「謎」があるのも、青春(?)のひとコマということで、良いかも知れないなぁと思ってみたり。
その中の質問に、「今まであった衝撃的な人ベスト5」というものがありました。
で、そこで、私は実経験に基づいて、「ワープをする男子高校生」とお答えしたのですが、このワープをする男子高校生の謎について、少し反響(?)をいただいたので、この場にて、詳細を語らせて頂くことに致しました(*^^*)
もし宜しければ、おつきあいのほど、宜しくお願い致します。
さてさて。
ワープ・・・すなわち、時空間移動。空間の歪みやひずみを利用して、ある地点から、遠く離れた別の地点に瞬時に移動すること。SF作品におきましては、当たり前な出来事です。
でも、まさか、この地球上で、この実生活で、この私の身近で体験することになるとは思ってもみませんでした・・・。
思い起こせば・・・あれは高校2年生の夏休みのことでした。
私の通っていた高校は、大学受験に差し支えるということで、修学旅行は2年生の、しかも、夏休み期間中に実施するというのが決まりでした。
3泊4日で、富山ー長野ー山梨ー静岡と日本列島を縦断して、最終日は浜松駅から新幹線に乗り、帰路につきました。
その新幹線の中での出来事です。
私は友人と並んで、その車両内の最前列の座席に座っていました。
つまり、目の前には、デッキへと出る自動ドア。
そして、そこを出ると、御手洗いや洗面所がある訳です。
どうしても、ドア付近に座っていると、そこを出入りする人に、ついつい目がいっちゃって、誰が御手洗いに行った、とか、戻ってきた、とか無意識のうちに確認していた私でした。
そして。
ある時、クラスメイトのT君(仮名)が、私の座席の横を通過して、前方の自動ドアから出て、御手洗いへと立ちました。
そして、またしばらくして、前方の自動ドアから戻ってきて、座席に着きました。
ついつい、出入りする人を目で追っていたので、なんとなく、ボ~っと、
「あっ、T君が通った・・・」
「T君が帰ってきた・・・」
とか思っていたんです。
で、T君が御手洗いから戻ってきて、また数分後。
前方の自動ドアが開き、そこから、またまたT君が出てきたんです!!
この意味、おわかりですか??
つまり、走行中の新幹線。その時は、途中、駅に止まったりはしていませんでした。
前方のデッキにある御手洗いに行くには、道は一つ。
「私の座席の横を通って、前方のドアからデッキに出る」
しかないハズです。
で、T君が、一度御手洗いに行き、戻って来たのは、私を始め、前方座席付近に座っていた友人達が確認済みなんです。
な の に。
彼は、また、再び前方ドアから現れた。
前方ドアから現れると言うことは、つまり、一端、デッキに出なければいけません。
でも、
「彼が再度、前方のドアを通ってデッキに出たところは誰一人としてみていないのに」
「なぜか、前方ドアから戻ってきた」んです。
まさしく、密室からの脱出です><
因みに、この不可解さに気が付いたのは、私一人ではなかったんです。
T君が再び、デッキから戻ってきたとき、私、思わず、
「えっっっ!!!???」
と声を出してしまって、硬直しちゃったんです。
そしたら、まだ、誰にも、私が気づいた不可解な事実について喋っていないと言うのに、隣の席に座っていた友人も、同じことに疑問を持ったらしく、すぐさま、
「考えない方が良いよ。うん、深く考えちゃ駄目。この世には不思議なことがいっぱいあるんだから・・・」
と、とても焦った風に、それでいて、自分自身と私に言い聞かせるように、言っていました。
確かに、T君が再び前方ドアから現れる前・・・私の横を通った人は誰も居ませんでしたし、新幹線も停車せず走行中だったので、一回駅のホームに出てからまた入ってくるということも不可能です。
私と隣の席の友人以外にも、この謎に気が付いた子がいて、延々と謎について語り合ったのですが、当然、結論は出ないまま。
本人に「ワープした?」と聞くのも、なんだか怖くて聞けなくってA^^;;
因みに、この修学旅行後も彼の周りには、ワープ説が常にまとわりついていました。
その中の一例としては。
授業が終わってすぐに、教室を出て御手洗いに向かった友人が、なぜか、廊下で御手洗いから出てきたばかりのT君とすれ違ったのでした。
因みに、チャイムが鳴るまで、誰一人教室を出た生徒は居ず、その友人が授業終了後、一番に教室を出て御手洗いに向かった・・・というのに、なぜか、男性用御手洗いから戻ってくるT君とすれ違ったり。
似たような事例で、授業が終わってすぐに購買部に行ったはずなのに、なぜか買い物を済ませたT君とすれ違うこともありました。
私の通っていた高校は、男女併学で、男子棟・女子棟と別れていたのですが、人数の関係で各学年に1クラスだけ「共学クラス」というのがあったんです。私は2年の時、その共学クラスだったのですが、男子棟にも女子棟にも属さない共学クラスは、少し離れた別棟に教室があったんです。そのため、購買部にも、とても遠かったのですが・・・。どんなに廊下や階段、渡り廊下を猛ダッシュしたとしても(実際、そんなことしたら先生に叱られてしまいますから不可能ですが)、たどり着けないでしょ?というようなタイミングで、何故か昼食のパンを買って悠々と帰ってくるT君とすれ違ったときは・・・。
私自身、もう驚くとかそういう気持ちは通り越して、
「ああ、またワープしたのね・・・」
という感じでした。
未だにその謎は解明されていないままですが、でも、T君って、少々ミステリアスな感じのする人だったので・・・本当に、時空の裂け目とかを知っていて、ワープしていた・・・としてもおかしくないような気がしてなりません。
元々、T君とはお話をするような間柄ではなかったですし、3年になってからは、私は女子棟に戻ったので違うクラス。学校卒業後も、当然交流などはありませんでした。
本当に今となっては真実を知るすべも無いですし、最後にT君を見かけたのは成人式の時のみ。
成人式会場で彼を見かけたとき、ふと、頭の中に、高2のワープ事件の謎がよぎりましたが・・・特に声を掛けることもしませんでした。
今、T君がどこで何をしているのかも、もちろん、解りません。もしかしたら、もう一生会うことも無いかもしれません。
でも、この広い宇宙、地球、日本のどこかで、また、彼が時空の裂け目を通って瞬間移動しているのなら・・・もしかしたら、バッタリすることもあるかも知れない・・・と思うとなんだか不思議な気分です。
・・・・・・というのが、11月16日のバトンでお答えした「ワープする男子高校生」に着いての詳細でした(*^^*) 大人になった今、科学的・現実的に考えてみると、やはり、新幹線の中での出来事は「錯覚」だったりかも知れませんし、その後の、彼に纏わるワープ談も、子供時代特有の現実と虚構の入り交じった噂だったのかもしれません。
でも、まあ、こういう「謎」があるのも、青春(?)のひとコマということで、良いかも知れないなぁと思ってみたり。