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「日本でたった一人 紙芝居のおっちゃん、被災地へ」:イザ!

2012-05-23 00:23:10 | 日記

【from
Editor】
「ミカ、おっちゃん今度、そっちに行くからな」
電話越しになつかしい叔父の大きなダミ声が聞こえてきた。
叔父の名は杉浦貞(ただし)。
全国でたった一人とされるプロの紙芝居師だ。
81歳という年齢ながら今も現役で、大阪の公園や空き地で子供たちに紙芝居を見せている。
しかし、今度の行き先は岩手県大槌町などの被災地というのだ。
石川県羽咋市から20歳で大阪に出て、染色会社に勤めていたが会社は倒産。
家族の反対を押し切り48歳で紙芝居に身を投じた。
散逸する各地の紙芝居を自費で収集するだけではなく、自分でも作る。
2月と3月、岩手や宮城の仮設住宅などをまわった。
演目は、奇跡の帰還を果たした小惑星探査機「はやぶさ」の開発の中心人物である川口淳一郎氏。
青森県弘前市出身で東北とかかわりがある希望のストーリーを被災地に届けたくて昨年12月に完成させた。
「思ったよりひどかった。
おじいちゃん、おばあちゃんがうつむいているんや。
顔を少しぐらい上げてほしいやんか」
お年寄りに紙芝居の前に、割りばしに水あめをまきつけた駄菓子やせんべいを手渡すと、子供時代を思い出したのかやっと顔を上げ、笑みがもれたという。
当初は子供に元気を与えたいという思いからの巡回だったが、気づいたのは元気がなくなっていたお年寄りたちの姿だった。


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