■音と映像で命日に特別公演
天才舞踏家、ピナ・バウシュ(1940~2009年)の命日にあたる6月30日に、音楽と映像でバウシュの軌跡を振り返る特別追悼公演が東京で開かれる。
今年2月にドキュメンタリー映画「pina/ピナ・バウシュ
踊り続けるいのち」(ヴィム・ヴェンダース監督)が日本公開されるなど、亡くなった後も光彩を放つバウシュの魅力について、パリ在住で追悼公演に出演予定の作曲家、三宅純さん(54)が振り返った。
(竹中文)
三宅さんがバウシュと出会ったのは2004年。
バウシュの公演に音楽が使われることが決まり、東京の新宿文化センターで対面した。
バウシュはつつましく胸に手を当て、かれんな笑顔を浮かべながら深くおじぎをしたという。
「ピナは人の魂を裸にしてしまう振付家でありダンサー。
その真心がこめられたしぐさにも感服しました」
バウシュは独ゾーリンゲン生まれ。
1973年にヴッパタール市立劇場バレエ団の芸術監督に就任し、「タンツテアター・ヴッパタール(ヴッパタール舞踊団)」と改名。
99年の第11回高松宮記念世界文化賞(演劇・映像部門)など、数々の賞を受賞した。
斬新な舞台設定も高く評価され、代表作「カーネーション」では舞台に約1万本のカーネーションを持ち込み、三宅さんの曲が使われた「フルムーン」でも舞台に巨大な岩を置いて雨を降らせた。
関連ニュース
・G沢村、バットでも活躍 タカ小久保、2千安打まで3
・広州タワー、今も世界一? 市民「かっこ良さでは」
・「サリナ・ジョーンズ NYのアポロ劇場へ行こう!」:イザ!
・新卒 就職支援