夕暮菜日記

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WHOの言うことが本当なら、ラジウム温泉で肺癌になる可能性アリ。

2011年10月14日 09時29分54秒 | 社会
世界保険期間WHOが報道機関用に以下の文書をだしている。

WHO、ラドンによる危険性を最小化するためのプロジェクト開始

この文書の中でWHOは、
 ラドンガスが肺癌の危険因子として第二位であり、全症例の6~15%を占めること。
 ラドン被曝で肺癌になる確率は、喫煙者が非喫煙者の25倍であること。
ということを言っている。

天然のラドン(222Rn)は、ラジウム(226Ra)がα崩壊してできる。
ラドンは安定した鉛(206Pb)になるまでα崩壊、β崩壊を何度も繰り返す。
その過程をまとめると以下の通り。

ラジウム226(226Ra)
 ↓ α崩壊
ラドン222(222Ra)
 ↓ α崩壊
ポロニウム218(218Po)
 ↓ α崩壊
鉛214(214Pb)
 ↓ β崩壊
ビスマス214(214Bi)
 ↓ β崩壊
ポロニウム214(214Po)
 ↓ α崩壊
鉛210(210Pb)
 ↓ β崩壊
ビスマス210(210Bi)
 ↓ β崩壊
ポロニウム210(210Po)
 ↓ α崩壊
鉛206(206Pb)


つまり、ラジウム温泉にラジウムがあった場合、ラドンガスが必然的に肺に吸い込まれ、体内でα線、β線などの放射線を出し続けるのである。
WHOの言う肺癌の危険性は、これらの放射線によるものである。
WHOの言っている通りラドンガスが肺癌の原因なら、「ラドン温泉」「ラジウム温泉」などには近づかない方が良いだろう。
特に喫煙者は。


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