いててててて……
飛び出してきた子供を避けたすきにバランスを失い、
自転車から投げ出された僕は、痛みに耐えながら顔を上げた。
するとそこには…
江戸の農村が広がっていた!!!!
皆さんこんにちは。聖光学院の豊田洋介です。
今回は僕の地元、横浜市港北区師岡町についてお話ししたいと思います。
僕がこの地域に興味を持ったのは、ちょうど三年前の夏休み。社会科の宿題で、
「家の周りの土地利用を分析し、レポートにまとめよう。」という課題が出ました。
普段からなじみ菊名方面(駅や図書館、スーパーなどのある地域)を調べてもつまらないので、
あまり行ったことのない地域を調べてみようと思い、この師岡町を探検してみました。
すると驚いたことに、師岡町には畑や森が広がり、横浜市とは思えないような自然が広がっていたのです。
さらに興味深かったのが、この自然が広がる地域を超えた向こう側には、
「トレッサ横浜」という複合商業施設があるのですが…
トレッサ横浜を超えると、綱島海道という県道があり、何十台もの車が次々と走っているのです。
三年前から、僕はこの自然と人工、田舎と都会の至近距離でのコントラストが気に入っていたのですが、
今回は夏休みということで時間もあったので、少し時間をかけてサイクリングをすることにしました。
まず始めに見学してみたのが、江戸時代名主を務めた横溝五郎兵衛のお屋敷です。
このお屋敷は一般公開されていて、自由に見学できるため、多くの市民に親しまれています。
一体全体なぜこんなお屋敷が残っているかというと…
鶴見区北西部、馬場、獅子ケ谷等の丘陵地帯は、郷土色豊かな施設や風景が、数多く残されています。そこでこの地域の自然・歴史資産に着目し、公募の区民によるワークショップを組織し、鶴見区丘陵部の魅力資源を保全・活用するための検討を進めてきました
※「横浜市 鶴見区 鶴見グリーンエリア散策マップ」より
と、いうことだそうです。この横溝屋敷も、そうして守られてきたのですね。
横溝屋敷を出たところに、「鶴見グリーンエリア散策マップ」という看板が立っていたので、
そのルートをたどることにしました。
(先に言っておくと、半分もいかないうちに終了します。)
早速、灰ヶ久保広場に向かいます。
途中、「車地蔵」という地蔵がありました。これは江戸時代に作られたもので、
ワークショップによって保護されたものの一つです。
そして、灰ヶ久保広場に到着。
自転車を置いて中に入っていくと、そこにはいたるところに草木が生い茂っていました。
さらに中へ入っていくと…
これはバードウォッチングのための覗き穴です。
僕も穴からのぞいてみようと思ったのですが…近づけば近づくほど蚊が多くなり、
一秒間に三匹くらいの蚊が吸い付いてくるので、断念しました。
次のポイントに行こうと思い地図を出したのですが…
蚊が多すぎてそれ以上その場にいることができませんでした。
というわけで、一つ目のチェックポイントをまわったところで終了です。ごめんなさい。
僕がこの地域が好きな理由は、周りで開発が進む中、いつまでも自然や文化を尊重し、
ここに行くと、地球と親しくなったような気分になるからです。
このように、人為的にでも自然と文化が守られる地域が増え、
より多くの人が地球に親近感を持てるようになってほしいと思います。
中途半端な探索になってしまったので、ついでにもう一つご紹介します。
先ほど説明いたしましたトレッサ横浜で、こんな機械を見つけました。
自然とはあまり関係ないのですが…
モイスチャーミストです!!
近年、熱中症対策として様々な取り組みが行われていますが、
屋外をどうやって冷やすか、というのが一つの課題でした。
そこで登場したのが、この機械です。
モイスチャーミストとは、液体を人工的に霧状にして散布する機械で、
この霧を浴びると体感温度が3~5度下がるそうです。
僕も浴びてみましたが、とても気持ち良かったです。
皆さんもこの機械を見かけたら、ぜひ前に立って霧にあたってみてください。
以上、聖光学院豊田洋介による
「師岡町~守り継がれてきた自然~」でした!
ご清覧誠にありがとうございました。