幸喜幸齢 生きがい 日記!       

八十路の青春賦 人生の黄金期を自分らしく あるがままに生きる幸喜幸齢者 感謝と幸せの生きがい日記 頑爺/肇&K

川柳風五七五句集(8)(9)

2023年08月02日 | 頑爺のMy 川柳
8月1日  (火)   27/36℃   
川柳風五七五句集(8)

頑爺の自由律  川柳風五七五句集
頑爺2014〜
(58)
・幸せは雨音聴きつつ布団中
・夢を追い 追い付かなくて諦めた
・どうしても惚(ぼ)け徘徊はやめてくれ
・頼みますピンコロ地蔵 大流行り
・カラスからゴミ分別を見破られ
・映画見る涙腺違う二人なり
・なぜなのかオレが喋ると座が開け
・シニアです死にやじゃないと念押され
・物忘れいつものこととまた忘れ
・ヘソクリはどこ隠したか取られたか


千里南公園のパークカフェから

(59)
・雪景色 どう描いたら白一色
・木枯らしを蹴散らし歩くウオーキング
・診てもらう どの科もみんな加齢です
・加齢だとカレイもヒラメもあるものか
・それよりもハゲに効く薬ありますよ
・オバタリアン試食のあとでお茶ないの
・ばあさんや迷子になったよ爺さんが
・眠れない静かな寝息いまイビキ
・オレの顔 有効期限が切れたよう
・蚊がくれば首を傾(かし)げる皴の谷

(60)
・あのスター昔トキメキ今ドッキリ
・窓磨きやっと終われば雨が打つ
・電気代 節約しすぎ薬代
・赤鬼の居ぬ間に息抜く青鬼か
・健康で旨い酒飲みありがたや
・変わり事 オレは急には変われない
・目に保護をジジババ歩く露天風呂
・秋深し 本読み眠る日和かな
・庭いじり秋の移ろい肌で知る
・街へでる 疲れて帰る家一番


(61)
・快晴にその気で出たら暴風雨
・枝豆を口に投げこみノドつまる
・カラオケの持ち歌カビが生えていた
・思い切り絶唱歌でノドが枯れ
・バトルごと全戦全敗歯が立たず
・雑踏で「社長」の声に皆が向く
・寒い夜は布団の中に幸せが
・朝陽浴び庭の花咲く話咲く
・トボケてた ボケてたのとは違うから
・突風に紅葉ふぶきの夢芝居

(62)
・映画見るシルバー割引痛痒し
・店ビデオ映っていたのは哀れ爺
・あちこちで尻叩かれて年の暮
・散髪屋 髪は無くても代同じ
・濡れ落ち葉 早く乾かし飛び上がれ
・孫ら来て遊ぶポケモン爺ノケモン
・故郷を描きつ涙こぼれ落ち
・ハゲたわね 腹立ち聞けば家の壁
・鼻毛抜く 人目しのんでハンドパワー
・短足は胴の長さでカバーする
・短足にズボンの裾を長くされ
・影薄く吸い取られそう掃除機に
・山歩きストレス吐き出し深呼吸
・山紅葉 炎の如く森覆う
・妖精に振り回されて日が暮れる
・意気込みも熱気当てられ腰砕け


(63)
・森の中 見れば周りは猿の群れ
・木洩れ日を浴びて谷間の至福時
・小春日にサルたち昼寝 箕面山
・山道は枯葉積もりて黄金(こがね)道
・もの言えば 唇寒し長話し
・爪楊枝 これも老化か歯の隙間
・メール打ち道の真ん中留まるな
・遠近乱 加齢で進む 老いメガネ
・鏡見る 数えられないシミとシワ
・小春日に窓辺で居眠り天国だ




川柳風五七五句集(9)
頑爺の自由律  川柳風五七五句集
頑爺2015〜

(64)
・予定より 早く帰るな大慌て
・今年また振り回されて年が暮れ
・青春は心の若さだけでない
・ローバ(老婆)は一日にしてならず
・朝映画 ジジババばかりしんみりと
・暖冬を脱いだ風呂場の肌で知る
・サザエさんいつの間にやらフネさんに
・柿食えば種のみ込んで大慌て
・柿の種 巡り巡ってやっと出る
・冬が過ぎハナカミ王子 早や花粉


(65)
・街頭の テッシュ配りにリクエスト
・ウオーキング夜空の星がウインクす
・古本屋 最近ジジババ花盛り
・紅葉狩り一期一会の至福どき
・ザクザクと 足元騒ぐ冬の森
・古希過ぎも昔の背広捨てられず
・ボクサー犬硝子越しならおちょくれる
・山歩き自然に還る準備だと
・北風に強風吹きて木は全裸
・落葉は ラストダンスと舞い踊る

(66)
・正月はリズム狂いて胃が迷う
・箱根路 は娘母校を応援す
・ヤンチャっこ 三つ指ついて挨拶す
・豆台風 ひと暴れしてすぐ去りぬ
・老体は 風邪もうつらぬ雑菌で
・半世紀 昔のことは記憶あり
・また忘れ 思い出すのも億劫に
・大寒に便座温かもう少し
・ストレスとストレッチとが行き交じる
・体重計 冬場は脂肪大切と


(67)
・反比例 脳のシワと顔のシワ
・腹八分 四食にして調整し
・また二人祭が過ぎて静かなり
・足るを知るおみくじありて振り返る
・鏡餅 使えるかもね来年も
・ストレスに温い言葉がよく効くと
・気にするな気にしなくとも老いは来る
・ありがとう この一言が良い薬
・諦めは心休ます薬なり
・豆が好きマメに暮らして長生きし

(68)
・出会い道 別れは運命 禅寺に
・食べ放題シニア割引納得す
・万歩計 大台前に駆けて足す
・そこで咲く それだけでいい爺桜
・母と娘の料理が並ぶ大晦日
・舌鼓(したづつみ) 娘手酌の至福時
・雨の森 枝に寄り添う二羽の鳥
・うるさいが 居ないと寂しい秋の空
・話し合い キミ裁判官 オレ被告



(69)
・同窓会お前いくつと真面目顔
・先ず一歩踏み出し転ぶ歩き旅
・急な雨もらったチラシ傘替わり
・草笛を吹きつ歌いつ  つなぐ夢
・間が悪い苦手な人と鉢合わせ
・まあいいさ何とかなるさケセラセラ
・ただいまと言ってみたとてこだまなし
・タヌキ腹見ては食事も八分目
・ささやかな祝い酒盛り虎になり
・猿山のボスの仕草に威厳あり

(70)
・メールにてポスト不要の手紙かな
・ラヴレター青春の門 赤ポスト
・バースデーカードで歳を知らされる
・秋空を見上げながらも腰伸ばす
・聞こえない笑顔で頷き全て丸
・いけずな人  虫が好かんとそっぽ向く
・マツタケの匂いだけとは殺生な
・うぬぼれて老いぼれが詠む川やなぎ



*写真は全て千里南公園の散歩道から


コメント (1)
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