仏教の言葉に「梵我一如」ということばがある。
「神我一如」、神とも置き換えられると思う。
信仰者にとって目指すのは「梵我一如」の境地
ではないかと思う。
特に永遠の生命の中、この世に生を受けて
人生を送るというときに「梵我一如」の境地は
大切なのではないかと思う。
もっと簡単なことばで言えば、
神仏とひとつになって生きていこうとすること。
自分が小さな神さまや菩薩になるのではなく、
神仏とひとつの如くに生きる。
「梵我一如」の境地の最大の力は
仏さまの心を心として生きていく中で
そういう心の向きで生きていく中で
何かをしようとするときに祈りと共に
仏さまの知恵を分けていただけたり、
危機の時に祈りと共に
守っていただけたりすることがあると思う。
運命として受けざるを得ない困難な時も
知恵をさずけていただけることもあると思う。
大切なことは仏さまの心と
ひとつになろうと思うことであると思う。
仏さまのこころは「慈悲の心」である。