<一部修正>【MH3G】モンスターハンター3(トライ)Gの販売目標は120万本&そもそもなぜ3DSなのか?

2011年10月28日 | 団長は断腸の思い
カプコンの決算説明会の資料が公開され、MH3Gの販売目標が「120万本」であることが明らかになりました。


→株式会社カプコン 2012年3月期第2四半期決算説明会 事業セグメント別概況および戦略(pdfファイル)

ちなみに、Wiiの「3(トライ)」の出荷実績は115万本。
MH3GはMHP3に登場したジンオウガやドボルベルクの亜種が登場することから、実質MHP3Gの位置づけになるのか?
という見方もあったけど、カプコンはオリジナル版と同程度という堅実な見方をしているようだ。


■そもそも、なぜ「モンスターハンター」シリーズを3DSで展開するのか? (この文章を一部修正)

以前に掲載した「モンスターハンターの系譜」の図を再度見てみる。



気になるのは、カプコンが3DSの「MH4」の販売目標をどれくらいに考えているか。MH3Gが目標どおり
120万本の販売だと、MH4がいきなり400万本超になるとは考えにくく、470万本を出荷したMHP3の後釜にはなれない。
カプコンはモンスターハンターシリーズをどのように展開したいのだろうか?

結論から言えば、シリーズを「マルチプラットフォームで成長させたい」ということだろう。

MHP3は廉価版が出たけど、さすがにMHP2Gの廉価版のような大きな伸びは期待しにくい。
据え置きのモンハンもそれほど成長が見込めるとは思えず、MH4が3DSな時点で見限っているのが分かる。
据え置きはMHF1本に絞り、オンラインゲームビジネスの柱にしたいようにみえる。

今後MHP4が出るとして、それがPSPだろうがPS VITAだろうが、MHP3の廉価版が相当な勢いで売れない限りは
シリーズとして大きく伸びることはなさそうだ。
そう考えると、今後モンハンシリーズが成長できる場所は、CS市場では3DSしか残っていないことになる。

MH4は、いきなり400万本売れることはないだろうけど、200万本くらいなら十分可能性がある。
しかしMHPシリーズや据え置きのモンハンが今後100万本単位で本数を伸ばすのは相当難しい。
つまり、今後シリーズ全体を100万本単位で増やすなら、3DSで展開するしかないってワケだ。

冷静に考えれば、カプコンが全社的に推し進めるマルチプラットフォーム戦略の一環として
MH3GおよびMH4が3DSで登場するのは当然の流れだったと言えるのかもしれない。


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