語ろう! 宝塚とかジョジョとかガッチャマンとか。

まさかのここに来てヅカオタ状態、日々叫んでおります、ほかにジョジョ、初代ガッチャマン等好きです。
管理人 Masayo

「アバター」

2009-12-29 23:06:46 | Movie
先週23日に観てからはや一週間。
やっとこ落ち着いたので感想書きます。

本当はヒルズ7番スクリーンで観たかったのですが、時間の都合で日劇、それも小さい3での観賞となりました。3D映画の観賞は初めてでしたので、気持ち悪くならないかしらとちょっと心配しましたが大丈夫でした。

20世紀FOXのサーチライトマークも3Dで、場内どよめき。
ををーすごい!
映画が始まってすぐも、なんだかざわざわ。自分がその場にいるような不思議な臨場感がひしひしで、ひゃーーー!

キャメロン監督は今回の3D化にあたり、飛び出してくる感じよりも、奥行き感と観客が映画の中に入っているような感覚を味わえるような画面作りを目指したそうで、まさしくそうだったのですが、それを作り出すために新しく3D撮影用のカメラも開発されたとか。お話もオリジナルなら、キャラクターもオリジナル、カメラも作る、映像処理はウルトラ最先端となれば、そりゃ12年もかかりましょう。。。

んでも、監督さんたちが満を持しすぎてネタが発酵して酸っぱくなっちゃったような映画もあるので、監督の感覚は果たして発酵しちゃってないだろうかと観る前は不安も無くはありませんでしたが、観たらぶっとびました。
アバターという存在は、もちろん現時点ではヴァーチャルな空間での分身としての定義ですが、それを現実の世界に送り込むという視点が新鮮だし、自分のDNAとナヴィ族を合成して作ることで仮想ではなく実際に動ける存在にもなる、ただし、意識を持っているのはリンクしている人間本人。
それゆえ、本人がリンクから離されるとアバターは糸が切れた人形状態になっちゃうので万能でもないんだけど。

という弱点はありながら、いい感じに話は進みます。
ナヴィ族はみーんなCGキャラなんですが、あれを着ぐるみでは表現できず、でもリアルに作ってあるので当初は気持ち悪いなーと思っていましたが、リアルなCGゲームキャラによくあるようなふわふわした奇妙な感じもなく、しっかりした作りで安心しました。
モーションキャプチャから一歩進んだ(もっと進んでるか)、顔の表情をよりよく捉える小型カメラも駆使しての演技データの取り込みで、よりリアルな俳優の演技がキャラクターに活かされたと思います。
俳優側は複雑な思いが無いとは言えないと思いますが。

お話は、22世紀、地球には緑もなく、たぶん環境は相当悪い。
地球から5光年離れた(確かそんな距離だったみたい)衛星パンドラに眠る鉱石が何やら有益?らしく、採掘したい人類は、パンドラに住むナヴィ族の説得を続けているが抵抗にあい、焦れたあげく武力で鉱石を奪う計画が実行されようとしていた。
蛮族を手っ取り早くやっつけてしまいたい軍隊、とてつもく高価な鉱石を採掘して地球に売りつけたい会社の幹部、ナヴィ族の協力を平和裏に進めたい学者等々人類側は思惑がいろいろで、ドロドロなのが面白い。
主人公ジェイクは戦傷で脚が不自由だが、科学者だった双子の兄と同じDNAを見込まれて、ナヴィ族と自分のDNAをかけあわせたアバターを作り、アバターに自らの意識を送り込み、ナヴィ族の説得にあたるよう命令を受ける。
行った先で出会ったナヴィの族長の娘ネイティリと惹かれあい、任務との間で悩んだ末ジェイクの選んだ道は...。

お話はわかりやすいですが、破たんなく、しっかり人物の心情も描いているのでベタではあってもチープではなく、納得できるものとして出来ています。ここで技術ばかりが先行するとつまらなくなるのですが、いい具合に話が練れているので良かった。 ジェイクとネイティリはとても素敵です。青キャラだけど素敵ですよ。
パンドラを守ろうとする植物学者役のシガーニー・ウィーバーさんがまた素敵で、彼女のアバターも出てきますし、とてもいい役。賢くて強くて優しくて、助演女優賞あげたいです。
ジェイク役のサム・ワーシントンさんは大作目白押しの人気急上昇中俳優で、T4でマーカス役でしたね、あの時は半分機械、今回は半分ナヴィ族、なかなか普通な人の役が来ませんが、悪人はできない牧歌顔で高感度高いです。

大迫力の戦闘場面は、ベトナム戦争を思わせるような恐ろしさもあり、ナヴィ族の戦いぶりは原始的ながらもパワフルでかっこいい。
パンドラを支える魂の木、星の神?や、精霊のようなふわふわとかいろいろスピリチュアルなものたちも効果的でとてもいい感じです。

あの鉱石はどういう役に立つのかしら、地球はどうなっているのかしら、会社の幹部があのまま引き下がるわけはないだろう(なんせ儲け仕事)等々続編も意識しての重要ポイントをうまくはぐらかしている点が多いので、次もあるかも。なくてもいいけど。

わたくし的には、人類側のヘリパイロット役だった、ミシェル・ロドリゲス嬢にもっと活躍してほしかったなーと思いました。「エイリアン2」のバスケス役の人に通じるマッチョ度合いなので、あれくらい最後活躍してもらいたかったよぉ。

技術は素晴らしく、お話もしっかり、はまっている方も多いので観て損はありません、3D酔っちゃう危険はあるけど。わたくしは平気でした。

というわけで、お正月観るならこれ!です。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。