「リトル・チルドレン」観ましたっ。

ぐあー、実にじつに二ヵ月ぶりに「300」じゃない映画を観ましたよ。すげえ偏りぶり...。ヒラリーさんの先生のも観たかったけど、開始時間がやや遅かったので、もう一本の候補の「リトル・チルドレン」にしました。
空いてたよぉ（涙）。
豪華キャストで描く、心に空虚さを抱えた大人たちの物語。
ラウルことパトリックくんが、とーーーーーーーーーーーっても麗しいです。でもダメダメ君なんだけどね。ヌードもありましたわ。
つるつるお肌に素敵なバディ、優しいんだけど、だいじょぶかこの人？な...。
現実感のない王子様的さなんだけど、でもいい感じの演技なんですよ。いやじゃないダメっぽさというか。
主演はケイト・ウィンスレット嬢。わたしってば彼女を映画館で観るのは「タイタニック」以来。大人になったねーって（笑）。
上手いですね、これまたいい感じに。ちゃんとアメリカの奥さんになってるし、なんかこうくすぶった感じが拗ねたような目元に現れていて良い。
ほか、元性犯罪者役にジャッキー・アール・ヘイリー氏、すごすぎ。
パトリックくんの奥様役にはジェニファー・コネリーさん。
美女が多すぎてちょっと現実感ないかもだけど、うまくまとまってました。
一見昼メロみたいなちゃっちい設定かなと思うんだけど、平和そうな日常のどこにも、誰にも淀んでいる閉塞感がキリキリと抉り出されて来て、かなりドキドキしました。それでも夢のような展開にはならない、そこがヒリヒリする。
タイトルは文字通りですが、大人として成長はしているけれど、「こんなはずじゃなかった」現実から抜け出したいと思い、どこか未成熟なままの部分がある登場人物たちが痛々しくもあり、笑いも誘う。

ちょっと重いですが、良かったです。
旅行から戻ったら、ヒラリー先生観ようっとぉ。