「ソルト」ねぇ....。

去年機内で2度も観た。字幕ないから吹替えで2度観た。が、納得いかねえーーー！「ソルト」。「ロスト」の間違いなんじゃないかというザルザルな話で、いつの時代だよ？
核戦争？？？　ドルの価値を操作しちゃえば一気にアメリカ没落よーって思うけどなぁ。円高になりすぎな昨今の世界の現実のほうが映画より強烈だってば。

まいいや、とにかく無理くりすぎる。アンジー夫が誰？すぎ。誰なんだこいつ、てな地味すぎる全てが。なんだクモ学者スパイダーマンになるのか。
パンツ脱いでまで監視カメラに目隠しして逃げるぜアンジー、そんなに都合よく薬品とか筒とかあるのも笑っちゃう冒頭の爆破場面。

なんでアンジーはやたらとアクションものやりたいのかね、最近やせぎす度が増し過ぎて、あんな腕ではハンドガンの引き金を引くのだって無理そうに思える、支えられないでしょ、とすら思うなぁ。
走るのもどんくさいままだし（「ヴァン・ヘルシング」でのケイト・ベッキンセール嬢には負けるが）、運動神経良く無さそうなのが見え見えなのに派手なことばっかりやるからリアル感ゼロ。
フィジカル的にパーフェクトなのは「ターミネーター２」でのリンダ・ハミルトンさんなんですよ、わたくし的には。
リンダさんは運動しない人だったそうですが、役の変化に合わせて大特訓し、銃の扱いも実際にどっかの傭兵に習ったとかだし、走りっぷりが素晴らしかったし、動きに無駄がなく鍛えた体もリアルで美しかった。たくましすぎ無かったし。潜在的に運動能力高いと思われます。

映画としてはわけのわからんヘンテコものでしたが「イーオン・フラックス」でのシャーリーズ様もばっちりアクションでしたね、彼女はバレエダンサーだったから身体も柔らかいし、動きも良かった。
ちょっとでかすぎる感はあったけど。
ミラはどうだ、彼女はワイヤーアクションうまいというか、おてんば感ありよね、でもまぁいいか。

アンジーは骨っぽすぎて痛々しいんだなぁほんと。
そんな彼女はいったい何者だったんだらーなわかったようなだまくらかされたかのような二転三転四転五転？　「んなわけねーだろ」な展開すぎてさくさく進みすぎ。
CIAとかFBIもお間抜けというか、あーそーなんですか的なザルザルで、こんなおバカさんたちが国守れるのかねっていう。
ロシアの奴らも昔ながらの秘密結社的な作りで笑っちゃう、嘘とは言い切れないのかもしれないけど、どーにも現実味薄いなあ。
スペツナズジュニア版？みたいな。うーぬーーーー。漫画じゃないんだからさ。

冷戦時代ならまずまずだったかもですが、いまやもうそんな時代は終わったのだ。

あと、殺しすぎ。　最近の007もそうだけど、ドカンバキュン、戦争映画じゃないんだから。それも殺し方がえげつないというか、過剰防衛すぎるのと残虐すぎる。意味なく多数殺し過ぎる。
アクション=殺戮と破壊っていう図式が辛いわ。

殺さないアクションものって無いのかなあ。
弾の無駄遣いみたいなのも嫌。

なら観るなよって話ですが。　監督は「ボーン・コレクター」でもアンジー使ってますね。これもなーラストぐっだぐだだったさ。
脚本がまずいのかな。監督の手腕は悪くないと思うんだが。この時のアンジーはまだブレイク直前で、もっさり感ありだが、うまいぐあいに仕事にまい進する様と、ちょっとトラウマ的なところで繊細さを感じさせる表情もあって可愛かったんだ。　最近悲壮すぎるよね。

この上なくかっこいいアンジーなんだが、これ！っていうのが無いのよね。ううんむ。
あの容姿では普通な役ははみ出しすぎるけど、可愛げのある役をやってほしいなあ。　リアル感のある可愛げもある、きりりとしたところもある、難しいかそんなの。うぬー。

でも次回作？ではマレフィセントなんでしょ、似合うと思うわー大好きよマレフィセント、ウルトラクールでしょぉお、竜に化けてくれるかしらねぇ。おほほ。