白馬ツバメの独り言

北アルプスの麓 厳しい自然界で健気に逞しく生きている命たちとの出会いは
優しくて時に悲しい・・・

ツグミ

2007-12-09 | 冬鳥


 

つぐみんは、木の実も果物も大好き。
去年の「木の実不足」の年には、玄関の植木に刺しておいた柿やリンゴをよく食べに来てくれた。ピラカンサの植木にもよく来ていた。でも先客のヒヨドリや自分よりも小さなジョウビタキがいるときにはけして割り込んだりせずに少し離れて、じっと順番を待っている控え目で優しい子・・・
「クィックィッ」「キュィキュィ」とわりと特徴のある鳴き声で、小集団で飛んでいることが多いので、こちらでは見つけやすい鳥。
家の横の川沿いのキハダの木の実を毎年食べに来るので(去年はこの実も全くならなかった)、朝そこへ行けば会えることが多い。



このつぐみん、実は「悲劇の鳥」なのだ。
かつては秋に渡って来たところをカスミ網で群れで捕獲され食用とされていた。
現在ではカスミ網は所持すること自体が違法だし、捕獲することも許可されていないはずだけれどね・・・私利私欲のための「野生鳥獣の違法な捕獲 密猟」は後を絶たないのが現状みたいだね・・・一歩山の中に入ってしまったら・・何が行われているのかは、だぁ~れもわからな~い 山に入っている人しか・・ね なんてタカをくくっていたら・・そのうち因果応報必ず天罰くだるんだよー 怒

こちらではゴールデンウィークあたりまで北帰途中のつぐみんの姿が見られる。
雪解けの田んぼの中で採食中のつぐみん、脂肪を蓄え、体重を増やし、シベリアまでの長旅に備えるのだ。


今年はまだ雪も少なく山の木の実も豊富なので、つぐみんや他の鳥たちもまだ平地に下りてくる子が少ないみたい。そろそろ一斉に降りてくるかな?
「優しい冬鳥」つぐみん。 大好きな冬鳥・・


最新の画像もっと見る

17 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
つぐみん (だちょ)
2007-12-09 15:16:01
南国へ渡るツバメがいれば、寒いシベリアから越冬しにくる冬鳥、鳥それぞれなんですネ
つぐみんはもっと暖かい場所には行かないのかな?

今日のYahoo!ニュースに
『肥満の鴨、北へ帰れないカモ?』という記事が・・・

不忍池の鴨などが餌のやり過ぎでメタボになってるそうです
『日本で越冬中に丸々と太り、飛ぶ能力やエサを捕る能力が落ちて、繁殖地のシベリアにたどり着けずに死ぬ恐れがあるのだ。』
ですって

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071209-00000906-san-soci

お天気のいい日にレストランのテラスで食事をしていると、必ずスズメがやってきます
ついついパン屑を投げている私
でもそれは、スズメのコトを思ってではなく、愛らしい姿を近くで見たいジブンのための餌やりでした

良かれと思ってしたコト、自分のワガママの行動が結果として思わぬコトに
カワイイ、カワイイだけじゃいけない
彼らはペットじゃないということを肝に命じないといけないんですネ
返信する
だちょさんへ (白馬ツバメ)
2007-12-09 21:23:19
こんばんはー
つぐみんは日本各地にやって来ますよ♪単独の子もいれば小さな集団でいる子たちも。
記事読みました。確かに不忍池にはカモたちの飛来が増えていますよね。キンクロハジロなんて一年中いますしね。餌付をしなくても公園周辺の食べ物のポイ捨ての袋の多さったらひどいもんですよ・・あれじゃカラスもたむろし増えるわけで・・
餌づけについては賛否両論で・・古くからお寺の参道なんかではハトの餌を売っているお店たくさんありましたよね。それが増えすぎてある日いきなり禁止になり、餌付けに依存していた鳩たちはかなり淘汰されていきましたね。これも人間の身勝手な都合です。鳥だけではなく、餌づけで増えていき駆除されている動物たちもたくさんいますよね。猿、鹿、タヌキ・・みんなみんな人間の都合で振り回される犠牲者・・
人間の与える餌だけに依存して行ってしまうことは確かに良いことではないです。が、これは今に始まったことではないですよね。こちらの白鳥湖でもコハクチョウやカモたちに一日三回餌やりの時間がありますが、この決まった時間以外は一般の人たちも入れないようにしています。ハクチョウの会の方たちが常に監視もしているので過剰な餌づけにはなっていないので、餌の時間以外はそれぞれが分散して自分で餌取りをしています。でも・・あの不忍池でそれは無理そうですね。北帰できなくなってまうカモがほんとにかわいそうだなと思いました・・
返信する
Unknown (ブトボソ)
2007-12-09 21:52:03
渡ってきたばかりの頃のつぐみんはとてもスリムですね。体力を使い果たしているのでしょう。暫くは余り姿を見せようとしませんが、一週間もしたら頻繁に姿を見る事が出来るようになります。

以前はカイツブリが魚を採れなくなったそうです。これも全て餌付けが原因だそうですよ。餌付けは自己満足以外の何物でもありません。止めて欲しいですね。

北海道でも環境省がタンチョウに餌付けをしていますが。今となっては人との軋轢が問題視さてています。今後どうなるのか気になります。
返信する
生き物達は犠牲者 (お宿)
2007-12-09 22:31:49
 こんばんは~ 人の勝手で餌付けされたり、増えすぎと 餌さやり禁止になったり、生き物達どっちを信じていいのか・・・一番の犠牲者ですよね~
返信する
こんばんは。 (みしまつー)
2007-12-10 00:00:45
ツグミかなぁと、確信は持てないのですが、
聞き慣れない鳴き声を聞いては、目を凝らして観察してるんですが・・・
今年は、続々と鳥が分かってきました!
季節ごとに、訪れる鳥がいるのは素敵な事ですね~
身近な事なのに、意外に知らない人って多いです。(私の周りだけかな・・・)知っているのは、白鳥くらいでしょうか・・・
今日は、数十羽の白鳥が休んだり、チョコチョコ歩いてお食事などして田んぼにおりました。
餌付けも、悪い事だって知らない人の方が多いですよね・・・
真実を知って、驚いてしまうかもしれませんね・・・

みのさんの動物の番組で、しゃべる動物をやってましたが、九官鳥、オウム!
オウムなんて、会話してました・・・
どっちか忘れちゃいましたが、
ネコ、ウグイスの物真似までして・・・
おもしろかったですが、驚異でした





返信する
こんにちは (あきこ)
2007-12-10 15:48:40
つぐみん、お腹の白い羽毛がいかにもあったかそう~ですね。大阪にも居るのでしょうか、探してみます順番待ってるなんて可愛い今日、柿の木に残った大きくて甘そうな実をメジロさんがつついてて、枝には鈴なり状態で4羽も順番待ちの子がいました。でもメジロさんは待ちきれずにチョコマカ・・・後ろからちょっかいかけたりして喧嘩しながら食べてました(笑)鳥さんも種類によって性格はいろいろですね。

動物愛護ってムズカシイ・・・人間の営みのせいで野生の動物が数を減らしたり、増えたり・・・大事にしたい気持ちがあだになる事も・・・もっと勉強しないと、です。密猟なんてもっての外!ですね
返信する
ブトボソさなへ (白馬ツバメ)
2007-12-10 21:43:08
こんばんは
絶滅の危機に瀕していたタンチョウも保護され続け、時間をかけて個体数も増えました。トキなどもそうですが、安定した個体数を維持するまでは今の日本の環境ではある程度初めのうちは餌づけで保護していくしかないのも現実で。コウノトリも自然復帰させるまでに周囲の農家の方たちと、コウノトリが暮らせる環境づくり、ドジョウなどが住める田んぼが不可欠で、農薬などの問題で時間をかけてディスカッションしていき、やっと形になってきましたよね。
人間は愚かです。絶滅しかけて騒ぎ出す。北アルプスの雷鳥も、今から保護のための環境対策をしていかなければもう間に合わないことわかっているはずなのに・・
返信する
お宿さんへ (白馬ツバメ)
2007-12-10 21:50:38
こんばんは
・・・なんだかこんなことを考えているとほんとに人間でいる自分がとっても嫌になってきてしまいます。
どれほどたくさんの野生鳥獣たちが人間の犠牲になってきたことでしょうね・・これから先も・・
自民党が農作物被害対策に野生鳥獣へのとんでもないやり方の駆除の法案を通そうとしていますね。この法案が通ったら・・もう間違いなく熊もシカも猿もみんなみんな片端から・・・絶滅の方向に向かうでしょね・・恐ろしいことだ・・・こんなことがあっていいのかな・・
返信する
みしまつーさんへ (白馬ツバメ)
2007-12-10 22:00:04
こんばんは
不思議なもので、年とともに記憶力がどんどん低下しているというのに、なぜか鳥の名前は一度覚えたらしっかりとインプットされますね~ 買い物行って忘れないようにメモ書きしたそのメモを忘れてきたり、買ったばかりのサランラップどこ探してもない。また新しいのあわてて買ってきて冷蔵庫開けたら、どうしてここにサランラップが入っているのー・・みたいな日々です~
つぐみん、見つけてくださいね♪地味~な鳥ですが・・可愛いです。
返信する
あきこさんへ (白馬ツバメ)
2007-12-10 22:07:32
こんばんは
メジロはちっちゃな鳥ですが、闘争心は強いですね。好奇心も旺盛。怒り始めるとすごくヒステリックな声で鳴き続けますよ~
「キィキィキィキキキィーキキキキぃー」って・・顔もちゃんと怒ってる・・
私利私欲のための密猟だけは断固許せませんねっ!
言葉悪いですが・・いい死に方しないと思いますっ!
返信する

コメントを投稿