東日本大震災で台湾にお世話になったから、日本も何かできることがれば・・・。
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台湾でM6.4の地震 2人死亡200人以上けが 邦人も2人負傷
2月7日 10時00分
NHK NEWS Web

日本時間の7日未明、台湾東部を震源とするマグニチュード6.4の地震があり、これまでに2人が死亡し、200人以上がけがをしました。台北にある日本の窓口機関、日本台湾交流協会によりますと、現地の病院に確認したところ日本人2人がけがをしたという情報があるということです。
日本時間の7日午前0時50分ごろ、台湾東部の花蓮県から北北東におよそ20キロを震源とする地震があり、震源の深さはおよそ10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは6.4と推定されています。
この地震で、震源に近い花蓮市を中心に建物が倒壊したり傾いたりするなどの被害が出て、台湾当局によりますと、これまでに2人が死亡し、214人がけがをしたということです。
また台北にある日本の窓口機関、日本台湾交流協会によりますと、現地の病院に確認したところ日本人2人がけがをしたという情報があるということです。
けがの程度など詳しいことはわかっておらず、交流協会は現地に職員を派遣して確認を急いでいます。
さらに日本人の宿泊客が多い花蓮市の「マーシャルホテル」は建物の下の階が押しつぶされ全体が大きく傾いていて、地元の消防やメディアによりますと、従業員2人の行方がわからなくなっている一方で、130人以上が救助されたということです。
地震が発生した当時、現地にいたNHKのスタッフは「ホテルの周辺には多くの日本人の姿が見られ、路上や近くの別のホテルに避難していた」と話していました。
地元の気象当局は「今月4日から花蓮県付近を震源とする、体に感じる地震が94回起きており、今回の地震はその中で最も大きい。地震活動は今後2週間から3週間続くと見られる」として警戒を呼びかけています。
傾いたホテルは
台湾の花蓮県で起きた地震で一部の階が押しつぶされ大きく傾いているのはマーシャルホテルというレジャーホテルです。
日本の旅行会社の案内によりますと、部屋数は200以上あり、ジムやサウナ、屋外プールがあるほか、カラオケ施設なども完備しているということです。
花蓮市の中心部にあって利便性もよいことから、日本人の利用も多いことで知られています。
ホテル宿泊 日本人どうし安否確認「おそらく全員無事」
地震で建物が大きく傾いたマーシャルホテルの周辺には宿泊していた日本人観光客や地元の人たちが避難していました。
ツアーで花蓮県を訪れ、マーシャルホテルに宿泊していた日本人の男性はNHKの取材に対し、一緒に宿泊していた日本人どうしで安否の確認をしたとして「おそらく全員無事だ」と話していました。
ホテル周辺は安全確保のため警察が立ち入りを規制し、台湾人の男性は「私の妻が兄を捜しに立ち入り禁止区域に入り、戻ってきません。建物が大きく壊れている以外、どのような状況なのか全くわかりません」と混乱した様子で話していました。
「日本人は全員ロビーに集まっている」
花蓮県のホテルに家族と滞在していた日本人の男子大学生は、NHKの取材にツイッターで応じ、「2秒ぐらい縦に揺れたあと、1分ほどの大きな横揺れが続き立っていられない状況だった。全員ホテルの外に避難したが、安全なのでホテルに戻るよう言われた。しかしその後も大きい余震が続き不安なので、日本人は全員ロビーに集まっている。1階が倒壊したという近くのホテルの宿泊客も自分たちのホテルに避難してきている」と話しています。
地震発生の瞬間 映像に
花蓮県の中心部にあるレンタルビデオ店に設置された監視カメラが、地震が発生した瞬間の様子を捉えていました。店内の棚に並べられたレンタル用のDVDなどが小刻みに揺れ出したあと、大きな横揺れが起きて棚そのものが次々と倒れ、DVDなどが床に散乱しました。
また、店内にいたスタッフや客と見られる人たちが揺れに耐えながら慌てて逃げる様子も、映っています。
専門家「震源浅く激しい揺れ」
日本時間の7日未明に起きた台湾東部付近を震源とするマグニチュード6.4の地震について、東京大学地震研究所の古村孝志教授は「今回の地震が起きた場所は、フィリピン海プレートとユーラシアプレートが衝突しているため、数多くの活断層があり、地震活動が活発な地域で、過去にも規模の大きな地震が起きている。今回の地震は、浅い場所で断層が横にずれ動くタイプの地震だったと見られる」と話しています。
そのうえで、「台湾の気象当局のデータなどを見ると、震源が浅かったため震源に近い場所では、震度7に相当する激しい揺れに襲われたと考えられる。震源が浅い地震の場合は、地震活動がしばらく続く可能性がある。今後、同じ程度の規模の地震や、さらに大きな地震が起きる可能性があり、注意が必要だ」と指摘しています。
過去にも大きな地震
台湾では過去にも規模の大きな地震がたびたび発生しています。
1964年1月には、台湾南部を震源とするマグニチュード6.3の地震が発生し、住宅が倒壊するなどして100人以上が死亡しました。
1999年9月に台湾中部で発生したマグニチュード7.7の大地震では、コンクリート製の建物などが倒壊し、2400人以上が死亡しています。
おととし2月にも、台湾南部を震源とするマグニチュード6.4の地震が発生し、マンションが倒壊するなどし、110人以上が死亡しました。
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台湾でM6.4の地震 2人死亡200人以上けが 邦人も2人負傷
2月7日 10時00分
NHK NEWS Web

日本時間の7日未明、台湾東部を震源とするマグニチュード6.4の地震があり、これまでに2人が死亡し、200人以上がけがをしました。台北にある日本の窓口機関、日本台湾交流協会によりますと、現地の病院に確認したところ日本人2人がけがをしたという情報があるということです。
日本時間の7日午前0時50分ごろ、台湾東部の花蓮県から北北東におよそ20キロを震源とする地震があり、震源の深さはおよそ10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは6.4と推定されています。
この地震で、震源に近い花蓮市を中心に建物が倒壊したり傾いたりするなどの被害が出て、台湾当局によりますと、これまでに2人が死亡し、214人がけがをしたということです。
また台北にある日本の窓口機関、日本台湾交流協会によりますと、現地の病院に確認したところ日本人2人がけがをしたという情報があるということです。
けがの程度など詳しいことはわかっておらず、交流協会は現地に職員を派遣して確認を急いでいます。
さらに日本人の宿泊客が多い花蓮市の「マーシャルホテル」は建物の下の階が押しつぶされ全体が大きく傾いていて、地元の消防やメディアによりますと、従業員2人の行方がわからなくなっている一方で、130人以上が救助されたということです。
地震が発生した当時、現地にいたNHKのスタッフは「ホテルの周辺には多くの日本人の姿が見られ、路上や近くの別のホテルに避難していた」と話していました。
地元の気象当局は「今月4日から花蓮県付近を震源とする、体に感じる地震が94回起きており、今回の地震はその中で最も大きい。地震活動は今後2週間から3週間続くと見られる」として警戒を呼びかけています。
傾いたホテルは
台湾の花蓮県で起きた地震で一部の階が押しつぶされ大きく傾いているのはマーシャルホテルというレジャーホテルです。
日本の旅行会社の案内によりますと、部屋数は200以上あり、ジムやサウナ、屋外プールがあるほか、カラオケ施設なども完備しているということです。
花蓮市の中心部にあって利便性もよいことから、日本人の利用も多いことで知られています。
ホテル宿泊 日本人どうし安否確認「おそらく全員無事」
地震で建物が大きく傾いたマーシャルホテルの周辺には宿泊していた日本人観光客や地元の人たちが避難していました。
ツアーで花蓮県を訪れ、マーシャルホテルに宿泊していた日本人の男性はNHKの取材に対し、一緒に宿泊していた日本人どうしで安否の確認をしたとして「おそらく全員無事だ」と話していました。
ホテル周辺は安全確保のため警察が立ち入りを規制し、台湾人の男性は「私の妻が兄を捜しに立ち入り禁止区域に入り、戻ってきません。建物が大きく壊れている以外、どのような状況なのか全くわかりません」と混乱した様子で話していました。
「日本人は全員ロビーに集まっている」
花蓮県のホテルに家族と滞在していた日本人の男子大学生は、NHKの取材にツイッターで応じ、「2秒ぐらい縦に揺れたあと、1分ほどの大きな横揺れが続き立っていられない状況だった。全員ホテルの外に避難したが、安全なのでホテルに戻るよう言われた。しかしその後も大きい余震が続き不安なので、日本人は全員ロビーに集まっている。1階が倒壊したという近くのホテルの宿泊客も自分たちのホテルに避難してきている」と話しています。
地震発生の瞬間 映像に
花蓮県の中心部にあるレンタルビデオ店に設置された監視カメラが、地震が発生した瞬間の様子を捉えていました。店内の棚に並べられたレンタル用のDVDなどが小刻みに揺れ出したあと、大きな横揺れが起きて棚そのものが次々と倒れ、DVDなどが床に散乱しました。
また、店内にいたスタッフや客と見られる人たちが揺れに耐えながら慌てて逃げる様子も、映っています。
専門家「震源浅く激しい揺れ」
日本時間の7日未明に起きた台湾東部付近を震源とするマグニチュード6.4の地震について、東京大学地震研究所の古村孝志教授は「今回の地震が起きた場所は、フィリピン海プレートとユーラシアプレートが衝突しているため、数多くの活断層があり、地震活動が活発な地域で、過去にも規模の大きな地震が起きている。今回の地震は、浅い場所で断層が横にずれ動くタイプの地震だったと見られる」と話しています。
そのうえで、「台湾の気象当局のデータなどを見ると、震源が浅かったため震源に近い場所では、震度7に相当する激しい揺れに襲われたと考えられる。震源が浅い地震の場合は、地震活動がしばらく続く可能性がある。今後、同じ程度の規模の地震や、さらに大きな地震が起きる可能性があり、注意が必要だ」と指摘しています。
過去にも大きな地震
台湾では過去にも規模の大きな地震がたびたび発生しています。
1964年1月には、台湾南部を震源とするマグニチュード6.3の地震が発生し、住宅が倒壊するなどして100人以上が死亡しました。
1999年9月に台湾中部で発生したマグニチュード7.7の大地震では、コンクリート製の建物などが倒壊し、2400人以上が死亡しています。
おととし2月にも、台湾南部を震源とするマグニチュード6.4の地震が発生し、マンションが倒壊するなどし、110人以上が死亡しました。