アナザーストーリーズ 「フタバスズキリュウと“のび太の恐竜”~つながれた“夢”~」
2021年1月26日 NHKBSプレミアム
を見ていたので、「歌劇2021年3月号」で、美園さくらがドキュメンタリー番組の“フタバスズキリュウ”について語っていて、ちょっと表現のしかたは違うが、この番組ではないかと。
私も、いわき市石炭・化石館も国立科学博物館にも見に行ったし、いわき市の大久に化石探しに行ったことがあるので、興味深く見た。
「のび太の恐竜」のピー助がフタバスズキリュウだったのが一番の驚き。
★★★★★
NHK公式サイトより
アナザーストーリーズ 「フタバスズキリュウと“のび太の恐竜”~つながれた“夢”~」
2021年1月26日 NHKBSプレミアム

それは、不思議なつながりの始まりだった!1968年、福島の高校生が発見したフタバスズキリュウの化石。少年の熱に動かされた大人たちが手伝い、全身の7割もの骨を発掘!しかし学術研究は進まず…。そんな中、この発見に着想を得た漫画家の藤子・F・不二雄は「のび太の恐竜」を生み、その頃に恐竜に夢中になった少女がやがてフタバスズキリュウの研究者に!40年あまりの歳月の中で、少年の夢が受け継がれていった物語。
★★★★★
Wikipediaフタバスズキリュウより
フタバスズキリュウ(和名:双葉鈴木竜、学名:Futabasaurus suzukii )は白亜紀後期サントン階(約8500万年前[1])に日本近海に生息していた首長竜。爬虫類双弓類プレシオサウルス上科エラスモサウルス科に属する。日本国内で化石が初めて発見された首長竜として著名。発見から38年後の2006年にようやく新属新種として正式に記載された。模式標本(標本番号:NSM PV15025)は国立科学博物館に保管されており[2]、化石のレプリカは福島県のいわき市石炭・化石館などに展示されている[3]。
発見(抜粋)
フタバスズキリュウの化石は1968年(昭和43年)に、福島県いわき市大久町入間沢の大久川河岸で露出していた双葉層群玉山層入間沢部層(いりまざわぶそう)の Inoceramus amakusensis 帯から、当時高校生だった鈴木直によって発見された。この頃、各大陸に比べて面積が小さい日本列島では、首長竜や恐竜など中生代の大型爬虫類の化石が発見されることはないと考えられていた。フタバスズキリュウの発見により、こうした定説が覆され、専門家やアマチュア研究者による化石発掘が各地で盛んになった[4]。
フタバスズキリュウは、他のエラスモサウルス科の種に比べて目と鼻の間がより離れていることや、脛骨が長いこと、鎖骨と間鎖骨の接合部分の形状などが識別点(他の種や属などと区別される特徴)であるとされる。
全長約7mに復元されている。首の部分の化石が失われているための推定値である。逆に、首以外のほとんど全身70%が化石として残っているのは稀有な標本。
命名
「双葉鈴木竜」という名は発見者の苗字「鈴木」と、発見された地層の「双葉」層群から名付けられている。発見直後に調査のため来日したサミュエル・ウェルズにちなんで「ウェルジオサウルス・スズキイ」という学名が提案されていたが、当時は新種かどうかの判断がつかず、発見後38年経った2006年(平成18年)5月に国立科学博物館の佐藤たまき特別研究員(当時)と真鍋真主任研究員、群馬県立自然史博物館の長谷川善和館長(当時)ら3人の研究チームによってようやく新属新種の首長竜と判明し、「Futabasaurus suzukii (フタバサウルス・スズキイ)」という学名で正式に記載された[7]。
発見から正式な記載まで38年もかかったのは、種や属の特徴を比較研究する上で必要となる首長竜類の資料や情報自体が、世界的にも十分でなかったことによるという。しかし1990年代以降、エラスモサウルス科に関する研究資料や情報が増えたことに加え、2003年(平成15年)からは、世界の首長竜化石を数多く実見した経験を持つ佐藤研究員がチームに加わったことで正式な新種記載に漕ぎつけたという。[要出典]
佐藤研究員はこの化石を「カレ」と呼ぶほどの熱意を持って研究に臨んでいたといい、彼女がいなければ正式な記載まで更に5年はかかったかも知れない、と長谷川館長が感想を述べている。この化石の雌雄は不明であるが、佐藤研究員は「私が好きになったんだからオスでしょう」と言い、勝手に「カレ」と呼んでいる。[8]
ちなみにFutabasaurus(フタバサウルス)という名称は、これよりも早い1990年(平成2年)に双葉層群産のティラノサウルス類とみられる獣脚類(通称フタバリュウ)の学名として提唱されたことがあったが、学名に必要とされる記載文を伴ってはいなかった。命名規約上、このような名称は「裸名」(nomen nudum)と呼ばれ、学名としての適格性を持たず、先取権の原則も適用されないため、フタバスズキリュウの種としての記載の際に問題になることはなかった。
「クビナガリュウ(首長竜)」という日本語そのものが、フタバスズキリュウの発見に伴って長谷川善和が作った物。Plesiosauria(トカゲに似た物)は直訳しても意味がわからないし、「長頸竜」「蛇頸竜」などとも呼ばれていたが統一されてすらいなかった。それどころか、非学術の範疇では恐竜との区別さえ曖昧であった。
★★★★★
Wikipedia「のび太の恐竜」より
あらすじ
短編版
スネ夫にティラノサウルスの爪の化石を見せてもらうのび太たちだったがのび太だけは化石を触らせてもらえず、悔しがり、「恐竜の化石を一匹分丸ごと見つけてみせる」と突拍子もない宣言をしてしまう。
その後、偶然にも首長竜の卵の化石を発掘したのび太は、タイムふろしきを使って、卵を化石になる前の状態に戻し、孵化させる。のび太は孵化したフタバスズキリュウの子供をピー助と名づけて可愛がり、ピー助ものび太を慕って育つ。
だが、成長するにつれて、ピー助を現代で育てていくのが困難になってきた為、予定よりも早く、スネ夫たちにピー助を見せることにするのび太。スネ夫たちは出かけてしまっていた為、それは叶わなかったもののピー助の本当の幸せを願い、のび太はタイムマシンでピー助を白亜紀の世界へ帰すのだった。
登場する恐竜・古代生物(抜粋)
・フタバスズキリュウ(2006年にフタバサウルスと命名された種) - ピー助の種。終盤の日本近海で群れが登場し、ピー助を仲間に迎える。