日本は「自己愛」から「嫌われる勇気」へ
日本の「自己愛」が決定的に傷つけられたのは、2010年中国にGDPで追い抜かれたときであろう。 それまでの日本は中国を下に見ていた。下に見るならまだしも馬鹿にしていた部分もある。...
政治家がタカ派的主張をするとき
自民党の政治家が「タカ派的発言」をするようになったのは第二次安倍政権以降である。 精神科医の和田秀樹氏によれば、 政治家がタカ派的になるとき、その国ではだいたいにおいて、経済が...
このところの防衛省の動きがおかしい
岸田首相の暴走とも思える「防衛予算倍増論議」がまだ冷めやらぬなか、防衛省にいろいろなスキャンダルが発生している。 先ず騒がれているのが、海上自衛隊幹部が「特定秘密」を漏洩した事件...
日本外交はどこへ行った
ウクライナと台湾に触発されて岸田政権は防衛費倍増に舵を切った。 適切なルールで必要な防衛費を増やすことに異存はない。 しかし国民への説明は吹っ飛ばして短兵急に倍増を決めてしまっ...
地獄の沙汰も金次第
このところ「金のやり取り」が不透明だと、何人かの政治家(それも大臣)が冷や汗をかきながら弁明に汲々としている。 彼らの本心は「地獄の沙汰も金次第」だ。 今までこれでなんとか泳い...
日本はまた「組織の不条理」に陥るのか。
太平洋戦争における日本の統治者の行動は不条理に満ちている。 たとえばガダルカナル戦では、近代兵器を装備した米軍に対して、日本軍は銃剣をもって肉弾突撃する白兵作戦を3度にわたって繰...
自民党の劣化がこの国を危うくする。
このところ極めて危ういと感じるのは、日本が「戦争をする」方向へ大きく右旋回しつつあることだ。 自民党内は団栗の背比べのように小物があつまって田舎芝居だ。 財源について国債だ増税...
ロシアへの経済制裁は我慢比べーーー音を上げたほうが負け
経済制裁は薬で言えば「漢方薬」みたいなものだ。 じわじわと効いて来る。 もう一つ漢方薬には「毒を持って毒を制す」というところがある。 猛毒を持つ「トリカブト」は、漢方薬では附...
黒田日銀の円安修正で日本経済は良い方に進む
黒田日銀がようやく重い腰を上げて金融緩和策の修正に動き始めた。 黒田総裁は頭が良くて頑固だ。この手の人がリーダーになるとその組織は大体おかしくなる。 間違っている政策でもプライ...
巧言令色すくなし仁ーーー人間はいつの時代も同じか
巧言令色すくなし仁 孔子 ことばを巧みに操り、人から気に入られようと愛想よくしている者には、誠実な人間は少ない。 孔子は2500年ほど前の人間だが、今も同じようなことが繰り広げ...