炎(かぎろい)に心を奪われる季節に。
東(ひむがし)の野にかぎろいの立つ見えてかへり見すれば月傾きぬ 柿本人麻呂 この歌の舞台となった阿騎野を人麻呂が訪れたのは陰暦11月17日、太陽暦では12月31日前後だという...
腰砕けの「新しい資本主義会議」
昨日「新しい資本主義会議」の緊急提言があった。 岸田首相は成長も分配もと意気込んでいるが、あまり目新しい政策もなく、結局成長重視路線だ。 成長すればその余得で分配の方に回せると...
ようやく受け入れられるのか「社会的共通資本」という考え方
経団連が「新しい資本主義」の実現に向けた基本的考え方の中に「社会的共通資本」の構築を目指すことを取り入れた。 どこまで本気で取り組むのか定かではないが、向いている方向に間違いはな...
見渡せば花も紅葉もなかりけり
この辺の雑木林の気色はもう冬を迎えるばかり。 花も紅葉も散ってしまった。ただ薔薇のみが凛として花を咲かせているが。 見渡せば花も紅葉もなかりけり浦の苫屋の秋の夕暮れ 藤原定家...
政権交代可能な与野党対決は道半ばだが、新しい兆しもある。
今回の衆院選は自民党も立憲民主党も議席を減らし、日本維新の会の独り勝ちになった。 維新の会を与党と見るか野党と見るかで風景が変わってくるが、とりあえず野党として考える。 自民党...
原油高騰の不思議ーー金融資本主義に振り回されているだけではないか?
このところ原油高騰による悪影響が我々の日常生活にも及んできた。 ガソリン価格や灯油にもろに価格高騰の波が及んでいる。 こんな状況でも石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどでつく...
米中対立の中で日本の役割は?ー衆院選の結果も関係する
今回の衆院選が右に振れれば(例えば高市路線が色濃く出れば)対中関係はかなり厳しくなっただろう。 要するに「力には力で」という路線だ。 一方枝野幸男が選んだ「野党共闘路線」は、明...
「運のいい人の法則」ーー直感力がある
米国ウォール街の実務家で著述家でもあるマイケル・モーブッシンは次のように語る。 人生で経験することの多くは実力と運の組み合わせだと言います。 ただ人はそれを見分けることが不得意...
衆院選での雑感ーー与党も野党も立て直しがいる、まだ勝負はついていない。
今回の結果から見え来るものは、日本の在り方を決めるにはもう少し時間がかかるだろうということだ。 維新をとりあえず野党と見た場合に、自民・公明比例票は27百万票、一方野党勢力は26...
世の中で一番心が洗われるものは何だろう?
お弟子が質問するとお釈迦様は次のように答えた。 それは朝の露だよ。朝の露を見ていると、誠に心がきれいになるよ。一銭もなくてもいい。財宝は一つもなくてもいい。 朝露に太陽が当たっ...