メガヒヨの生息日記

メガヒヨ(観劇、旅行、鳥好き)のささいな日常

Nickくん、Will氏、Tony先生の出演情報

2013年08月29日 | 国外・舶来エンタメ

二泊四日のNY弾丸ツアーに加えて、7月はスイスに行ってしまったメガヒヨ。
その今年度の旅行資金はすっからかん。
でも素敵な出演情報は絶えずメガヒヨの元に舞い込んでくる。

まずはTony Sheldon先生。
現在はコネチカット州にて『Hello, Dolly!』にご出演中。
それに引き続いて、この秋はホームであるシドニーにて、『Dirty Rotten Scoundrels』のローレンス役で主演を務められる。

http://dirtyrottenscoundrels.com.au/

はぅぅ。観に行きたい…。
メガヒヨは2005年のオリジナル版をジョンリスゴー、翌年の日本版を鹿賀丈史で観ている。
妙齢の婦人を手玉に取るこのサギ師って、Tony先生のために当て書きした位にぴったりな役。
B'wayで上演だったら迷わず行くのになぁ。

そして次はWill Swenson氏。
彼は『Rocky Horror Show』への主演が決まった。
そう。もちろん、フランケン・フルター博士役である。

フルター博士は綺麗系・ぶさいく系・デカイ系に大きく分けられる。
彼の場合は綺麗系が入ったデカイ系というところだろうか。
メガヒヨは昔、Tom Hewittさんのフルター博士を観たことがあるけれど、そちらに近い感じになるのかな。

ちなみにこのバックス郡劇場というのは、NYから車で一時間半かかる場所にある。
近くに駅が無いため、途中まで電車で行けても、その駅からタクシーで30分かかるとのこと。
メガヒヨはとても観たいと思うのだけれど、あまりにもハードルが高すぎてムリ…。
でもロッキー役にNickくんがキャスティングされれば話は別だったりして(笑)

http://www.broadwayworld.com/article/Hes-a-Sweet-Transvestite-Will-Swenson-to-Lead-THE-ROCKY-HORROR-SHOW-at-Bucks-County-Playhouse-with-Jennifer-Cody-Lauren-Molina-Nick-Cearley-20130828


そしてラストはNick Adamsくん。
9/23月曜日にコンサートへの出演が決定。

http://54below.com/artist/the-skivvies/

そのSkivviesさんとは過去にWill氏が共演しているのだけど、何やらとても楽しそうなことをしているよ。

Nickくんも同じような衣装で登場するのかな?
観にいける方々が心の底からうらやましいっっ!!

あ、あとね。10月4(金),5日(土)に、インディアナポリスで開催されるKander & Ebbのコンサートにも出演するって。
これはフルオーケストラの大きなイベントだね。
シカゴやキャバレーなど、聴きごたえがありそう!!

残念ながら、この秋は日本でおとなしくする予定のメガヒヨ。
遠い東の地から彼らの活躍を祈るのであった。

9月4日 追記
突然ながら、Will氏はオフブロードウェイの『Little Miss Sunshine』への登板が決まったとのこと。
(クワストさん、NickくんFCのRさん、情報ありがとうございます。)
http://www.broadway.com/buzz/171515/tony-nominee-will-swenson-to-replace-will-chase-in-off-broadways-little-miss-sunshine/

変更の流れが、Hunter FosterからWill Chaseへ、それからWill Swensonって一体どうゆう役なんだろう?
まぁ、なんとか郡劇場よりかははるかにアクセスのいい場所での仕事ということで、観に行くファンにとっては何よりではなかろうか。
まぁメガヒヨは、Will氏のSweet Transvestiteをトレーラーでチラリとでもいいから観たいと思ってたんだけどね


メガヒヨ、来日ミュージカルを観る

2013年08月25日 | 国外・舶来エンタメ

今年は来日ミュージカルの当たり年だったようで、メガヒヨも何度か劇場に足を運んでみたよ。
忘れちゃう前に、NY観劇記の途中だけど寄り道更新するね。


これは6月にシアター・オーブへ観に行った『HAIR』。
このプロダクションは、アメリカの国内ツアーがそのまま日本に来たもの。
ご存じ、ベトナム戦争の反戦活動をするヒッピー達の青春群像劇。


中二病のクロード。
オリジナルのGavin Creelの系統を受け継いで、可愛い感じの俳優さんがキャスティングされてるね。


バーガー役の人も遠目から見るとWill Swensonそっくり。
メガヒヨは残念ながら2009年版のB'way公演を観ていない。
映画と事前に聴いたCD(英語理解せず)のみ、事前知識として劇場に出向いた。
映画版が舞台とかけ離れているのは知っていたけれど、最後に死んでしまう人まで違うのには驚いた。


ラストは希望者全員舞台へ!!


みんなで♪LET THE SUN SHINE INを大合唱。
ノリのいいお客さんが多くて盛り上がっていた。


8月には国際フォーラムで『american IDIOT』を観た。
B'wayで77回もご覧になっているNick姉さんのおすすめ。

このショーはGreen Dayのアルバム『american IDIOT』を原案とし、収録曲に沿って3人の若者のストーリーが展開していくというもの。
普段洋楽をほとんど聴かないメガヒヨ。邦楽のGreeeeNと混同している様なレベル
楽曲の背景などを理解しないで、観劇に臨んでいた。

休憩なしの90分間。
登場人物の若者たちのあまりのアホっぷりに目眩がした。
三人で都会に出ようと志すものの、一人はガールフレンドを妊娠させてしまい、田舎に留まって結婚するも働かずに飲んだくれ。
残りの二人は故郷を脱出なるも、その内一人は国の甘言にそそのかされて軍隊に入り、戦地で片脚を失ってしまう。
そして主人公は都会で恋に落ちるが、ドラッグにおぼれてしまって彼女に去られることに。

…どう頑張っても、誰一人として感情移入が出来やしない
女性陣が主人公を責め立てる♪LETTERBOMBは、唯一うなずけて観れたかな。
もちろんカンパニーの出来は悪くは無かったので見ごたえは有ったんだけどね。
ロックをあんなに高音で歌える日本人俳優はそういないし。

メガヒヨは商業演劇に関して、一切言葉を飾り立てることはしない。
上のような忌憚ない感想をNick姉さんに伝えた。
そうしたら彼女はメガヒヨの意見を受け入れた上で、アメリカという国の現状、イラク戦争に関する話、その中でGreen Dayの曲が果たしてきた役割を解説してくれた。
長いメールにこめて。

それを読んだメガヒヨ。観終わった後ながら作品に対する見方が変わった。
アメリカン・ドリームなんて期待出来ない世の中だけど、現実に折り合いをつけて生き抜いていく主役達。
その生き方に共感は出来ずとも、前進していく姿勢は応援したいと思った。


ところで、この公演はキャスト表があったので良かった。パンフレットは滅多に買わないもので。
シアターオーブの公演はどうしてキャスト表を出さないのかな。名前を出さないなんて、演じる役者さんに失礼じゃないの?
(あ、パンフレットを買わせるための策略なのかな? これって(笑))


そしてそして。この夏最高の収穫だった『DREAM GIRLS』。
こちらもアメリカ国内を回るツアーが招聘されたもの。
ツアースケジュールを拝見すると、アメリカ国内を一日単位で回っている過酷な日程。
東京での公演は約一ヶ月間だけれど、猛暑の中の滞在でこれまたキャストの方々には厳しいものだったと察する。

キャストの中で特筆すべきは、エフィ役のCharity Dawsonさん。
腹の底から頭のてっぺんまで響く、魂の叫びのような歌声には心底震えさせられた。

ディーナ役のJasmin Richardsonさんも素晴らしかった。
正直一幕はぱっとしないのだけれど、二幕になったら突然開花したかの様に美しくなっていた。

他にもローレルやジミーも芸達者で、アメリカのアフリカ系俳優の層の厚さを感じさせられた。
正直、白人のツアー・カンパニーってB'wayに較べるとだいぶ差があったりするけれど、このプロダクションに関しては何ら遜色が無かったものね。
それだけ競争が激しい世界なんだろうとも思ったり。


どっぷり浸かったショーの世界から醒めきれないままに幕。
シアター・オーブのいい所は、カーテンコールの写真撮影が許可されているところ。


LEDモニターにオーケストラの様子が映し出される。
「このショーではステージの後ろで生演奏されています」と字幕スーパーに表示が出た。
確かにちゃんと証明しておかないと、カラオケ演奏だと思われちゃうものね。 どこぞの劇団みたいに。


アトリウムに設置された顔はめパネル。
観客の方々が順番待ちしながら撮っていた(笑)

そうそう。最近は一人で観劇することが多かったメガヒヨ。
ショーの後にamerican IDIOTではNick姉さん、オレンジさん、satoさん、chomiさん。
DREAM GIRLSではsatokoさんとご一緒して、B'way話で楽しい時間を過ごした。
やっぱり濃い話が出来るのは幸せである。
皆さま、ありがとうございました。またよろしくお願いします


メガヒヨ二泊四日のNY2013 その8 《THE LITTLE MERMAID二回目編》

2013年08月17日 | NEWYORK


翌朝。THE ONE HUNDREDの美味しい朝ごはん。
しかしメガヒヨは食べきれずに残してしまった。夕べ夜食を食べてしまったことを思いっきり後悔する。

それからNick姉さんとの待ち合わせ場所のPenn Stationに向かう。
ところがケータイメールが届かずに、結局お会いできたのは電車の中だった。
ガラケーユーザーのメガヒヨはメール発信ごとに100円支払っているというのに。ドコモはしっかり仕事をしてほしい。

メガヒヨと会えなかったドタバタでNick姉さんは電車のチケットを買えないままに乗車されたのだけど、車内で車掌さんから買うチケットは駅で買うよりも5ドルも高かった。かたじけないです。


ドコモのせいで大変だったけど、時間通りにたどり着いたPaper Mill Playhouse。

そういえば今回は現地で日本人の方を全く見かけなかったな~。
公演から2か月くらい経つけど、ネット上でレビューも見つけられないし。
もしかしてメガヒヨってば、この"改編版"Little Mermaidを観られた数少ない幸運な日本人!?

そうなると必要以上に使命感が湧いてくる。
張り切ってミュージカルナンバーリストを書いてみたよ。
カットされた曲は、追加されたのは、順序が大幅に変わったのはで目印をつけといた。

まずはオリジナルである2008年版から。

ACT1
Overture
Fathoms Below
Daughters of Triton
The World Abobe
Human Stuff
I Want the Good Times Back
Part of Your World
The Storm
Part of Your World (Reprise)
She's in Love
Her Voice
The World Abobe (Reprise)
Under the Sea
Sweet Child
Poor Unfortunate Souls

ACT2
Positoovity
Beyond My Wildest Dreams
Les Poissons
Les Poissons (Reprise)
One Step Closer
I Want the Good Times Back (Reprise)
Kiss the Girl
Sweet Child (Reprise)
If Only (Quartet)
The Contest
Poor Unfortunate Souls
If Only (Reprise)
Finale

それでもって、改編が入った2013年版

ACT1
Overture
The World Abobe
Fathoms Below
Daughters of Triton
If Only (Triton's Lament)
Daddy's Little Angel
Part of Your World
The Storm
Part of Your World (Reprise)
She's in Love
Her Voice
Under the Sea
If Only (Ariel's Lament)
Sweet Child
Poor Unfortunate Souls

ACT2
Positoovity
Beyond My Wildest Dreams
Les Poissons
Les Poissons (Reprise)
One Step Closer
Daddy's Little Angel (Reprise)
Kiss the Girl
Sweet Child (Reprise)
If Only (Quartet)
The Contest
Poor Unfortunate Souls (Reprise)
Finale

2013年版のラストにIf Only (Reprise)が入っていないけど、ちゃんと歌われていたと記憶している。
トリトンパパが歌って、アリエルがお姉さん達に囲まれて変身、って流れだったからね。
それらも含めてFinaleってことなのかも。

2008年オリジナル版のの演出を今回大幅に改編したのは、Glenn Casale氏。

その1でも書いたけれど、アリエル登場を冒頭に持ってきたのは正解だと思う。
2008年版では彼女がなかなか出てこないまま話が進んじゃっていたから。
歌声だけ流して神秘性を演出したかったのかも知れないけれど、観客はみんなそれが人魚のアリエルの声だって分かりきっているのだから、勿体ぶるのはそれほど意味がないよね。
大人でも登場までにしびれを切らすのだから、子供は待ち切れずに集中力を削がれちゃうかも。

劇団四季のリトルマーメイドは残念ながら今のところ観てなかったり。
昨年会員を辞めちゃったからね~。チケットが手に入りにくいもので。
比べたらまた面白い発見があったかも知れないけれど。

あ、でも四季のサイトにあった動画を見てみたら、♪Under the Seaの演出はそちらの方がいいね。
2013年版だとアリエルが置物状態だったので、フライングで踊りまくる四季版の方が見ごたえがある感じ。
バックダンサーの扮装も前者は、サンゴやイソギンチャクなど刺胞動物門花虫綱に片寄りがちだったけど、後者は魚類も活躍してたので。
またもや気前のいいカンザスの劇場が♪Under the Seaをフルコーラス公開しているので観てみてね!

それと、カモメのスカットルの♪Human's Stuffというナンバーもばっさりカットされてた。
しかも2008年版において全アンサンブルを動員して構成されていたカモメ軍団は、今回4名という精鋭のみにリストラを決行。
おかげでカモメが出てくる度に湧いてきたあのイライラは、この2013年版では全く感じなかった。
それどころか、スカットル役のMatt Allenさんの芸達者ぶりを堪能したよ。

アースラ様のナンバーが♪I Want the Good Times Backだったのは2008年版のみだった模様。
サクラメント版も四季版も♪Daddy's Little Angelを採用しているから。
でもこれって小さい女の子にはトラウマだろうな 人魚の人形を破壊しまくりだったから。
アニメ版にも登場する♪Poor Untunate Soulはもちろん健在。
いやぁ。動画でもLizさんは素晴らしいね。
四季版の紅白歌合戦の小林幸子のようなアースラ様も見ごたえがあるだろうけど、Lizさんは体全体で海の魔女を表現しているから。
(二人の献身的な助手も含めて。)

他に、今回の舞台で衝撃的だったのは一幕の最後。
たった3日間だけの人間の姿になったアリエルが砂浜にたどり着くシーン。
尾に代わって生えた脚を嬉しそうに眺め、第一歩を踏もうとする。
しかしながら初めての歩行のため、脚はもつれ、即コケる!! 残念そうにふてくされた顔をするアリエル。
それを観て爆笑する観客。
そして何と、このタイミングで幕が下りるのだ!!

もちろん2008年版はそんなことは無かったと記憶している。
またメガヒヨは数々のミュージカルを観てきたが、ヒロインの変顔で幕を下ろすショーなどは見たことが無い
あのメル・ブルックス作品でさえ、一幕ラストは壮大なコーラスやダンスで締めている。
コメディでさえそうなのに、純粋なお子様向けの『人魚姫』で、しかも一幕ラストというタイミングで笑いを追求するのか
Glenn Casaleの演出には、挑戦的な意欲を感じた。

ちなみに二幕冒頭は、アリエルが砂浜にたどり着いてコケるところまでを同じように繰り返して演じている。
まるでテレビ番組がCM後に同じシーンを再度放送しているのを、見るかのようだ。
ファミリー・ミュージカルとしては型破りな構成かに見えるが、子供は一幕を復習出来るし、混雑するトイレから遅れて戻った観客にとっては都合がいいかも知れない。


他に…
小ネタとして、プリンス・エリックの花嫁コンテストのシーンは楽しかったなぁ。
候補の姫君の最後の一人が前後スプリッツまでして必死にアピールするんだけど、そんなのNickくんは楽勝で出来るからね(笑)
Nickくんのファンは、これを見てみんなニヤリとしていたかも。

心いくまでショーをつっこみ堪能した、2回目の『THE LITTLE MERMAID』。
本日も出待ちをしちゃったよ。


キング・トリトン役のEdsard Wattsさんと。
City Centerのアンコールシリーズで、スーパーマンを演じていたお方。
長身のたくましいご体格で、あのコスチュームが似合いそう!


とびきりキュートなフランダー役のChristian Probstくん。
3年前は子役だったというので、きっとその間に急激に背が伸びて声変わりしたんだろね。
大学の勉強も忙しいと思うけど、また近いうちに舞台に出てほしいなぁ。


セバスチャン役のAlan Mingo, Jrさん。
プロフィールを見ると、『Rent』のコリンズ、『Lion King』のシンバ、『Hair Spray』のシーウィードなどなど、アフリカ系俳優の王道をいく経歴をお持ちの方。
次はもしかして『Kinky Boots』のローラ役とか!?

あとLizさんにもサインをいただきたかったのだけど、マチネ公演だったせいか外には出てこられなかった。
そりゃあ、あれだけのメイクだものね。落してもう一度するのも大変かも


そしてそして、だいぶ待ってからNickくんのご登場。
本日はNick姉さんがバースデイ・プレゼントをご持参。
それだけではなく、Nickくんへのおやつ、キャストの皆さんへの差し入れも用意されていた。頭が下がるなぁ。
でもってね、後日伺った話なんだけど、Nickくんは姉さんにもらったおやつがとても気に入ったらしく、半分はパートナーちゃんのためにとっておいたんだって。
可愛いよねぇ


Nickくんはメガヒヨの顔を見るなり、切り絵ポートレートの感想を言ってくれた。
クールと言っていたので、気に入ってくれたみたい。嬉しいなぁ!!
そのときNick姉さんが「彼女3日間しか滞在出来ないところ、このショーに2回も来たのよ。」と言ってくれた。
そしたらNickくんいわく、「わー。アリエルみたいだね。」だって!!
なんか滞在日数と言葉が通じないところしか共通点が無いような気もするけれど(笑)、メガヒヨにとってそれは最高の誉め言葉だよ。

「それじゃあ、今夜のMurder Balladたのしんでね!!」
と、NickくんはメガヒヨとNick姉さんを送り出してくれた。
幸せな気分で劇場を後にする。


そうそう。この日、Jessica姫にもサインをもらいたいなぁと思っていたんだけど、出てこられたのはNickくんと同時だった。
もう目の前のNickのことで頭がいっぱいになり、サインをいただくことをうっかり忘れてしまった。

この改編版『THE LITTLE MERMAID』は、Broadwayでの再演のうわさも聞く。
彼女にサインをいただく為にも、是非その話が実現してほしいなぁ。
日夜お祈りするメガヒヨなのであった。


メガヒヨ二泊四日のNY2013 その7 《コリアンレストランでびっくり編》

2013年08月16日 | NEWYORK

PIPPIN終演後、おなかがすいたメガヒヨ。
温かい食事が取りたいなと思い、32st.の韓国街にある「G」という有名なお店に入った。

そこではいつもビビンパをお願いする。名物ソルロンタンの上澄みスープが添えられるので。
夜遅いので空いていた店内。あっという間に注文の品が出来上がって来た。美味しそう!!
いただきま~す♪

箸をつけようとした瞬間、通りがかったウェイターがテーブル備え付けの調味料・塩、ネギ一式を取り去って行ってしまった。
え? まだスープに味をつけてないって!
(韓国料理の一部には、客が味つけをするものもある。)

「ちょっと待って!」


メガヒヨの声に他のウェイターさんが気付いて、その彼を制止してくれた。
後者のウェイターさんが気まずい雰囲気を取り繕うように、ビビンパの食べ方を説明してくれる。
いや、それは分かっているのよ…。気遣いはありがたいけど。

店内を見回すと、片づけに掛かられたのはこのテーブルだけ。
他の白人・アジア人のテーブルはまだしも、空席のとこでさえ調味料はそのまま。
使い終わったから片したなど、そのような誤解ではない。
もしかしてこれって、日本人のメガヒヨに対する意地悪なのかな?
…どひゃああ!! つまりは人種差別ってやつ!?
本で読んだりテレビで見たりはしてたけど、自分がされたのは初めてだよ。長いこと生きてるけど。

う~ん…。でもこれってかなり傷つくなぁ。
されたのは些細なことかも知れないけれど、店内で自分一人だけがターゲットにされたわけだもの。

そりゃあね。心の持ちようは自由なので、日本のことを嫌いなのはかまわないよ。
私生活においてどんなに外国の悪口を言おうが、法に触れない限りはその人の勝手だと思う。
だけど職場にはソレを持ちこんじゃいけないでしょっっ!!
さらに彼が勤務するのは食べ物を扱う職場。
商品が口に入るものなだけに、特定の客だけに失礼な態度を堂々と取る様は、不快を通り越して怖かった。
日本みたいに「お客様は神様です。」なんて待遇は期待しないけれど、対価を払う客にこの仕打ちはあんまりだってば。

で、お会計だけど、チップの額をどうしようか迷った。嫌な思いをしたものね。
でもその彼以外のスタッフは問題はなかったし、たぶんこのテーブル担当は別の人の様なので、少なく払ったら申し訳ない。
というわけで、フツウにTaxの2倍分払ってきた。

このソルロンタンで有名な店「G」は、普段は日本人客も多い。
せっかく人気店で働いている彼。くだらない意地悪はメガヒヨだけで終わらせて、今後は普通に接客をしてほしい。
だって美味しいものの前でいがみ合いなんて、勿体無いものね!!


メガヒヨ二泊四日のNY2013 その6 《PIPPIN編》

2013年08月15日 | NEWYORK

『THE LITTLE MERMAID』が上演されているPaper Mill Playhouseから、電車で一時間かけてマンハッタンに戻って来た。
時刻にして17:30を少しまわった位。早朝から歩きまわっているメガヒヨの疲れはピークに達していた。
少しでも横になりたかったので、ブルックリンの宿に一旦戻ることに。
部屋で30分ほど休憩した後、地下鉄で再び30分かけて『PIPPIN』上演中のMusic Box劇場にやって来た。


この土曜日の夜はSOLD OUT。
入場を待つ長い行列が劇場外に続く。


当日の座席はこんな感じ。センターメザニン4列目。
事前にご覧になっていたNick姉さんから、「席は舞台から1-3列は避けること。理想は前から4-8列目中央オーケストラか2階席1-4列目中央。」とのアドバイスをいただいていた。
売上好調につき、チケット品薄のこのショーだけど、ギリギリその基準内の席を買う事が出来た。
確かに演出の関係上、間近の席は色んなものを見過ごしてしまう危険性が高いかも。比較的小さい劇場なのでメザニン4列目でもかなり近く感じた。

1972年初演のこのミュージカル。
王子ピピンが数々の試練を乗り越えて成長するという物語。無垢な若者に濃ゆいキャラクターの面々が絡み、狂言回しが傍観するという構図は、『キャンディード』と似ている面も。

しかしこのミュージカルの特性はそれに留まらない。
FOSSEの流れを組む振付に、サーカス級アクロバットが加わった驚異のダンスシーンは、現在Broadwayで最も観るべきもの。
百聞は一見にしかずってことで、まずは下のトレーラーをどうぞ♪

初演版のLeading PlayerであったBen Vereen様が、1999年の『FOSSE』で再現したManson Trio。
このダンスに魅入ったメガヒヨは、いつかこのミュージカルをフルバージョンで観てみたいなぁと思っていた。
その夢をかなえてくれたのは、Patina Miller嬢。
Sisters Act』からさらにパワー・アップして、歌唱・ダンス・そしてその美貌を余すところなく披露していた。
Ben様がガールズ二人を従えていたところを、Patina嬢はボーイズをリードする。
長い手足と引きしまったボディには目が釘付けになってしまった。
ちなみにボーイズの二人は、『Priscilla』に出演していたAnthony Wayneくんと、『FOSSE』オリジナルキャストであるベテランのBrad Musgroveさん。

他にもTerrens Mann、Charlotte d'Amboise夫妻など、Broadwayファンにとって垂涎のキャスティングがされているわけなんだけど、特筆はAndrea Martin様でしょう。
ぱっと見、年齢不詳のリアル美魔女である、Andrea様。
主人公ピピンの祖母という役どころで、挑むのは空中ブランコ。
詳しくはネタバレになるので書かないけれど、クタクタになっていたメガヒヨもこのシーンでは一気に目がさめてしまった。

他にも"書きたいけど書けない"驚きシーンが満載のこのミュージカル。
唯一の心配ごとは、「今後キャストのリプレイスをどうしていくか」ってことかも。
アクロバット・プレーヤーのYannick Thomasさんの代わりなんてそうそう居るのかな~。
女性を軽々受け止められて、しかもアントニオ・バンデラス並みの男のカタマリみたいなオーラを放つ人って見たことないよ


疲れている割に、出待ちはちゃっかりするメガヒヨ。
この舞台も大勢の人がステージドア前に陣取っていた。
この写真はTerrence Mann氏。


Anthony Wayneくんが出てきたので、「昨年プリシラを観たよ。」と話しかけたら、何と彼はメガヒヨのことを覚えててくれてた!!


これはそのときにAnthonyくんがくれたフライヤー。
彼の誕生日である6月30日にコンサートを開くんだって。
しかも『Priscilla』で共演したJacqurline B. Arnoldさん、Anastacia McCleskeyさんと一緒に!!
ああ、観に行きたかったなぁ!! 実際NickくんFCの人達が観に行っててとても良かったと言ってたし。

メジャーなショーに出ている俳優さんたちが、休演日にワンナイトコンサートに出演することもあるBroadway。
メガヒヨも機会があれば是非そういうショーも観に行きたいと思うのであった。


メガヒヨ二泊四日のNY2013 その5 《THE LITTLE MERMAID一回目編》

2013年08月13日 | NEWYORK

いよいよ待ちに待った開幕。
事前リーク情報のおかげで買えた座席は、最前列の下手通路側。

実はメガヒヨ、Broadway版を2008年に観ている。
そのときの観劇記はコチラ

今回のバージョンはかなり改編されていた。
フルオーケストラによるOvertureが終わると、スクリーン越しにフライングで泳ぐアリエルが現れるのである。
おそらくこちらはダミーの女優さん。
そして彼女が泳ぎ去った瞬間、舞台左手に岩に座る本役アリエルが登場し、♪The World Aboveを歌う。
(舞台写真はBroadwayworld.comから拝借)


アリエルを演じるのは、Jessica Groveさん。
2008年版のSierra Baggess嬢も可憐だったけれど、こちらもディズニープリンセスを演じるために生まれてきたような女優さん。
声もお顔も本当に可愛らしい。
ヨーロッパ版、劇団四季版では水中でのアリエルの髪が逆立っているけれど、この「改編版」ではそのようなことはなく。
フライングする際に下ろした髪の毛が絡まる危険性があるからあのウィッグなのだろうけど、このバージョンでは何より美しさを優先した模様。
ちなみにJessicaさんは2012年にカリフォルニア州サクラメントの劇場でもアリエルを演じている。その際にはフライングの演出は無く、常に腕を動かして泳いでいる様子を表現していた。


そして我らがNick Adamsくん。
ぱっちりした目元といい、スイートな歌声といい、彼も完璧なディズニープリンス。


Nickくんの役作りは、2008年版のSean Palmerさん(SATCのマーカス役で有名)とはまた違った感じ。
少年っぽい無邪気さを備えたプリンス・エリックだった。
アリエルの声を聞いて、「人魚をみつけるぞ!」と望遠鏡を構える様子はとても可愛らしかった。

Jessicaさんともお互い童顔同士、背丈のバランスも良く、ステージ上でお似合いのカップルになっていた。
ケンタッキーの劇場が気前よく♪Kiss the Girlの動画をフルコーラス公開しているので観てみてね。

上の動画で美声を披露しているセバスチャン役は、Alan Mingo, Jr.さん。
この方は2008年度版でも代役を経て、Tituss Burgessさんの降板後にセバスチャンを演じている。
衣装は宮廷音楽家らしく、真っ赤なモーツァルト・スタイル。
四季版でもこちらがいいのにね。ベテラン俳優にはこの方が似合うよ。


キング・トリトンにはEdward Wattsさん。
声も良くてかっこいいのに、♪The World Above(Reprise)がばっさりカットされていてがっかり。
サクラメント版ではミュージカルナンバーに入っていたようなので、今後B'wayでの再演の際は復活させてほしいな。


♪She is in Loveのシーン。
Broadway版では子役が起用されていたフランダー役には、現在エール大在学中のChristian Probstくん。
ちなみに彼はたった3年前、Jessicaさんがリーズル役だった『The Sound of Music』でフリードリッヒを演じていた。
とてもキュートだし実力もあるので、B'wayで活躍する日も遠くないのでは?
例えば『Newsies』のデイビットなんてぴったりだと思う。

アリエルのお姉さん達も美女揃い。ドレスに、個性とりどりのティアラも素敵!
このプロダクションは衣装にはちゃんと予算を掛けているなぁ。

あとは…そうそう。2008年度版では、女官のカルロッタという役があったのだけど、今回そういう役の人はいなかった。
その代わりにグリンズビーが、お城の中でアリエルに親切にする役割を引き受けていた。


そしてそして。影の主役であるアースラ役のLiz McCartneyさん。
いや、何というか、もうアニメ映画そのまんま。
歌声もよく響いていたよ。『オペラ座の怪人』や『スイーニー・トッド』にも出演されているし、オペラ歌唱はお手の物のよう。
おそらく世界中のアースラ役が束になってかかっても、この方には敵わないのではないかな。


ちなみに最前列でメガヒヨの隣に座っていたお嬢ちゃん。
アースラ様登場シーンになるとビビりまくって、お母さんの膝の上に逃げてずっとそのまんまだったっけ。
きっとしばらくは夢に出るぞ(笑)


あ、それとね。最前列は、目の前に障害物が何もなくて見やすくて良かったんだけど、冷えるのが難だった。
欧米の劇場は、日本人にとって冷房が効きすぎているからね。
特に♪Kiss the Girlのナンバーなんてしんどかった。
ドライアイスのスモークが景気よくたかれて、それが客席にまで流れ込んできてしまったんだもの。


クライマックスのあっけなさは2008年バージョンと変わらず。
魔法の貝を、奪って放り投げて終了。

たしかアニメでは巨大化したアースラをプリンス・エリックが倒してなかったか?
でかいタコを作る予算が予算が無かったかどうかは知らないけど、そのシーンが今回も再現されないなんて、これじゃあNickくんの筋肉の持ち腐れだよ。
これじゃあプリンス・エリックって、砂浜にいたアリエルをお城に連れて帰った以外は役に立っていないんじゃあ…
他のディズニーミュージカルと比較してみると、『美女と野獣』の野獣はガストンと戦ってるし、『ライオンキング』のシンバもスカーを倒してるし、『メリー・ポピンズ』のバートは煙突掃除をしているのに!!
まぁこのクライマックスシーンは、「訳わかんない契約書にサインしちゃうと、親にとんでもない迷惑を掛けるよ」という教訓を子供に知らしめればOKという感じだからね~。
制作側としては、「悪者を倒す戦い」に重きを置いていないだけかも。
原作であるアンデルセンの「人魚姫」だって、魔女は善意のお婆さんなのであって、別に戦うシーンがある訳ではないからね。


そんな訳で大団円。
最後はみんなで合唱してキスして終了。
でもNickくんの声、すごく響いていて良かったな。歌、さらに上手くなったね。 

Nickくんの歌声は、PaperMillが公開している動画の最後の方でちょこっとだけ聴けるよ!


舞台が跳ね、メガヒヨは昨年もお会いしたNickくんファンクラブのKさんと一緒に出待ちをすることに。
PaperMill Playhouseのステージドアは、出口を出て左手に廻り、建物の裏側の駐車場に面した場所にあるよ。

ステージドアの前は、昨年の『Priscilla』の殿方と入れ替わる様に小さい女の子でいっぱいだった。
まるで日本のプリキュア・ショーみたいだなぁ。
そんな中、東洋からやってきた"大きいおともだち"であるメガヒヨ。プレゼントの酒瓶を抱えてじっと待つ。

しばらく待ってたら出てきた、出てきた。
メガヒヨ、ちびっ子たちへの配慮も全くなしに王子様に駆け寄る!!


Kさんと2shot写真を撮りっこ。
日本から持ってきたシャンパンを「パートナーちゃんと二人で飲んでね。」と渡したら、
「Oh you're sweet.」だって。てへ♪


後ろで待つちびっ子たちに悪いので、本日はほどほどに。
「明日またNick姉さんとくるよ。」と言ったら笑顔で送り出してくれた。
この時点で明日の公演が待ちきれないメガヒヨ(笑)、後ろ髪を引かれる思いでPaperMillを後にするのであった。


メガヒヨ二泊四日のNY2013 その4 《貢ぎもの編》

2013年08月12日 | NEWYORK

ところでメガヒヨが『THE LITTLE MERMAID』を観に行った日は、6月10日のNickくんの誕生日から一週間も経たない日であった。
これはもう、バースデイプレゼントを持っていかなきゃね!!

高価な品物は用意できないけれど、インパクトがあって喜んでもらえるもらえる手立てはないかなぁと考えた。
そこで思い立ったのは、切り絵ポートレート。

ネットで作り方を検索したところ、切り絵作家のERYさんがとても分かりやすく解説して下さっているサイトがあった。http://matome.naver.jp/odai/2130967515991945101

参考にさせていただき、さっそく取りかかる。


まず、デザインの元となる写真を選び、トレースしたよ。
写真をなぞってはいけません、と子供の頃に絵の先生からきつく言われたっけ。
でも今となっては、禁じ手も何もお構いなし。
大人の図画工作は自由で楽しいなぁ。


これは失敗作
素敵な写真でも、切り絵には向かなかったかもしれない。
顔のパーツを繋げなきゃいけないからね


それではお楽しみの切る作業。
材料となる紙の上に下絵を置くよ。
メガヒヨは今回、色上質厚口の黒を使った。
他に試したのはコットン紙。120kg程度の厚さのものだったけど、これは厚すぎて細かいところを切ることが出来ず。
色上質中厚口は切りやすかったけど、薄すぎて出来上がりが頼りないのでこれもパス。


下絵と材料の紙をテープで固定をする。
端の部分はもちろん。
ERYさんのお教え通りに、出来上がりで切り落とす部分の下絵に穴をあけてテープを貼るという作業も忘れずに。
これのおかげで、細かい作業のときに断然楽だった。


顔の部分のカットが終わったところ。
エルファバ状態(笑)


切り終わったところはピンセットで丁寧に取り除いていく。
この作業が気持ちいい!!


ところでWill氏の方は完成間近で、左目を繋ぎとめていた前髪がプチっと切れてしまった。
デザインは大切だけど、パーツ構成の強度も考えた方がよさそう。
ちなみに写真に撮った2作目は改良済みのものである。

 
ようやく完成!!


ちなみにNickくん、Will氏ともに2作ずつ作った。左が1作目、右が2作目。
同じ下絵でも2回目になると慣れてきて、細かいところまで切り込めていることが分かる。
もちろんプレゼントしたのは共に2作目の方。


後ろが透けた状態のまま渡した方が面白そうだけど、運ぶ途中で歪んでしまう危険性がある。
そんな訳で、スプレー糊でトレーシングペーパーに貼り、さらに台紙をつけてカード仕立てにした。

メガヒヨとしては、切り絵の作業より、カードに書く英作文の方がしんどかったり


さらにNickくんへはシャンペン、Will氏にはお子さん達と食べてもらえるようにバームクーヘンを用意した。
シャンペンは自分で包装したよ。レインボーカラーのリボンもつけちゃったもんね!


メガヒヨ二泊四日のNY2013 その3 《劇場到着編》

2013年08月11日 | NEWYORK

THE ONE HUNDREDの最寄駅であるAtlantic Av駅から、地下鉄Q線で34st-Penn Station駅まで30分足らず。
そこから歩いて10分ほどでPenn StationのNJ Transitの乗り場に着く。


到着したタイミングで前の電車が行ってしまった。
休日だったので、次の電車は一時間後
チケット片道8ドル(2013年6月現在)を買い、コンコースに座ってじっと待つ。
出発直前までどこのホームに電車が来るか表示されないので、電光掲示板を常にチェック。


出発10分前に乗車案内が出る。
機関車にけん引される大きな列車。何両編成だろう。
お客さんは大勢いるのだから、コンパクトな電車を一時間に何本か走らせればいいのに。

ところでこの駅では改札を見かけなかった。
切符は車掌さんが検札に来るシステム。
これって人件費がかかるんじゃ…と思ったけど、途中無人駅みたいなところもいくつかあったので、この方が合理的なのかも知れない。


マンハッタンからしばらく走ると、風景はもうこんな感じ。

 
一時間でMillburn駅に到着。
緑豊かな街で、こんな静かなところに劇場があるのかな?と思ってしまう。


線路沿いにある小道を抜けて、


右折して坂を登っていくと…


Nick Adamsくんご出演の『THE LITTLE MERMAID』の劇場、
Paper Mill Playhouseに到着!!


緑に囲まれた可愛らしい劇場。


お客さんは地元の方々なのかな?
会員に支えられている劇場と聞いているので。
ところでこの劇場脇のガーデン、マチネ終演にキャストの方々がここでお弁当を食べていたよ。


敷地内にあるレストランの横には池が。
鯉と戯れるお子さんたち。


女の子はみんなおめかししてたな。
おもちゃのティアラをつけている子や、人魚の尻尾付ドレスでアリエルのコスプレをしている子もいたよ。


いざ劇場内へ。Nickくんの名前を見ただけで感慨無量。


ロビーには早くも来シーズンのラインナップが!
マンハッタンから一時間もかかるのでここに来るのは大変だけど、贔屓の俳優さんが出演したら迷わず観に行っちゃうんだろうなぁ(笑) 


メガヒヨ二泊四日のNY2013 その2 《出発・ホテル編》

2013年08月10日 | NEWYORK

あっという間に、8月ももう中旬。
メガヒヨってば7月はスイスに山登りに行ってたんで、だいぶ前回と間が空いちゃった
その1ではチケット取りの話だったんで、これからやっと出発ってとこだね。

金曜日定時退社後、メガヒヨは一度家に戻り食事とお風呂を済ませてから蒲田のホテルに向かった。
お世話になったホテルは、「ビジネスホテル・ソーシャル蒲田」さん。
その晩は疲れ切っていたので、残念ながら写真はなし。
ごく普通の、お財布にやさしいビジネスホテル。受付の女性が感じの良い方だった。

翌朝、5:10のシャトルバスにて羽田空港へ。
昨年は4:30の早朝バスを利用したのだけれど、これは通常の路線バスで多くの停留所に停まる。
それなら多少遅めのシャトルバスの方がいいんじゃないかと思った。料金も割増を取られないし。
同じことを考える人は多いらしく、この便はかなり混んでいた。座席を確保したいのなら、早めに並ぶことをおすすめしたい。


無事羽田空港に到着。
昨年と同じく、Jalとのコードシェアである、AA134便(6:55発)に乗るよ。


空港内の江戸小路。いつも早朝便を利用するもので、お店が閉まっている様子しか見たことがない。


AAは機内食が出るのが早いので、朝食はパス。
会社から支給されているカードにて、スカイラウンジでジュースだけいただく。


そんなこんなで搭乗時間。

 
昨年(右)と同じ内容の機内食。
なんか間違い探し<上級編>ってな感じ(笑)


これまた軽食も同じハムサンド。


朝食はフレンチトースト。
昨年のフニャフニャ唐揚げよりずっといいのだけど、後で出てくる同じフレンチトーストとは比べ物にならない。

ところで今回も入国審査では散々待たされた。
このAA便はJalのチケットで利用したせいか座席はかなり後方。
急ぐ旅ではなかったけれど、飛行機から降りて一時間以上列に並ぶのはきついので、次回はなるべく前方に座りたいと思った。


とっくにターンテーブルから降ろされていたスーツケースをピックアップして、エアトレインに乗車。
ジャマイカ駅からLong Island Rail Roadにて、ブルックリンに向かう。


終点で下車し、いざ地上へ。


お宿があるのは閑静な住宅街。


今回の旅でお世話になるのは『THE ONE HUNDRED』さん。
日本人女性のYokoさんが経営されているB&B。
まるでSATCのキャリーの家の様な、可愛らしい外観。

到着したのは午前9時。
大抵のホテルなら荷物だけ預かってもらい、規定のチェックイン時間にまた出直すような時間。
しかしこのお宿は違っていた。

事前の問い合わせで、「9時頃に到着しますが、荷物の預かりと洗面所を使わせていただきたい。」とのリクエストに対し、
「お部屋については前の方がチェックアウトされた後できるかぎり早くにお入り頂けるように致しますが、
お部屋がご利用できなくとも、お荷物のお預かり、パーラーのご利用、洗面所、お風呂のご利用は可能です。」との嬉しいお返事。

玄関の呼び鈴を鳴らすとオーナーのYokoさんが迎えて下さった。
部屋は掃除中で、終わり次第すぐに利用できるとのこと。待っている間に朝食でもいかがですかと、温かい言葉をいただいた。
この日の朝ごはんまでいただけるなんて思ってもみなかったので、メガヒヨは大喜び。
遠慮なくごちそうになった。


ふんわりとした、まるでケーキのようなフレンチトースト。
さきほどの機内食とは、もはや次元が違う美味しさ。
旅疲れの体にいちごやラズベリーのビタミンCが浸みいった。


朝食をいただきながらYokoさんといろいろお話をした。
たった二泊という滞在から、劇場目当てを見破られたり(笑)。
電車でJFKから来たと話すと、「それでは帰りの電車の時間を調べておきましょうね。」と常に先をいく心遣い。
こちらにお世話になっている間、甘えるのに慣れきってしまうな~と思った。

そして食事が終わったタイミングで部屋に案内していただいた。

メガヒヨが今回滞在したのは、スイートルーム。
広々としたバス・トイレ付きのお部屋。


入口には小さめベッドも。最大4名が宿泊可能な部屋とのこと。


窓から見える光景。
緑いっぱいで、とてもマンハッタンの隣とは思えない。
ああ、二泊だなんて勿体ない。一週間以上居てのんびりしたいよ~。


こちらも広々としたバスルーム。
早速シャワーを浴びて、身支度を整えることが出来た。
これで王子様の出待ちも大丈夫!!

勝負服に着替えたメガヒヨ。
NickくんのいるNew Jerseyの劇場に乗り込むべく、ペンステーションに向かうのだった。