メガヒヨの生息日記

メガヒヨ(観劇、旅行、鳥好き)のささいな日常

NickくんのSatellite Magazineインタビュー記事

2014年02月03日 | 国外・舶来エンタメ

Nick Adamsくんのインタビュー記事がSatellite Magazine1,2月号に載っているというので読んでみたよ。
http://www.satellite-mag.com/

そしたら真っ先にこんな文が目に入った。

WHAT'S THE ONE THING ABOUT YOU THAT YOU THINK SHOULD SURPRISE YOUR FANS?
(ファンを驚かせちゃうだろうなってことをひとつ教えて。)

I acually hate being shirtless.
(ボク、実は脱ぐのキライ)

I acually hate being shirtless.(!)

I acually hate being shirtless.(!!)

I acually hate being shirtless.(!!!)

メガヒヨは、大好きなアイドルに「グラビアのお仕事キライ」とぶっちゃけられた中学生男子の気持ちが分かった。orz
今までの立派な仕事っぷりは何なんだー!!

でも思えばそんなそぶりは有ったなぁ。
2011年のプライド・パレードでもSteveくんやBryanくんが景気よく脱いでる中、Nickくんはタンクトップ着てたし。

証拠映像をYouTubeから拝借。

あ、タンクトップは着るの好きみたい。あとVネックも。
要は着るものは着つつカッコいいボディを見せるのと、ハダカはやっぱり違うってことね。

キライって言い切られると淋しい気もするけれど、世間からハダカが売りの俳優と思われるのも本人は嫌なのかも。
そういえば小島よしおも服を着るタイミングを計るのに苦労していたなぁ。

とうとう2月4日からWickedの国内ツアーにNickくんが登板するけれど、今回演じるFiyeroはどのシーンもちゃんとシャツを着ている。
服を着ている安心感で、実力を存分に発揮してほしいと願うメガヒヨなのであった。


ミュージカル『フル・モンティ』

2014年02月02日 | 国内エンタメ

THE FULL MONTY
2014年1月31日(初日) 東京フォーラムホールCにて
演出・翻訳・訳詞 福田雄一

【キャスト】
ジェリー 山田孝之
デイヴ 勝矢
マルコム 中村倫也
ハロルド 鈴木綜馬
イーサン ムロツヨシ
ホース ブラザートム

ジョージー 大和田美帆
パム 佐藤仁美
ジャネット 浦島りんこ
ヴィッキー 保坂知寿

【あらすじ】
ニューヨーク北部バッファローの鉄工所が閉鎖された。
失業したジェリーは離婚した妻に息子の養育費を払えず、共同親権を喪失する危機におちいる。
そこで一攫千金を狙い、親友のデイヴを誘いストリップショーに挑戦をする。
工場長のハロルドなども巻き込むが、素人達が観客女性たちを満足させるにはフル・モンティ(すっぽんぽん)を晒すしかない。
果たしてショーは成功するのか!?


(facebookより写真を拝借)

メガヒヨも観た2001年のブロードウェイ初演から13年。
来日公演も経て、やっとの日本語上演。

結論からいうと面白かった!!
キャストも日本風にアレンジした演出も素晴らしく、まさに作品がこの時を待っていたんじゃないかと思うほど。

主役の山田孝之さんはミュージカルどころか舞台も初挑戦とのこと。
ドラマでは面白いお芝居を見せる人だからどうだろうと思っていたけれど、期待以上の活躍だった。
もともと声が通るからなのか、荒削りながらもあの難しいナンバーを歌いきっていたし、Tバック姿で登場する舞台根性は見上げる位。
もしかして今後の日本の舞台を揺るがすすごい人の初舞台を観られたのではないだろうか。

保坂知寿さんと鈴木綜馬さんの元四季カップルも素晴らしかった。
二人とも抜きんでて歌と踊りが洗練している。
その浮き具合がヴィッキーとハロルドにぴったりだった。

どのキャストもはまっていたけれど、一番受けていたのはムロツヨシさんかな。
まずオーディション場面でのセリフには、観客はどっかんどっかん笑いっぱなし。
「アンタは何しに来たんだ」としびれを切らしたジェリーに対し、脱いだその瞬間には場内大悲鳴。
ブロードウェイ版より更におバカ度が上がっていたな。これはマルコムもそうだったけど。

彼らの馴れ初めの演出もブロードウェイ版から少し変わり、笑いの要素を入れて日本人に受け入れやすくさせていた。
警察に追われて逃げ込んだマルコムの部屋にはオリジナルに無かったベッドが置いてあり、そこではアドリブがかなり入っていた。
多くの変更点はあったけれど、「誰かと寄りそうのって素敵なことじゃない?」というメッセージは本家と変わらず伝わって来た。

その他の演出もアレンジしている箇所が見受けられた。
特に「間」は長く取っており、観客の口元をじわじわと緩ませる日本ならではの技法が取られていた。
でもどの歌も一切カットしていないし、作品の要素はそのままの形で観客に届けられている。
こういう日本語版なら大歓迎だと思った。

そうそう。肝心のフル・モンティだけど、俳優さんたちはちゃんと脱いでいたよ。
もちろん逆光でほとんど分からないようにしてあるけれど、前の列の人は結構見えてしまったのでは?
ついでに言うと初日ならではの調整の不具合で、俳優さんの位置によっては逆光の効果を得られない人もいた。
これは公演を重ねる毎に改善されていくだろうけどね。
(はぁ~… 初日に行って良かった!!w)

あまり書くとネタバレしてしまうのでこのへんで。
それにしてもこれは日本の今にあまりにもあてはまるミュージカル。
繰り返すけど作品がこの時を待っていたのかもね。

チケットは完売している回が多くあり、関係者でもなかなか手に入りにくいという話だけれど、当日見切れ席の販売があるとのこと。
迷っている方は是非観ることをお勧めしたい。

気が早いけど、再演も期待したいなぁ。
そしたら友達を誘って女子会のノリでキャーキャー言いながら観たいと思っている。


初日ならではの光景。
日本の芸能界のお付き合いというものが垣間見える。
写し切れないくらいの大量のお花が届けられていた。