メガヒヨの生息日記

メガヒヨ(観劇、旅行、鳥好き)のささいな日常

メガヒヨ in NY2018 その1《ANASTASIA編》

2018年09月09日 | NEWYORK

もう時は既に9月で今更なのだけれど、今年GWに行ったNEW YORK旅行の観劇記などを書きたいと思う。
今年の旅は色々ツイていて、あまりのラッキーぶりに運を使い果たさないかとハラハラした。

それは旅行より一週間ほど前のこと。Anastasiaを到着日二日目の土曜マチネで観るつもりだったメガヒヨ。
お目当てのKyle Brownくんにその日登板するかどうか確認すべくメッセージを送った。
それに対するKyleくんからのお返事は、その前日の金曜日を最後にAnastasiaをしばらく休演するというものだった。

めちゃくちゃ動揺するメガヒヨ。新作・ムーランルージュ試演への出演が決まっていたとはいえこんなに早く休むとは思ってみなかった。
NYへの到着日は金曜日なのだけれど、この日は既にMy Fair Ladyのチケット(オーケストラ前方)を取っていた。

でも悩んでいるヒマはない。自分にとって一番優先したいのはKyleくんのダンスを観ること。
チケットをリリースすべく、NYにつながりを持つ友人に頼んだり、NYの現地掲示板、ツイッターなどネットのあらゆる場所で希望者を募った。

でも当日までの時間はわずか。すぐに引き取り手が現れる訳もなく、時は刻々と過ぎていった。
空席は作りたくないのでアメリカ人のFaceBook Friendに行ってもらおうかと思ったさなか、ツイッターに返信があった。

チケットを引き取ると申し出て下さったのは、関西在住のKさん。何と自分と同じ日程・ホテルにご滞在との偶然!
受け渡しに関するやり取りはスムーズに進み、My Fair Ladyのチケットは救済され、メガヒヨは心置きなくアナスタシアを観られることになった。

あの騒動において、現地のご友人に聞いて下さったNick姉さん、リツイートして下さった方々(特にきっかけとなったsatokoさん)、見ず知らずの自分からチケットを買って下さり取引の場ではお茶も振舞って下さったKさん、KさんのツイートアシストをされたAさんには本当にお世話になりました。
心からお礼申し上げます。

 

さて、当日。


Anastasiaは上演の一週間から3日前にはプレミアムシートの開放が始まる模様。
メガヒヨも朝晩チェックし、良席が出るやいなや購入したよ。

4月27日金曜日20:00 Broadhurst Theatre
オーケストラC108(センターど真ん中)

レギュラープライス $159.00(事前に専用サイトで購入。手数料別)

キャストは前回と大幅に入れ替わっている。
GlebはRamin KarimlooさんからMax von Essenさん、DmitryはZach Adkinsさん、
LilyはVicki Lewisさんにバトンタッチしていた。


特等席からの鑑賞。前回と違い、目の前を遮るものは無し。
噂では、Tktsでも運が良ければこのレベルの席が出るらしいのだけど、大好きな作品なものでギャンブルには出ず定価で購入。

あらすじ・関連リンクは前回をご覧いただくとして、変更キャストの感想など。


Zach Adkinsさん。アイドル並みの人気のDerekさんを引き継いでの登板。
確かに外見は前任者に比べると大人しい印象なのだけど、瞬間的にほくそ笑んだりなど演技の面で光るものが。
詐欺師の役としてはこの方の方がしっくり来た。

安定の実力派俳優、Max von Essenさん。Glebのナンバーを難なく歌いこなしている。
アーニャへのあごクイシーンも申し分なし。全般的にRaminさんよりコメディ要素が少々入っているかな?

メガヒヨはこの方に観客縁があるのか、舞台を数えきれないほど拝見している。
Xanaduの来日公演のSonny役もこの方だったしね。
2000年のJCSでは運よくアンダースタディだった彼のジーザス役を観ている。
そのことを言ったらとても喜んでくれた!


皇太后役のMary Beth Peilさん。現在も続投中では拝見できて嬉しい!!
この方は2003年のアントニオ・バンデラスのナインで、主人公の母親役がとても印象に残っている。
凛としたソプラノが素晴らしかった。
Anastasiaでは祖母役なので高々に歌い上げることは無いのだけれど、慈愛に満ちた歌声を拝聴することが出来る。


自分にとってのBroadway Princessである、タイトルロールのChristy Altomare嬢!
そのハートもお姫様そのもので、Stage Doorで待つ大勢のファンに一人ひとり丁寧に対応していた。
終演後とても疲れているだろうに。
ロングランのアナスタシア役だけど、初々しさは変わらずさらに輝きを増していた。


ファンサービスでセルフィーの変顔も披露してくれた。どんな表情でもズルい位に可愛いChristy

そしてそしてお目当てのKyle Brownくん!
ジークフリート王子のグラン・ジュテも相変わらず高々と。
長い手足を駆使するロシアンダンス、軽々とこなす姫君のリフトなど屈指のダンサーとして舞台に花を添えていた。

ところで開幕当初とは違い、終演後メインキャストとアンサンブルは別のドアから出てきていた。
そのことに途中から気づいたメガヒヨ。
でもその数秒後にKyleくんが出てきた!! これって何というかな、彼の香りを嗅ぎつけたファンの執念ていうの?(笑)

この公演の次の日。Kyleくんは束の間の休暇を恋人と過ごしたのち、Moulin Rougeの一員になった。
ボストンでのワールドプレミアは大成功し、コルセット姿でもタキシード姿でも彼は観客を大いに惹きつけたとのこと。
Broadwayで観られる日が待ち遠しい!! 

なおKyle Brownくんは現在Anastasiaに再登板中。(2019年9月現在)
運が良ければアンダースタディとしてのDmitry役も観られるかも!
近々New Yorkに行かれる方はぜひBroad Hurst劇場に足を運んでいただきたい。

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メガヒヨ in NY2017 その12《PACIFIC OVERTURES編》

2018年06月30日 | NEWYORK

最後を飾るのは、日系人俳優George Takeiさん主演のPacific Overture。


ユニオンスクエア近くにある、オフの劇場。
ロビーはコーヒーショップと一体となっており、なかなか見つけにくい場所。


扉を開けると表からは想像できない広々とした空間の劇場が。
GWだし日本人が多いかな~と思っていたけれど、会場のお客さんのほとんどは白人の方々。

日本では『太平洋序曲』として名高いこの作品。
幕末の黒船来航のエピソードが、ジョン万次郎、老中阿部正弘といった実在の人物も交えて語られる。
とは言え、John Weidman氏が70年代に書いた脚本。日本人の立場からすると突っ込みどころ満載。
でも別の視点で考えると、そんな前によくここまで日本のことを調べたものだと感心もする。

The Reciter...George Takei
Kayama...Steven Eng
Tamate...Megan Masako Haley
Madam...Ann Harda
Manjiro...Orville Mendoza
Fisherman...Karl Josef Co
Boy...Austin Ku
Warrior...Kelvin Moon Loh
Thief...Marc Oka
Lord Abe...Thom Sesma

George Takeiさんをはじめとして、キャストはみなアジア系。
セットは上記の写真の様に至ってシンプル。衣装は黒っぽい私服のような格好の上に帯状の布を重ねている。
これで着物や裃を表現している。観客のイマジネーションを誘う演出。
バンドは9人体制。中には和楽器も。演奏しているのは白人の方だった。

以前に観た宮本亜門氏演出版とは違い、この度は休憩なしの一幕もの。
上演時間も短く、将軍の母のシーンが無かった。これはまったく問題なし。
あのシーンはかなり国辱的な感じがするから(笑)

もちろんカヤマと万次郎の歌う♪Poem、重唱の美しい♪Someone in a treeは健在。
少数精鋭でソンドハイム独自の複雑なハーモニーを聴かせてくれた。

フランス大使、置屋のマダムなどなど様々な役を演じたAnn Haradaさん。
前回『Cinderella』ではお休みだったので、今回拝見できて嬉しかった。
『Seussical』、『AvenueQ』の頃から変わらず輝いているこの方。
舞台に立つと独特の躍動感で観客を自分のペースに巻き込んでいる。次回また拝見できる時が楽しみ!! 


Georgeさんはさすがスターの貫禄。オーラが違うというか。
用意していた端午の節句のカードをお渡しし、一生懸命英語で話そうとしたら日本語でOKとのこと。
当時まだ日本での公開未定だった『Allegiance』を観たいと訴えた自分に対し、「今その計画が進行中ですよ。」ととても優しくおっしゃって下さった。
この『Pacific Overture』に関し、「英語だから難しかったでしょう」とまで気遣っていただいたりして。
たいへん穏やかで素敵な紳士でいらっしゃった。
さらにハグまでしていただき、幸せこの上なし。

<後日談>


その後、『Allegiance』は日本で公開されて、メガヒヨはもちろん観に行ったよ。


Georgeさんの舞台挨拶付きの上映。
そこで色々興味深い話を伺えた。
Georgeさんの目標は、東京オリンピックを機会として、日本中の人たちに『Allegiance(アリージャンス)』を見てもらうこと。
確かに自分もこのミュージカルを見るまで、日系人収容について関心を寄せることがほとんど無かった。学校でも習わなかった世代だし。
上映全国キャラバンのクラウドファンディングは残念ながら不調に終わってしまったけれど、今後一人でも多くの人がこの作品を観ることができますようにと願うのであった。

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メガヒヨ in NY2017 その11《HELLO, DOLLY!編》

2018年05月30日 | NEWYORK

またもや更新を空けてしまった。
今年のBroadway旅行に既に行ったにもかかかわらず、2017年の観劇記をいまだにupし続ける始末。
最後まで書かなきゃとばかりの執念の自己満足だが、お付き合いいただけたら幸いである。

最終日水曜マチネに選んだのはコチラ。
2017シーズンの中で最もチケ難演目であるこの作品。メガヒヨは発売日に買おうとしたけど一晩悩み、次の朝には結構売れてきていたので慌てて買った。

マチネにしたのは、主演のBette Midlerさんの主たるファン層が年輩のご婦人であるため、夜より昼の方がご本人登板の可能性が高いと推測したため。
その作戦は功を奏し、当日の公演は代役なしであった。

5月3日水曜日14:00 Shubert Theater
メザニンA16(上手中央より通路から8つ目)

レギュラープライス $189.00(事前に専用サイトで購入。手数料別)


座席からの眺め。かなり見やすい。
左に写っているPlay Billは隣の隣の方が手すりに置いていたのだけど、斜め後ろの方から「それがあると舞台が見えない」と注意されていた。
メザニンは前列の人のちょっとした姿勢とか動きで見えづらくなっちゃうんだよね。自分も気を付けなければ!


舞台は宝塚のようにオケピを超えて銀橋がしつらえてある。
Betteさんや激しい振付のダンサーが落ちないか冷や冷やした(笑)

Dolly...Bette Midler
Horace...David Hyde Pierce
Cornelius...Gavin Creel
Barnaby...Taylor Trensch
Irene...Kate Baldwin
Minnie...Beanie Feldstein
Kemper...Will Burton
Ermengarde...Melanie Moore

あらすじ
19世紀の終わりごろのニューヨーク。
旦那さんが健在だった頃は羽振りのよい生活をしていたドリー・リーバイ。今は結婚仲介業で生計を立てている。
今回の顧客はニューヨーク近郊で商売を営むホーレイス・バンダーゲルダー氏。
彼は金持ちだが、倹約家で女性を家政婦くらいにしか思っていない。
そんなホーレイスも若くて美しいアイリーンとの見合いに乗り気だ。彼女はニューヨークで帽子店を営んでいる。
意気揚々とニューヨークに向かうホーレイス。そこでドリーは企み事をする。
ホーレイスの店の従業員、コーネリアスとバーナビーをけし掛けニューヨークのアイリーンの店に向かわせたのだ。
また時を同じく、ホーレイスの姪アーメンガードとその恋人ケンパーの駆け落ちの手助けも行う。
登場人物が出揃ったニューヨークで何が起こるのか。ドリーの目的は如何に。

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バーブラ・ストライサンドさん主演の映画で有名なこのミュージカル。
大スターBette Midlerにより何度目かのリバイバル上演となった。
会場は年輩のお客さんがたで、まるで日本の明治座状態。みんな大好きなBetteを観られるとあって開幕前から幸せそう。
メガヒヨも『フォーエバーフレンズ』(原題Beaches)でとても感動したので、目の前で動くBetteさんを観られることにとても興奮した。

冒頭、Betteさんが登場するやいなや会場は大盛り上がり!!
若き日のバーブラ・ストライサンドが演じたDollyとは全く違うタイプだけど、お見合いおばさんとしたらBetteさんの方がよりしっくりくる感じ。
そして存在感。第二幕で高級レストランのウェイターが「リーバイ夫人がくるぞ!!」と大騒ぎになるのだけど、確かに文句なしのカリスマを備えていた。

そしてDollyの影を感じさせる演技も良かったなぁ。一幕終わりごろ、亡き夫が営んでいた店の前で佇む彼女。そのシーンまでは快活一辺倒だったので、その後に続く♪Before The Parade Passes Byがよりこちら観客の心に染みてくる。
このミュージカルは名曲揃いで、♪Put on Your Sunday Clothesなんかも聴いててわくわくするんだけど、自分くらいの年齢になると「パレードが過ぎ去る前に」の歌詞がぐぐぐと来るなぁ。
Betteさんはこの歌を歌いながら涙をこらえている様にも見えた。
それにしてもこのシーズンはヒロインの独唱で一幕を締めるってのが多いな。『Anastasia』とか。

Dollyが影を見せるのはあくまでこの一幕ラストのみ。第二幕は快進撃を見せる。
レストランで見せるゴージャス衣装、そして店員とのダンス(♪Hello Dolly)。
食事のシーンでのコミカルな演技も素晴らしかった。Betteさん、チキンの食べマネ上手すぎ!!
それと模造ヨークシャプティングなのか、白いふわふわしたものは実際にお口に入れていた。口中の水分を持っていきそうだったけど、あんなにいくつも食べて大丈夫なの!?(笑)

その後、裁判にシーンが移っても食べ続けるメンタルの強さ、そして裁判官にまで営業用の名刺を配るずぶとさ。
DollyがBetteさんの体を借りてまるでそこに生きているようで、英語は分からずともお腹を抱えて笑った。

Betteさん以外のキャストも素晴らしかった。
コーネリアス役のGavin Creelさんは抜群の安定感。顔よし、歌よし、演技よし!!この役は映画ではマイケル・クロフォードさんが演じていたんだよね。
映画では当時のマイケルさんの年齢に近くして28歳という設定だったけど、この舞台版では33歳になっていたよ。
Gavinさんのやさしい顔立ちは、まさにホーレイスのブラック企業で耐え忍んで働く青年そのまんま。この作品でトニーの助演男優賞を勝ち取っていたけど納得。

アイリーン役のKate Baldwinさんも良かった。理知的美人で、歌声も深みがあって。
その助手、ミニーを演じたBeanie Feldsteinは斜め先をいくようなキャスティング。今『Hair Spray』をやっていたら、トレイシーに抜擢されそうなぽっちゃりさん。
彼女自体は上手でとてもいいんだけど、仮にもNYのお洒落最先端の帽子店の店員なのに衣装のせいで野暮ったく見えるのが残念だった。

ミニーとお近づきになるコーネリアスの後輩、バーナビー役はTaylor Trenschさん。
彼は小柄で身軽なダンサー。長身のGavinさんと並ぶと凸凹コンビ!
彼も設定年齢が違い、映画版は19歳、舞台版は17歳なのであった。ニューヨークに来たらクジラが観たいとはしゃいでいたから、17歳という方が納得!

ケンパーとアーメンガードもいいコンビだった! こちらは映画版とそう違わないかな。(映画版のケンパーはトミー・チューン!)
Will Burtonさんは昨年『パリのアメリカ人』で観た。長身の優れたダンサーなので、Kyleくんと役を奪い合いそうだなぁ。

そうそう、肝心のホーレイス。如何にも渋ちんのおじさん(おじいさん?)って感じでDavid Hyle Pierceさんもはまり役。
気になったのが、Dollyが紹介する遺産相続人のMiss. Moneyが47歳ってとこでドン引きするところ。
そりゃあ47も決して若くはないけど、こんなおじいさんにケチ付けられるような年齢ではないでしょ。まぁ脚本自体が50年以上前のものだから仕方ないのだろうけど。

それとこのミュージカルのアンサンブルの層の厚さにも驚いたな。
レストランの従業員のダンサーは長身、小柄、若いの、ベテラン、様々なタイプの方々がキャスティングされていた。
そんなダンサー総出でDollyを先頭に踊るシーンは圧巻。上演中のスタンディングオベーションなんて初めて見たよ。

あとは舞台装置。
名シーンのレストランの階段も豪華だけど、汽車には驚いた。あれはお金かかっただろうな。
もちろんチケットの売れ行きが好評だから、投資額は回収できたのだろうけど。

楽しかった二時間半はあっという間。
舞台がはねたら出待ちの列に並ぶよ。
係員の人が「Betteは出てきません~」と前もって言っているおかげで、それほどの混雑ではなし。


コーネリアスとケンパーのアンダースタディである、Nathan Maddenさん。
来日の舞台にも立たれている。この時も「また日本に行くよ~」とおっしゃっていたけど、どの公演だったかな。
とても感じのいい方なので応援していきたい。


そしてそして。Broadwayの白王子であるGavin Creelさん!!
(ちなみに黒王子はWill Swenson氏、トーン王子はNick Adamsくんである。)
Fanに対する優しさはデビュー当時と変わらず。
今年の夏にコーネリアス役でこのショーに戻ってくるんだよね。ああ、観に行きたい…。


<おまけ>
おまけこのShubert劇場の荷物チェックの厳しさはBroadway1,2を争う位。
ペットボトルを持っていったら容赦なく取り上げられる。
…まぁ安全のためだから仕方ないのだろうけど。

でもって水を取り上げられたメガヒヨ。のどが渇いてしまうので、バーコーナーで5ドル出して水を買った。
出されたのがコチラの写真のタンブラー。

よほど「へっ!?」って顔をしたのだろうか。店員さんが「ちゃんとしたミネラルウォーターが入っているから」と言い添えてきた。
せっかく5ドルも払ったのだから、このタンブラーを再使用しようと持ち帰ったのだけど、かなーりプラ臭くて使い物にならず。
せめてHello Dollyのロゴでも入っていたら良かったんだけどな~。 

<おまけ2>
何年か前に富山の劇場が日本版を制作したけど観に行けばよかったな~。
もし日本版が現在制作されたら…
ドリー...保坂知寿さんもしくは島田歌穂さん
ホーレイス...市村正親さん
コーネリアス...山崎育三郎さん(転職サイトの広告を見て、ブラック企業で耐え忍んでいるイメージがついちゃったので)
バーナビー...工藤広夢さん(身の軽さであのダンスを踊ってほしい)
アイリーン...和音美桜さん(Ribbon Down My Back歌ってほしい)

古典ミュージカルだしストーリー展開に無理もあるけど、一つ一つの楽曲が素晴らしいのできっと受けると思う。
Broadway版もクローズなので、ぜひあの機関車を買い取って上演していただきたい。

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メガヒヨ in NY2017 その10《ホテルで起こったいやなこと編》

2018年04月24日 | NEWYORK

この事は書こうかどうか迷ったのだけど、実際にあったことで中傷ではないから読者様にお伝えしたいと思う。

このメガヒヨ、ここ何年かはSalisbury Hotel(ソールズベリーホテル)を常宿としてNY旅行を楽しんできた。
ベルボーイの方も親切だし、アーリーチェックインも可能な限りさせてくれるしね。
気に入っていたホテルだったのだけど、とても残念なことが起きてしまった。

最終日。この日はマチソワなので午前中にお土産を買いに行くことにした。
部屋のテーブルにメイドさん宛てのチップを置き、ドアノブに「掃除してください」サインを掛けて出かけた。
トレーダージョーズで長蛇の列に並びチョコレートを買い、ブランチを済ませて戻ったのはお昼ごろ。部屋は掃除されていなかったけど、テーブルからチップは消えていた。

先にチップだけ持っていく段取りでもあるのだろうかと思いつつ、マチネまで少し休みたかったので「起こさないでください」サインを掛けてベッドに横になった。

寝入りかけたその時、ドアを激しくノックする音が。
しぶしぶ出ると、メイドさんがそこに立っていた。「先にチップもらっちゃいました。これから部屋を掃除するつもり。」みたいなことを言っている。
もう少し休みたいメガヒヨは、「午後1時になったら出かけますから、その後にお願いします。」と返答。しかし上手く通じない。
人のことは言えないが、このメイドさんは英語がお上手ではない模様。他のメイドさんが来てくれることによって何とか話が通じた。

最終日の観劇も無事に終わり、ホテルに戻ったメガヒヨは帰り支度を始めた。そこで異変に気が付く。
トレーダージョーズのチョコレートが1パック足りないのだ。

確かに売り場では数を確認したのにな。
レシートを見てもちゃんと購入した数が明記してある。

…まさかまさか思いたくはないけれど、誰かが紙袋をあさったのだろうか。
とても嫌な感じに襲われる。

一人では耐え切れずにfacebookでつぶやくと現地在住の方々が「信じられない!」と同調してくれた。

2ドルもしないチョコレートについて言うのも何だけど、泣き寝入りは良くない。
ホテルに一言言って帰ろうとメガヒヨは一筆書いた。

この手紙をフロント女性に託し、帰国の途に就いた。

手紙にはメールアドレスを書いておいたのだけど、帰って数日たってもホテル側から何の音沙汰も無かった。
ホテルから一言あれば、数いるスタッフの一部が起こした粗相についてもう忘れるつもりだった。

もしかしてフロントからマネージャーに上手く伝わっていなかったのでは?
そう思ったメガヒヨはアメリカ在住の友人の手を借り、添削された文章を大手のクチコミサイトに複数投稿してみた。
そうすればマネージャーの目につくと思ったので。

残念ながらホテル側からのアクションは一切なかった。

これにはメガヒヨとことん失望!!
今回は被害がチョコレート程度だったけど、もっと深刻な問題が起こった場合に管理側の対応に期待を持てないのは怖すぎるから。

そんな訳でもうこちらのホテルは利用しないことに決めた。
お値段の割に部屋が広くて立地も気に入ってたんだけどね。
次回の旅行では初めて利用するところに泊まる予定。評判が良いようで楽しみである。

《補足》
チョコレートが消えたのと同じ日。
Nick Adamsくんが現金80ドルとメトロカードをすられる災難に襲われていた模様。
彼は「盗んだ人がそれを切実に必要だったと思いたいよ。」とツィートしていた。
やっぱり彼は天使だなぁ メガヒヨとは違うってば

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メガヒヨ in NY2017 その9《ANASTASIA編》

2018年04月08日 | NEWYORK

クロイスターズとメトロポリタン美術館のはしごで疲れたメガヒヨ、
19:30からのアナスタシアの開演に備えて、ちょっとだけとホテルの部屋で横になった。

そして気が付いたときには既に19:00すぎ(!!)
ちなみにホテルは57丁目。アナスタシアが上演されるBroadhurst劇場は44丁目であった…。

本当に切羽つまったときには瞬間移動でも使えるのだろうか。
すごい人混みで信号だって少なくとも15か所はあったはずなのに、無心で劇場に向かったせいか間に合ってしまった(笑)

5月2日火曜日19:30 Broadhurst Theatre
オーケストラE6(上手通路から3つ目)

レギュラープライス $142.00(事前に専用サイトで購入。手数料別)

この席、位置的にはかなり良かったのだけど、前列斜め前に縦にも横にも大きな女性がいらしており、視界が大幅に遮られてしまった。
こればっかりは本当に運。まぁ寝坊して無事間に合ったのだからプラマイゼロとしよう。

...

Anastasia(Anya)...Christy Altomare
Dmitry...Derek Klena
Vlad...John Bolton
Gleb...Ramin Karimloo
Countess Lily...Carikube O'Connor
Prince Siegfried in Swan Lake...Kyle Brown
Dowager Empress...Mary Beth Peil

あらすじ

時は1906年。ロシアロマノフ帝第四皇女の7歳のアナスタシアは、パリに旅立つ祖母マリア皇太后より美しいオルゴールボックスをもらい受ける。
その後美しく成長した18歳の彼女に悲劇が襲い掛かる。ロシア革命の勃発である。
奇跡的にも一族のなかで一人だけ密かに生き残るが、その記憶は失われてしまった。

それから10年後の1928年。サン・ペトロブルグの街は死んだはずのアナスタシア姫が生きているという噂で持ち切りになっていた。
彼女を見つけ出せば、パリに住む皇太后から多大な報奨金が支払われるという。
若い詐欺師ドゥミトリーは元宮廷の召使だったヴラドを相棒にし、アナスタシアの偽物を仕立て上げて一儲けしようと企む。

…とここまで書いたけど、ART CONSUTANTさまのサイトhttp://artconsultant.yokohama/musical-anastasia2/がとても詳しく正確に書かれているので、そちらを読まれることを是非おすすめしたい。

このミュージカルは1997年公開の同タイトルのアニメ映画を基本としており、主題歌・基本的な筋はそのまま踏襲している。
しかしアニメで悪役であった怪僧ラスプーチンの存在がカットされて、ボルシェビキ(共産主義者)が敵役に置き換わっている。
日本でもおなじみ、Ramin Karimlooさんはその将校役。

しかし…。この将校のキャラクターがなんか中途半端。
楽曲がRaminさんの熱唱もあって素晴らしい分、ストーリー上の人物像の肉付けが甘さが目立ってしまうのだ。

ネタバレしちゃうけど、

「アーニャ、死んでもらうぞ!!」

アナスタシア (`・ω・´) キリッ

「くっオレには出来ない…orz」てな感じ。

これだったらRaminさんには映画通りにラスプーチンの役でもやってもらったら良かったかも。
In the dark of the nightとか映画には聴きごたえのあるナンバーがあったからね。
(なお既にRaminさんはこのショーを降板しています。2018年4月現在この役はMax Von Essenさんが演じています。)

ステージドアでのRaminさん。Fanにとても丁寧に接して下さっていた。ありがたや。

そうそう。タイトルロールのアナスタシア、Christy Altomareさん。
彼女はとにかく可憐で、アニメよりはるかに魅力的なプリンセスだった。

アナスタシアは7歳、18歳、28歳とそれぞれ別の女優さんが演じている。
18歳と28歳なんてそんなに違わないんだけど、テレビとは違って同時に舞台に出てこないといけないからね。

設定年齢30歳の相手役のドゥミトリーを演じるDerek Klenaさんは若干26歳。
歌よし、背が高い、顔ハンサム、学生時代からのガールフレンドと婚約する誠実ぶりなどなどBroadwayのおとぎ話のような彼。
(なおDerekさんもこのショーを降板しています。2018年4月現在この役はZach Adkinsさんが演じています。)

他に印象に残ったキャストといえば、ヴラドを演じるJohn Boltonさん。
My Fair Ladyで例えるとピッカリング大佐みたいな立ち位置で、アーニャの教育にあたる。
もともと二枚目の方だと思うのだけど、この役のために体型改造したのかな? 恰幅の良さは映画そのままだった。
皇太后の侍女でありヴラドの元恋人のリリー役のCaroline O'Connorさんも素晴らしかった。
ベテラン役者二人のおかげでショーがさらに引き締まった感じ。

歌やダンスで活躍というわけではないのだけど、アナスタシアの母であり皇后役のLauren Blackmanさんも存在感があった。
四姉妹の姫役女優がみんな小柄な方の中、一人だけモデル体型。
皇后のドレスは純白に輝きラインストーンがちりばめられて、客席から見て目がくらむ程。あれは誰で着こなせるものではない。
登場するたびに彼女に目が行ってしまった。

衣装も豪華だけど、セットもプロジェクトマッピングを使っている。
このハイテクも使い方を一歩間違えると浮いてしまうのだが、この作品についてはセンス良く取り入れられている。
まずはボルシェビキ本部の窓の雪景色で観客の目を慣らした後、大きい映像を映し出している。
そして機関車のシーン、一幕最後の♪Journey to the pastの頃にはまったく違和感がなく、景色を楽しめているのだ。

これは♪Once upon in Decemberのナンバーのシーン。
プロジェクトマッピングのおかげで亡くなったひとたちが幻想的に舞うのがよく表現できている。
そうそう。姫役の女優さん達に対し、貴公子役の俳優さんたちはみな高身長。
リフト多用でダンスも見ごたえあり。

劇中劇でバレエの白鳥の湖が披露されるのだけど、姫役の方は全員バレリーナとして登場するよ。
超ダイジェスト版ながら、小さい白鳥のダンスも有り。

全員バレエスキル有りの姫役女優の中でも、オデット役のAllison Walshさんはバレエ団出身。
アナスタシア降板後は『パリのアメリカ人』ツアー版でリザ役を演じるほどの腕前。

貴公子役の俳優さんからも二人がジークフリート王子とロットバルト役で登場するよ。

そのジークフリート王子役がメガヒヨが数年前から注目しているKyle Brownくん!!

『Priscilla』ではポワントで舞い、『パリのアメリカ人』ではヒロインのダンスパートナーとしてモダンバレエを披露。
そんなBroadway屈指のバレエダンサーである彼。
お父さまを3歳で亡くし、6人兄弟の末っ子として育つ。地元のバレエ教室ではたった一人の男の子の生徒だったというリアル・ビリーエリオット。
ドゥミトリーの代役も務めているので歌も花丸、この次のビッグ・プロジェクトもオリジナルキャストとして内定している。
彼のおかげでまだまだBroadway通いはやめられなさそう!!

『ANASTASIA』がすっかり気に入ったメガヒヨさん。
キャストアルバムが届いたときの心境を「てのりちゅっちゅ」のみなさんに表現していただきましょう。



「とどいた、とどいた♪ わくわく」

「裏表紙、Kyleくんうつってる!!」
「どこどこ?」「右から三人目!!」
「後ろ姿もかっこいいね。」
「一緒に組んでいるのはYoung AnastasiaのMolly Rushingさんだよ。Christyさんとよく顔が似ているよ。」

「このシーンは…完全にもらってるな。」
「もらってるね。」

ところでこの作品は梅田芸術劇場が制作に携わっているので、東宝系での日本版は近いうちにありそう。
キャストはどうなるんだろうな~。
個人的な希望でいうと、アナスタシアは新妻聖子さんで観たい。
役の上でも28歳だから、16歳のキャロルをこなした彼女ならまったく問題ないでしょう。
神田沙也加さんとのダブルキャストなんてのも素敵だなぁ。
彼女の元ネタ再現能力はご自身の仕事に対する誠実ぶりもあり、業界屈指ではないかと。

ドゥミトリーは候補が数多くいるんだろうな~。
うっかりするとアナスタシアを飾る額縁になってしまいがちな役どころだから、少し個性派くらいの俳優さんがいいのかも。

グレブは抜群の歌唱力の佐藤隆紀さんで観たい、というか聴きたい。

ヴラドは石川禅さんなんてどうかな。体型を少々改造していただいて(笑)
この方はアニメ吹き替え版でドゥミトリーの声を担当しているんだよね。

同じ理由でリリーはアナスタシア役だった鈴木ほのかさんで。
二幕は歌って踊って大忙しの、大人の色気漂うこの役だものね。
でも梅芸制作だし、宝塚OGが来るかなと思ったりもして。

皇太后は鳳蘭さんで観たいな。威厳、美しさといいぴったりでしょう。

白鳥の湖のシーンは、もしかしてここだけバレエ団の方に頼むのかな。
メリー・ポピンズでネーレウスを演じていた長澤風海さんのバレエが素晴らしかったので、この方で観てみたいな。

とても気に入った作品なので感想がついつい長くなってしまった。

『Anastasia』はオープンから一年たっても売り上げは順調な模様。
やっぱりみんな、綺麗なお姫様、彼女をめぐるハンサム達、芸達者なベテラン、威厳ある大女優、壮麗なダンスシーン、
美しい衣装、ハイテク装置が大好きなんだね。
この作品には全部そろっているから。

日本にも最高の形でこの作品が上陸するといいなと思うのであった。

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