Brothers Blog

日常の出来事からいろんなテーマについて考えます。
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大志を抱き、必死に生きた18歳の少年。

2013-01-31 21:42:41 | 真面目な話

非常に残念です。

昨日、1人の少年がこの世を去りました。18歳。若すぎます。本当に残念
です。こんな言葉では片付けることはできないし、このブログにこれを載せ
ることは不謹慎かもしれない。

ただ、確かにこの世に生き、生を全うした彼の志しを僕は見て聞いて知らな
いふりはできない。だから少し語りたい。

彼は小児がんを患っていました。肉腫という骨にできるがんでした。若くし
てがんを患うとその進行は大人より早いのです。

大好きだった剣道は踏み込む時の衝撃で骨を痛めるため、ドクターストップ
がかかり断念しなければならなくなりました。

入退院を繰り返しながらですが、彼は一生懸命勉強しました。小児がんで入
院している子どものために大阪市長にかけあい病院内の勉強施設設置も去年
実現させました。

彼には先生になりたいという夢がありました。そして、センター試験を受け
るため一生懸命勉強しました。でも、親御さんにお医者さんが告げた余命は
去年年末、年を越すのは難しいとのことでした。

彼はそれを知らされてはいませんでしたが、ひたむきにセンター試験へ向け
努力しました。そして、先日センター試験を受けるまで至りました。

その後、容体が悪化、一時は良くなっていたものの昨日、18歳という若さで
その命の炎を必死に燃やし全うしました。

自分は外に出られないから外の景色、あったことをいろいろ聞かせてほしい
と出られないことに不満をいうわけでなく、本当に前向きでした。

自分もしんどかったろうに家族や友の心配をする本当に優しい子だったと聞
きました。何て心が広いのか、なぜ僕だけ、そんな妬みの一つも出る状況。

彼はそんな言葉を発することはなく最後まで仲間や家族のことを思っていた
。そんな彼が果たせなかった夢や希望は計り知れない。

前向きに生きることがどれだけ大事なことか。それを理解し、彼の果たせな
かった大志を忘れず、登っていくことが彼に対する敬意だと僕は思う。



どうか安らかに、そしてあなたの家族や仲間を見守っていて下さい。





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