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ろば、ひつじ、ろば!

2011-05-03 | 番外編 ★ロシア以外★
タジキスタンからサマルカンドへ。
道中、たくさんの「ろば」さん達や「ひつじ」さん達を見かけました。


「ろば」さん達は、何と放し飼い状態。
自分たちで勝手に散歩しているのでびっくりしてネマートさんに聞いたら、「ろば」というのはとても頭が良くて、適当に散歩した後、ちゃんと自分たちで家に帰ってくるのだとか。


第二次世界大戦中は、山岳地帯での戦闘で、馬や人間が通れない険しい山道など、ろばが大活躍をしたのだそうです。ろばに荷物を乗せて放し、山越えをさせて荷物を届ける・・・。
黙々と働くろばさん達。
うーん!たまりません。
思わず連れて帰りたくなってしまいました。

ちなみにお腹がすいてきたのでしょうか、途中からぷりぷりした羊をみかけるたびに、ネマートさんの口から「あの羊は美味しいと思う」とリアルな発言が飛び出すようになりました。




サマルカンドへの道

2011-05-02 | 番外編 ★ロシア以外★
サマルカンドには2回行きました。
最初はタジキスタンの首都ドゥシャンベから車でタジキスタンとウズベキスタンの国境まで移動し、国境を徒歩で超えて、ウズベキスタン側でタクシーを拾って車でサマルカンド入り。
(2回目は、公演による訪問でしたのでモスクワからタシケントに入り、タシケントから列車でサマルカンドへ。)

なかなかハードな「国境超え」をした後、警戒しながら慎重にタクシー選び。
人の良さそうな運転手さん「ネマート」と交渉成立。
出発する前に「サマルカンドへは遠い道のりになるため、今、トランクに積んである小麦粉をすぐ近くにある自宅に届けてから出発させてもらえないか」と問われ、ネマートの家に立ち寄ることになりました。

路地に3頭の牛がのんびりと寝そべり、道路を完全にふさいでいたので写真を撮ろうとしたら、「あんな牛はきれいじゃない。写真を撮る必要ない。それよりうちの牛を撮ったらいい。とてもきれいな牛だよ。もうすぐ子どもが生まれるんだ。」と。

・・・ということで、サマルカンドへ向けて出発する前に立ち寄ったタクシーの運転手さんネマートのご自宅です。


手を腰にあててちょっと偉そうなポーズをとっているのがネマートさん。
隣は奥さん。
そしてネマートさんご自慢の「美しい牛さん」です。

ドゥシャンベからサマルカンドまでは約500キロの道のり。
国境を超えたり、途中で休憩など入れたりしたので、8時間くらいかかったでしょうか。
その内、ドゥシャンベから国境通過点までは70キロくらい。
国境を超えてウズベキスタン側に入った後は、延々400キロ強、トップの写真のような道を走り続けました。

神秘のオアシス都市

2011-05-01 | 番外編 ★ロシア以外★
好きな場所=色々あります。
その、数多くある「好きな場所」の内のひとつが、神秘的な青色のタイルが映えるウズベキスタンの古都サマルカンド。
サマルカンドは、紀元前10世紀からペルシア系のオアシス都市として栄え、14世紀末から15世紀にはティムール帝国の首都として繁栄しまた。

中でも一番のお気に入りが、シャーヒ・ズィンダ廟群。
この世にこんなにも幻想的で美しい所があるなんて!と感動した場所です。
幾世紀もの時代を飛び越え、アラビアンナイトの世界に紛れ込んでしまったかのような錯覚を覚えます。


シャーヒ・ズィンダとは、ペルシャ語で「生きている王」という意味だとか。
なぜその様に称されるようになったのかというと・・・次のような伝説があります。

預言者ムハンマドの従妹がイスラムを広めるためにサマルカンドにやってきました。
異教徒に襲われた時、その時できた亀裂(別の説では井戸)に身を隠して危険を逃れ、今でもそこで生き続けているとか。
だから「生きている王」なのだそうです。

2001年にユネスコの世界文化遺産に指定されています。



サイコセラピスト都市

2011-04-30 | 番外編 ★ロシア以外★
カウンセリング大国アメリカ。
てっきりニューヨークが「心理療法士(サイコセラピスト)」という職業の需要が最も多いのだと思っていましたが、それがどうやら違うらしいということを、最近知りました。

世界最大の「サイコセラピスト都市」は、アルゼンチンのブエノスアイレスなのだそうです。
ブエノスアイレスだけで6万人の心理療法士が営業しているとか。
前述の『女殺人者たち』のTVシリーズを観ていると、なるほど、と何となく納得してしまいます。

中南米の中でも、アルゼンチンは最もヨーロッパ的な国としてよく知られています。
ブエノスアイレスにいたっては、「南米のパリ」と呼ばれているとか。
ヨーロッパからの移民がものすごく多いのが特徴的です。
ロシア帝国からの移民も、(特に革命後)多かったそうです。

ちなみに、第一次世界大戦が始まるまで(即ち1914年まで)、ロシアからの移民の数は、4位。
3位はフランスからの移民。
そしてその二カ国を大きく引き離して断トツの1位と2位を誇っていたのが、スペインとイタリアからの移民。(その後、第二次世界大戦で敗れたナチスの残党がアルゼンチンに沢山逃れたことにより、ドイツからの移民の数もぐんと増えました)。

ロシア革命以降(1917年)は、数多くの「白系ロシア人」(かつての貴族、白軍の将校、裕福な商人など)がブエノスアイレスに移住しています。
そして現在は、約400万人(WIKIには「一説には700万人」とも書かれています)のロシアからの移民がいるそうです。その他にもウクライナ、ベラルーシからも沢山の移住者がいます。
400万人だとしても・・・アルゼンチンの総人口が4000万人ですから、相当な数です!

ちなみにユダヤ系は勿論のこと、日系や中国系の移民も沢山いるとか。
そしてブエノスアイレスの花屋さんは、大半が日系の人たちが経営しているという話しを聞いたことがあります。本当か嘘か、日系の花屋さんでないところは、「うさんくさい」と見られて人気がないのだそうです。

ブエノスアイレス・・・ものすごく憧れている街です。

「殺人を犯す女たち」

2011-04-29 | 番外編 ★ロシア以外★
たまたま見つけたニュースです。

今年の4月から来年の4月まで、つまり1年間ということなのでしょうが、期間限定で『殺人を犯す女たち』と題する蝋人形の展示会が、メキシコの首都メキシコ・シティ市の警察博物館で開催されるとか。
四世紀に渡るイタリア、米国、スペインなどの10名の歴史にその名を残した恐るべき「女殺人鬼」の蝋人形が展示されているようです。

実は、最近はまっているのが、『女殺人者たち』Mujeres Asesinasという本とドラマ。
アルゼンチンの女性ジャーナリストMarisa Grinsteinが、2000年に出版して一世を風靡しました。
アルゼンチンで実際にあった、女性が「殺人犯」となっている事件を集めたもの。

本が評判になり、その後、それを元にしたテレビシリーズがアルゼンチンで制作され放映されました。
更に、それがまたまた評判になり、メキシコ、コロンビア、エクアドル、イタリアで、それぞれのお国柄が色濃く反映されている同名のテレビシリーズが制作され、放映されているようです。

それにしても観たい!メキシコ・シティの警察博物館で展示されている『殺人を犯す女たち』。
そもそも、メキシコの警察博物館というのも・・・観てみたい!!!

ちなみに、『女殺人者たち』のドラマバージョンは・・・アルゼンチン・バージョンとメキシコ・バージョンしか観たことがないのですが・・・面白いくらい雰囲気など全く違うのが印象的です。
アルゼンチン、メキシコ、いずれも国を代表するような大型女優たちが「殺人者」の役をやっているようで、メキシコ版の「画像」など見ると、まるで日本のシャンプー「椿」のポスターのようなノリです。

(ポスターはこちらからの借用となります)

オフィシャルサイトからは、下記のようなデスクトップの画像もDLできます。


日本で同じようなことやったら、「殺人を美化し、煽っている」(ちなみに内容は殺人を美化しているようなものでは全然ありませんので!)といったようなことを言われて叩かれそう・・・、と思いながらラテンの美女達がずらりと並ぶ画像を眺めています。

オープニングの主題曲のところだけをとっても、いかにお国によって雰囲気が違うかがわかります。
YouTubeに、しっかりとアップされている「比較ビデオ」。
皆考えることは同じですね。
Mujeres Asesinas (Argentina,Mexico,Colombia) ENTRADAS

カラス

2011-04-28 | ★動物★
日本ではエドガー・アラン・ポーと言えば、『黒猫』、『アッシャー家の崩壊』、『モルグ街の殺人』といった怪奇小説で有名ですが、個人的にはポーの詩が好きです。

ポーの詩は、19世紀末から20世紀初頭にかけての、いわゆる世紀末ロシアにおいて、バリモントやブリューソフといった、ロシア象徴派の代表的な詩人達によってロシア語に翻訳されました。

中でも、バリモントが翻訳した『大鴉』と『鐘』が有名です。

元々、大変音楽的な美しい響きで有名なポーの詩。
以前も少し書いたように、ロシア語は語順がある程度自由に決められるため、翻訳に適していると言われるのですが、「響きが美しい」音楽的な詩であればあるほど、ロシア語訳の本領が発揮されます。

ところでポーの『大鴉』ですが、夜、いきなり部屋に入ってきて、恋人を亡くして嘆き悲しんでいる主人公に対して<Nevermore>と言いながら、主人公を徐々に狂気へと追い込んでいく不気味な大鴉。
東京にたくさんいる、あの黒々とした、大きくて頭が良い鴉が、ある日突然部屋の中に飛び込んできたら・・・と思うと、ぞっとします。

・・・ですが、モスクワの鴉は、トップの写真のような「白黒模様」のカラスです。
ポーの『大鴉』の鴉も「白黒模様」の、ツートンカラーのカラスだったら・・・と考えると、何だか少し調子が狂いますね。


サポテカ文化とオレンジ

2011-04-22 | ★文学★
1925年にキューバのハバナからメキシコに入ったマヤコフスキー。
その後、ニューヨークに向かったのですが、メキシコはめちゃめちゃ気に入ったようでした。
特にその、ものすごく人なつっこく、優しいメキシコの人々そのものが好きになったようです。

「メキシコの人達が自分の住所をくれる際、”どうぞ、これがわたしの住所です”とは、決して言わない。
”これでもうあなたは、自分(あなた自身)の家がどこにあるかわかりますね”、と言って自分の住所を書いたメモをくれる。
・・・人の家に遊びに行って、何かを褒めたりしたらいけない。そうしないと、メキシコ人は必ずそれを紙にくるんでプレゼントとして持たせてくれようとするから。」
マヤコフスキーの手記にはこのように書いてあります。

確かに、メキシコには古代文明の遺跡や、巨大なサボテン、美しい海、壮大な景色、圧倒されるような植民地時代のバロック様式の建造物・・・色々と観るものはありますが、「メキシコ随一の観光名所は”メキシコ人”である」という言葉を聞いたことがあります。

トップの写真は、オアハカ市に入る前にわたし達が立ち寄った遺跡のすぐ脇にある小さな教会の前で出会った大家族。
弟さん一家とお兄さん一家が皆でお参りに来ていたのですが、わたし達を見かけてちょっと立ち話。
そして大きくて温かい手で握手をかわし、オレンジをくれました。
今まで食べたことがないくらい最高に美味しいオレンジでした。


マヤコフスキーが触れた人々は、きっとこのような、ものすごく温かい人々だったのに違いありません。

文学車両

2011-04-19 | ★モスクワの地下鉄★
モスクワの地下鉄には、「読書するモスクワ」というコンセプトで企画された「文学車両」というのがあります。

確か赤のラインだったと思いますが、2008年からスタートした企画で、運がよければ、今でもその「文学車両」に乗ることができます。
車両内の壁には一面文学作品からの引用が貼りつけられており、広告は一切ありません。


この写真に写っているのは、レールモントフの『仮面舞踏会』からの引用。


車両ごとに、「詩作品」、「散文」、「自然・動物」といったような、テーマが決められるいます。

いかにも読書王国ロシアならではのアイディアと思っていたら、すごい!「文学車両」、マドリートの地下鉄にもありました!!!


この写真に写っているのは、このブログでも2010年1月6日の記事で取り上げた、ウルグアイの文学者マリオ・ベネデッティ の詩作品。


ちなみに、モスクワの「文学車両」も、マドリートの「文学車両」も、ともに落書きなどが一切なく、とてもきれいでした。


Moments (Instantes)

2011-04-18 | 番外編 ★ロシア以外★
スペイン語圏ではボルヘス作だと信じられている美しい詩があります。
『瞬時』 "Instantes" というもの。
85歳の人間が死を前に、人生をやり直すことができたら、と回帰している詩です。
この詩の冒頭が、とても有名です。
意味はこんな感じなのでしょうか・・・。

もし自分にもう一度人生を最初からやりなおすことができたなら、
次はもっと沢山の過ちを犯すようにするだろう。こんなにも完璧な人間になることを目指しはしないだろう。
もっと肩の力を抜いて生きるようにすだろう。今よりももっとバカでいるようにするだろう。
そんなに色々なことを真面目に受け止めたりしないようにするだろう。

Si pudiera vivir nuevamente mi vida. En la próxima
trataría de cometer más errores. No intentaría ser tan
perfecto, me relajaría más. Sería más tonto de lo que
he sido, de hecho tomaría muy pocas cosas con seriedad.

「ボルヘス作」とされているこの詩、本当はボルヘスが作ったものではないのだそうです。
Don Heroldというアメリカのユーモア作家が書いた散文が下敷きになっているとか、ケンタッキー州に住んでいるNadine Stair / Strainという女性が書いた詩をボルヘスが訳したとか色々な説があるようです。

ただ、あまりにもこの詩とボルヘスの名前がマッチしてしまったようで、ボルヘスが書いたスペイン語訳を、英語に翻訳しているスコットランドの学者兼詩人までいるほど。

何はともあれ、心に響きます・・・この言葉。
・・・もしもう一度最初から人生をやり直すことができたら、もっと沢山の過ちを犯すようにするだろう・・・

Away from here

2011-04-17 | 番外編 ★ロシア以外★
昔、授業で読まされたカフカの『旅立ち』"Der Aufbruch"からの一文を、最近よく思い出します。

「あなたは、これからどちらへ行こうとしているのですか?」
「それは分からない。ただとにかくここから別の場所へ。ここからは別の場所へ。常にここからは、別の場所へ。そうやってはじめて自分の目標に到達できるんだ。」とわたしは言った。
「それじゃ、あなたにはその目標とやらは、分かっているんですね?」と、彼は尋ねた。
「勿論。」とわたしは答えた。「既に言ったでしょ。ここから別の場所へ。それがわたしの目的なのです。」

"Wohin reitest du, Herr?", "Ich weiß es nicht", sagte ich, "nur weg von hier, nur weg von hier. Immerfort weg von hier, nur so kann ich mein Ziel erreichen." "Du kennst also dein Ziel?", fragte er.
"Ja", antwortete ich, "ich sagte es doch: 'Weg-von-hier', das ist mein Ziel."
- Franz Kafka "Der Aufbruch" -

クマとウマ

2011-04-16 | ★動物★
イヌやネコの他に、モスクワやペテルブルクなどのような都市でどのような動物に会えるチャンスがあるかといいますと・・・リス、ハリネズミ。
これは定番と言ったところです。

モスクワでは、モスクワ大学の周辺に行くと、「リス」や「ハリネズミ」を見かけることができます。
わたし達は見たことがありませんが、多分もぐらもいると思います。

最近はさすがにあまり見かけなくなりましたが、以前は、モスクワの中心街を走る路線バスの中に、「ヤギ」を連れたおばあさんが乗ってきたりしたものです。
たまに、ペレットに首輪と手綱をつけて散歩させたりしている人もいます。
鳥も勿論色々います。

大きなイベントがある時や、サッカーの試合がある時などは、騎馬警察が出動するので、馬も見かけます。
また、少し郊外に行くと、アヒル、鶏、牛、ブタのような家畜も沢山います。
勿論、写真のような本格的な「働く馬」の姿も・・・。


ペテルブルクの中心、冬宮前の公園には、夏の間「子グマ」が出没します(・・・少なくとも、少し前までは出没していました)。
子グマと遊びたい人、一緒に写真を撮りたい人、子グマをいじくり回してみたい人は・・・探してみてはいかがでしょう。


ただ、この子グマもうすっかり大きくなってしまって、いじくり回せないかもしれませんけど・・・。
それとも、この子グマの「子グマ」が登場しているかも・・・。

イヌと子ども

2011-04-15 | ★動物★
どの国でもそうでしょうが、ロシアの場合、とにかく動物と子どもがカワイイ!

ガガーリン市で見かけたすごく不自然な態勢を崩さない、仏頂面のネコにしてもそうですけど、動物が妙に何かを考えている気がするのです。
ただの野良イヌ、野良ネコにしても、存在感があるというか・・・。

まるで仕事に通っているかのように、忙しそうに小走りで地下道を渡っていくイヌとか、人間が車道を渡る時に人間の足並みに合わせて、人間と一緒に道を渡る野良イヌ。
惰性で生きているのではなくて、色々と考えているのが分かります。
カワイイです。

子どももそうです。
特に冬場。ぐるぐるに厚着をさせられた子どもの姿とか、ものすごくカワイイです。
あまりにも厚着なので、転んでも自力では起き上がれない。
その不器用な姿、たまりません。

そして、そうした動物と子どもがセットになっていると、これは見ているだけで非常に心が和みます。
最強です。
トップの写真は、チャイコフスキーがバレエ『白鳥の湖』を作曲した場所だと言われる、ノヴォデーヴィチェ女子修道院前の池の辺りをのんびりと散歩している親子の姿。

まさに「動物と子どものセット」の典型です。
子どもは犬を散歩させているつもりなのでしょうが・・・、イヌは明らかにイヌで、子どもを散歩させてあげている、といった風情です。


モスクワでは大型犬を飼っている人がかなり多いので、ベットタウンなどに行くとこうした風景、よく見かけます。

ガガーリン市のネコ

2011-04-14 | ★動物★
人類初の宇宙飛行の快挙を成し遂げた宇宙飛行士ユーリー・ガガーリン少佐の故郷ガガーリン市は、モスクワから西方170キロの場所に位置しています。
行政区でいえば、スモレンスク州に属する町。

ガガーリン市そのものの人口は、27,700人。

ガガーリンの生家は質素ですが、可愛らしい置物とかがさりげなく置いてあって、とても温かい雰囲気に包まれていました。


愛車の黒い「ヴォルガ」も、しっかりと飾られています。


すぐ近くには、トップの写真に写っているような、不思議な猫ちゃんがいました。
鶏とか、色々なものが自由自在に歩きまわっていましたので、遠くから見た時には木柵に大きな「鳥」がとまっているかのように見えたのですが、近づいてみてそれが猫であるということが判明しました。

まるで「止まり木」に鳥がとまっているかのような格好で座っているのですが、その態勢がものすごく不自然で・・・。
その不自然さや、ものすごい仏頂面が、妙にユーモラスな「ガガーリンのネコ」でした。

地球は青かった

2011-04-13 | ★科学・技術★
昨日、4月12日、ガガーリン少佐が行った人類初の有人宇宙飛行50周年記念を祝って、モスクワの13箇所で花火が打ち上げられました。

1961年4月12日、モスクワ時間午前9時7分に、バイコヌール宇宙基地からユーリー・ガガーリン少佐が搭乗した宇宙船”ヴォストーク”が打ち上げられました。
"Поехали!" (「さあ、行こう」)という一言から始まった宇宙飛行は、108分間続いたそうです。

あまりにも有名な「地球は青かった」というガガーリン少佐の一言。そしてこの言葉も。
「宇宙船で地球の周りをまわって、わたしは、どれほどわたし達の惑星が美しいかを見ました。人類の皆さん、この美しさを壊すのではなく、守り、育んでいこうではありませんか。」
重く心に響きます。
わたし達の地球・・・大切にしたいものです。

トップの写真は、ガガーリン少佐の故郷の町「ガガーリン」にある、ガガーリンの生家。
こちらは、その生家の中庭にある、ユーリー・ガガーリンのお母さんの像。


そして、ガガーリン駅。

キス/接吻

2011-04-12 | 番外編 ★ロシア以外★
まなざしで与える接吻・・・
記憶で与える接吻・・・
沈黙の接吻、高貴な接吻・・・
なぞめいた接吻、誠実な接吻・・・
魂でしか与えることのできない接吻・・・
禁じられた接吻、真実の接吻・・・

チリの女流詩人ガブリエラ・ミストラルの美しい詩『接吻』 "BESOS" を見つけ、ロシア語訳を探してみました。
ミストラルの訳詩そのものは結構あるのですが、『接吻』は、ない!
残念。

トップの写真は・・・キューバのハバナ市のホテルで撮影したもの。
一日ウロウロして、疲れて部屋に戻ったら、ベットのシーツでハート型の「白鳥の接吻」姿がセットされていました。
いっぺんに疲れが吹き飛んだ瞬間でした。