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夕立

2011-05-28 | ★その他もろもろ★
春から夏にかけて、空模様がコロコロ変わるのがモスクワの特徴です。
晴れて太陽が燦々と輝いていたかと思うと、次の瞬間、いきなり巨大な雲があらわれ、ものすごい勢いで夕立が降り・・・。
そしてまた次の瞬間、太陽が顔をのぞかせる・・・。
傘を持っていないと上から下までずぶ濡れ、ということがよくありますが、濡れてもすぐに乾きますのでそれほど苦痛ではありません。
夕立が多い季節は、空がとてもドラマチックで、ずっと眺めていても飽きません。

核シェルター

2011-05-11 | ★モスクワの地下鉄★
モスクワの地下鉄の中で、最も深い駅は2003年にオープンした勝利公園駅(濃い青色のライン)。
その深さは地下84(一説によると90m)m、エスカレーターの長さは125mです。


東京では、都営地下鉄大江戸線の六本木駅が一番深く、地下42.3m(地下6階にあたります)、大江戸線ができる前は、地下37.9mの営団地下鉄千代田線の国会議事堂前駅が一番深かったです。

ですから、モスクワの地下鉄「勝利公園」駅は、日本の一番深い地下鉄の駅の約2倍、地下に深く潜り込んでいることになります。モスクワの地下鉄は「核シェルターだ」と言われるのは、こうした由縁があるのでしょう。

尚、ホームが最も長いのは雀が丘駅(赤色のライン)で、ホームの長さが全長282mもあります。


地下にもぐっていなくて、窓から外が見えるので、とても開放的雰囲気の雀ヶ丘駅です。
下を「凍っている」モスクワ川が流れているのが見えます。また、右手に見えるのが1980年モスクワ・オリンピックの舞台になったオリンピックスタジアム。

中央アジアのピラフ

2011-05-05 | 番外編 ★ロシア以外★
ウズベキスタンは食事が美味しくて有名です。
現在モスクワには旧ソ連圏の料理店が色々あるのですが、その中でも最も人気があるもののひとつが「ウズベク料理」。

その、「美味しい」と有名なウズベク料理の中でもサマルカンドの料理はとりわけ美味しくて有名。
サマルカンドの「プロフ(ピラフ)」。サマルカンドの「レピョーシカ(ナンみたいなパン)」・・・。ラム肉・・・(串焼き、煮込み等々)。


サマルカンドのレピョーシカは本当に有名で、「サマルカンドから帰ってくる時に買って帰ってきてもらえないか」とタジキスタンの友人たちからも頼まれたほどです。保存料などの添加物は入っていないのですが、保存にはとても長けていて、湿度の低い場所では2週間くらい平気でもちます。
ということで、モスクワにも勿論、持って帰りました。

(有名なサマルカンドのレピョーシカ。写真はこちらからの借用となります)

・・・合計8個の「レピョーシカ」を買って帰ったのですが、1個が何と1キロくらいするずっしりと重たいもの。帰り道もウズベキスタンからタジキスタンまで徒歩で国境を渡ったのですが、この8キロものサマルカンド・レピョーシカ達が実に大変でした。
リュックをしょい、両手にやたら存在感あるレピョーシカを抱えているその姿は、大きな風呂敷みたいなものを抱えている地元の人達とすっかり同化していました。

「プロフ」は他の中央アジアの国々、アゼルバイジャンなどにもあるのですが、どうやらルーツとなっているのはサマルカンドのプロフのようです。
アレクサンダー大王もサマルカンドでプロフを振舞われたという記録が残っているとか。
そしてサマルカンドには、インドからペルシアを経てプロフが入ってきたと言われています。

(写真はこちらからの借用となります。)

正式なプロフの食べ方は、インドのように「手で食べる」のだそうです。

美味しいチャイハナ

2011-05-04 | 番外編 ★ロシア以外★
長距離運転手さん達お気に入りの美味しいチャイハナが道中にあるというので、立ち寄りました。
そこで出会った近くの村の長老さん(真ん中)と学校の先生(右)。

(左側が運転手さんのネマートさん。普段は全然「偉そう」ではないのですが、どうやらカメラを向けると腰に手をあててしまうのが癖らしく、偉そうに写ってしまいます・・・。)

長老さんと学校の先生、目的地の村がちょうどわたし達の道の途中だったので、同乗させてあげることになりました。
そのお礼に、ものすごく美味しいペリメニ(水餃子)スープやサラダなどをご馳走になりました。

長老さん、貫禄あります!

ろば、ひつじ、ろば!

2011-05-03 | 番外編 ★ロシア以外★
タジキスタンからサマルカンドへ。
道中、たくさんの「ろば」さん達や「ひつじ」さん達を見かけました。


「ろば」さん達は、何と放し飼い状態。
自分たちで勝手に散歩しているのでびっくりしてネマートさんに聞いたら、「ろば」というのはとても頭が良くて、適当に散歩した後、ちゃんと自分たちで家に帰ってくるのだとか。


第二次世界大戦中は、山岳地帯での戦闘で、馬や人間が通れない険しい山道など、ろばが大活躍をしたのだそうです。ろばに荷物を乗せて放し、山越えをさせて荷物を届ける・・・。
黙々と働くろばさん達。
うーん!たまりません。
思わず連れて帰りたくなってしまいました。

ちなみにお腹がすいてきたのでしょうか、途中からぷりぷりした羊をみかけるたびに、ネマートさんの口から「あの羊は美味しいと思う」とリアルな発言が飛び出すようになりました。




サマルカンドへの道

2011-05-02 | 番外編 ★ロシア以外★
サマルカンドには2回行きました。
最初はタジキスタンの首都ドゥシャンベから車でタジキスタンとウズベキスタンの国境まで移動し、国境を徒歩で超えて、ウズベキスタン側でタクシーを拾って車でサマルカンド入り。
(2回目は、公演による訪問でしたのでモスクワからタシケントに入り、タシケントから列車でサマルカンドへ。)

なかなかハードな「国境超え」をした後、警戒しながら慎重にタクシー選び。
人の良さそうな運転手さん「ネマート」と交渉成立。
出発する前に「サマルカンドへは遠い道のりになるため、今、トランクに積んである小麦粉をすぐ近くにある自宅に届けてから出発させてもらえないか」と問われ、ネマートの家に立ち寄ることになりました。

路地に3頭の牛がのんびりと寝そべり、道路を完全にふさいでいたので写真を撮ろうとしたら、「あんな牛はきれいじゃない。写真を撮る必要ない。それよりうちの牛を撮ったらいい。とてもきれいな牛だよ。もうすぐ子どもが生まれるんだ。」と。

・・・ということで、サマルカンドへ向けて出発する前に立ち寄ったタクシーの運転手さんネマートのご自宅です。


手を腰にあててちょっと偉そうなポーズをとっているのがネマートさん。
隣は奥さん。
そしてネマートさんご自慢の「美しい牛さん」です。

ドゥシャンベからサマルカンドまでは約500キロの道のり。
国境を超えたり、途中で休憩など入れたりしたので、8時間くらいかかったでしょうか。
その内、ドゥシャンベから国境通過点までは70キロくらい。
国境を超えてウズベキスタン側に入った後は、延々400キロ強、トップの写真のような道を走り続けました。

神秘のオアシス都市

2011-05-01 | 番外編 ★ロシア以外★
好きな場所=色々あります。
その、数多くある「好きな場所」の内のひとつが、神秘的な青色のタイルが映えるウズベキスタンの古都サマルカンド。
サマルカンドは、紀元前10世紀からペルシア系のオアシス都市として栄え、14世紀末から15世紀にはティムール帝国の首都として繁栄しまた。

中でも一番のお気に入りが、シャーヒ・ズィンダ廟群。
この世にこんなにも幻想的で美しい所があるなんて!と感動した場所です。
幾世紀もの時代を飛び越え、アラビアンナイトの世界に紛れ込んでしまったかのような錯覚を覚えます。


シャーヒ・ズィンダとは、ペルシャ語で「生きている王」という意味だとか。
なぜその様に称されるようになったのかというと・・・次のような伝説があります。

預言者ムハンマドの従妹がイスラムを広めるためにサマルカンドにやってきました。
異教徒に襲われた時、その時できた亀裂(別の説では井戸)に身を隠して危険を逃れ、今でもそこで生き続けているとか。
だから「生きている王」なのだそうです。

2001年にユネスコの世界文化遺産に指定されています。