これは「ルルティモ バーチョ」って読み、イタリア語で「最後のキス」という意味だそう。このライブは4日にわたっていろんなアーティストが出演するのだけれど、今夜は遊佐未森ちゃんと大貫妙子さんということで足を運んでみました。会場となった恵比寿ガーデンホールのホワイエでは、ワインやちょっとしたおつまみなんかが販売されていて、私もスパークリングワインでいい気持ちになって開演を待ちました。
まずは未森ちゃん。彼女のライブは4年ぶりくらいだけれど、やっぱり可憐で可愛い!クリスマスっぽく「Pie Jesu」という教会音楽を歌ったときは、会場全体が彼女の歌声に包まれて、清らかな気持ちに。そのあとのラスト二曲では自然に涙が出ちゃうというか・・・すごく感動しました。
で、スペシャルアクトということでコトリンゴさんが登場。月桂冠や天空烏龍茶のCMソングを歌ってる女性です。どちらも耳に残る歌だったから(特に烏龍茶のCMは広末涼子のあのCMに通じるものがあって好き)、思いがけず聴けて嬉しかった。ピアノと言葉で遊んでるみたいな、ふわふわした曲で、ご本人もたぶん天然ぽいキャラでした。
♪こんにちは さよなら おやすみ またあした こんなふつうの暮らしの中 幸せはあるのです♪・・・詞というよりは詩っぽい言葉の紡ぎ方だと思ったのだけれど。
そして大貫妙子さん登場。彼女のライブは初めてで、持ってるCDも4年前に出たベストのみ。だから8曲中1曲しか知らなくて、肌で感じたこの日の雰囲気は冬のパリって感じかな・・・(実際そういうテーマの曲もあったし)。MCはサバサバしてて、もちろん曲はしっとり落ち着いてて、今まででダントツにオトナなライブでした。 最後にアンコールでお二人が出てきて、「この道」を歌ってくれました。教科書にも載ってて誰もが知ってる歌だろうけど、それぞれの個性が出て、しっかりその人の歌になってて、それがアーティストというものなんだろうなとキャリア何十年の二人を見て思いました。
あ、オンナ一人で見ても、ガーデンプレイスに飾られてたバカラのシャンデリアはキレイだったよ。ちょっと寒かったけど。