周期性嘔吐症と自家中毒とアセトン血性嘔吐症は同じ病気です。左心低形成症候群と同じように小児慢性疾病のひとつの様です。
周期性嘔吐症の誘因は
遠足や発表会、カゼをひいた時など、肉体的・精神的なストレスが引き金になります。
とくに夕食をとらずに眠った翌朝に起こりやすい、風邪で食欲が落ちている事が原因になる事も。
どうして吐き気と腹痛が起こるのか。
①風邪による食欲低下・食べずに眠る事により低血糖になる為
②低血糖を補うため 体は脂肪を分解して糖を作ろうとする
③このとき副産物としてケトン（吐き気と腹痛の原因）ができる
④ケトンが増え腹痛と吐き気がひどくなる ケトンの口臭がする
⑤これにより食事がとれずはき続け低血糖が誘発される
昔は自家中毒と言っていた。
自分で自分をケトン中毒にするからこの名前がつきました。
アセトン血性嘔吐症とも言う。
ケトンが増えて 口からケトンの臭い（リンゴの腐ったような臭い）、尿中にケトンが増加するから
周期性嘔吐症
同じ子がなんども周期的に吐き気を催すためこの病名がついた。
周期性嘔吐症と自家中毒とアセトン血性嘔吐症は同じ病です。
周期性嘔吐症の治療方法
脱水より血糖をあげることを優先する
①少量の糖分の高いものを、15分おきなど頻回にあたえるのがコツです。
②自宅に吐き気止めの座薬(ナウゼリン座薬)があれば、すぐに使って吐き気症状を軽くするのが良いでしょう。
③お昼間の時間帯なら早めに、夜になったときには吐き気止めの座薬とこまめな糖の含まれたチョコや飴、ピノなどでしのいで翌日受診をおすすめします。
④水、お茶、アクエリアス(これはダイエットスポーツ飲料で、糖が少なく、せっかく食べたものも吐いてしまうのでおすすめしません。
⑤ヤクルトやカルピスなどの量が少なくても糖分が多いものがおすすめです。
劇的に効くのはやはり糖液の入った点滴!
点滴であれば脱水も低血糖も改善、体の中のケトンも尿と一緒に出るので吐き気もとまり見違えるように元気になります。
患児の性格傾向
男子にやや多く、やせ型で、自律神経および情緒不安定な、神経質な子どもに起こりやすいと言われています。
第一子、一人っ子、末っ子が多く、内気で感じやすくいらだちやすい、引っ込み思案の反面言い出したらきかない、などの傾向があります。
☆追記 第一子、ひとりっ子、末っ子大体当てはまりませんか？？ 二男がそこまで神経質なのだろうか💦 精神的な要素が多いと様々なサイトで書いてありましたが、本当だろうか...。ちょっと疑問です。
