マヨの備忘録・・・マヨのぼやきから

いろいろあったな・・・真実を知りたい!この一心で始めたブログだったが、知れば知るほど世の中の闇は深くなるばかり・・・。

光市事件

2007-09-21 09:35:24 | マスコミ報道

光市の母子殺害事件について、あえて非難を恐れずに言いたい。

遺族が犯人を殺したくなるほど憎んでいることは容易に察せられるし、まったく無理からぬ事だ。しかし、橋下弁護士の問題を見ても、この事件を利用して、いわゆる人権弁護士と言われる人たちを社会的に抹殺しようとたくらんでいる動きがあるのではないか。

ずいぶん古い話だが、難波大助と言う人がいる、皇太子裕仁を仕込み銃で撃ち、大逆罪で死刑となった。(虎の門事件)  問題は裁判は非公開、即、死刑だった事だ。

話をかえて、中国では原則として午前中に死刑の判決が出ると、午後には執行されてしまうとか、裁判は一審制であっという間に抹殺されてしまう。(恐らく日本の臓器移植に合わせて執行されているのだが・・・。) かって、天安門事件で広場で抗議していた人達は恐らく全員死刑になったのだろう。

私は死刑廃止論者ではない。必要なものは必要だ。しかし、光市の場合、唯一引っかかるのが犯行時、被告が未成年だった事だ。これ以外に私が彼をかばう理由はひとつもない。18歳のころの自分を思い出せば誰でもそうであろうが、世界が見えていない。

若いころの過ちは、大なり小なり在るだろうし、寛容が求められるのではないか。

被告人が素直に犯行を認め、反省していたのかは私には分らない事だ。それでも私と同じ気持ちの人は結構多いのではないか。それを、報道が偏る事で、あたかもそのような主張が遺族の気持ちを踏みにじる行為とみられかねない。

戦争を反対すると非国民と呼ばれた時代があったようだ。世論と言うのをマスコミが誘導し、人々の心をひとつの方向へ持っていこうとする力に私は断固抵抗するものだ。

光市の被害者遺族は利用されている。たとえ被告を死刑にして彼は癒されるのであろうか。人生は長い。長野市のオーム事件で犯人扱いされた人が、もう誰も恨んでいません。と記者会見で述べていた。心の中は誰も分からない。でも、日本人の美徳。寛容と忍耐がそこにはある。きっと、遺族はあとで利用されたことを悔やむに違いない。何年も法廷で争い、失った時間は戻りはしない。前向きに生きたほうが良いのではないだろうか。

理不尽な事は世の中にいっぱいある。本当に報道するべき事がもっと他にあるのではないか。


コメントを投稿