G. L. Pease - Piccadilly (Classic Collection)

2018年　10月

今回は　G. L. Pease - Piccadilly (Classic Collection)
以前喫ったことがあり　かなり好印象だった　Chelsea Morning


に似ている　という感想を見ての購入となりました。

丁度　小分けにして喫っていた　Pirate Kake　も無くなってしまったので
開けてみた次第です。
このところ　朝の一服は　Pirate　と相場が決まっていたもので　その代わりに
という事になります。
また　このブレンド　モーニングコーヒーを飲みながらの一服に最適！　という謳い文句
に　誘われたものでもあります。






ピカデリーとは　ロンドンの中心部にある広場の　ピカデリーサークルと　そこを通っている
繁華街の道路のことのようです。　所謂観光名所　ということです。

葉組は　Latakia, Perique, Virginia
のいわゆる　English　タイプ
A perfect "English Breakfast Mixture."
と謳われてます


缶を開けると



ラタキア　レッド+ブライトバージニアに　ペリクが入っているようです
ラタキアの香りと　やや甘酸っぱいかおりがしますが　それ以上の香はありません


レビューを読むと　ある方が　ピーターソンリップの方が　舌に直接煙が来ないので
良いと書いてあったので　この時は




ピーターソンのパイプに詰めてみました。
多少は甘みがマイルドになるのですが　それほどの変化は無かったようです。



さて　問題のお味の方は･･･。
最初に結論をいいます

ラタキア好きのこの私には　ダメですね　このタバコは　それが結論です


ラタキアの味は最初だけしますが　すぐに分からなくなってしまいます
バージニアは　やたら甘いです　シトラスとシナモン（そう書いてあるのですが）のような
甘みが　ペリクの酸味と伴に拡がります　ちょっと甘すぎるくらいです
たばこ感というか　満足感というか　その辺の味の幅が足りないような気がします･･･。

明らかにラタキアの味はする様ですが　わずかです　それよりも　ペリクの酸味を含んだ
香りと　バージニアの甘い味が　それを消し去るように　包み隠します･･･。

イングリッシュで始まるこのタバコですが　すぐに　オリエンタルの味わいに変わり
そして　ついには　VaPer　になってしまう感じです。
シャープ＆ソフト　どちらも兼ね備えたタバコであるという人がいますが
シャープは　ラタキアとペリクのエッジの部分
ソフトは　バージニアのクリィミイな甘さの部分でしょうか･･･。

しかし　そんな都合の良い話　どうも　破綻しているように思うのです。
いうなれば　すべてにおいて中途半端な味になってしまっているように思うのです。

そう思う理由の大きな原因があります
それは　何度喫っても感じるのですが
点火して　それぞれのたばこ葉の味を味わって行くのですが（ラタキアも入っているし　バージニアは甘いし　ペリクも効いてるし･･･シナモンシュガーの様な味も確かにします･･･）
途中から　美味くなくなるんですね。　これが･･････

味が混じり合って　変な苦みが出てくるんですね
これでは気持ちよく喫えません･･･。

それに　ラタキアじゃなく　ペリクの味が効きすぎます　バージニアも甘すぎるくらいなので
どうもバランスが良くない感じがします。

Chelsea Morning　に似ているという触れ込みですが　それはマイルドな感じだけのこと
全く似てませんね　あっちは　もっと　スパイシーで　味にメリハリがあります
こちらの方は　少しボケた味の様です。

ラタキアのあまり出過ぎない　English　タイプのたばこで　甘いのを捜している人には
良いかもしれませんが　お勧めはしません･･･。

何年か熟成させると　かなり美味くなると言っている人がいますが
気の遠くなるような話ですね（このタバコは　2003年にリリースされました）
そこで　この私は　真空保存をかけることにしました、今はあまり喫う気にならんので
熟成をすることにしました･･･。

そんなお話しでした　
残念ですが　今回は外れのようです　この私には
それでは　また

それでは　また