少子化に悩む少年野球監督

少子化で部員減少に悩む少年野球チームの監督。その就任からの記録です。

持っているのは誰?

2015-02-12 | 高学年再び
日本シリーズ等の短期決戦に出てくるシリーズ男。
所謂、持っている男ってヤツですね。

さて、三日間で三試合の超短期決戦の卒業大会。
ウチのシリーズ男に成りそうなのがマル。

初戦、先発のリョウが2四球と拙い守備で失点。
その裏直ぐに逆転したけど、
二番手の初登板のマルがテンポ良く三者凡退で終わらせたのが、
大きかったと思う。

昨日は1ー1の同点、
無死満塁で打席はマル。
正直、普段の打席から怪物くんからのヒット。って事は想像出来ない
怪物くん対策の一つで速度MAXでのバント練習も
全くバットにボールが当たらずだったので、
スクイズも難しい

どうすっかなって思っていたら、
強振したバットの先にボールが当たって、ボールはキャッチャー前にボトッ。
そして、一塁線を割って行った。
ファールと思ったけど、
スピードボールがバットの先に当たったもんだから、
スピンが掛かって、フェアグランドに戻って行った。
まるで野球の神様がフーって息を吹いたみたいに。

ファールだと思ったのか、キャッチャーもピッチャーもなぜか捕らなかった。
その横をマルがファーストへ、
ピッチャーが拾い上げた時には、三塁ランナーのRUIはとっくにホームイン

二人とも自分でファールって判断しないで良く走りました

次打者のコウシは、ボールを持ったファースト君と交錯して一塁セーフ
その間に二者生還もマルがサードでタッグアウト。
好走と暴走は紙一重

セーフに成ってれば決定的な5点目が入るチャンスだったけど
結果はしょうかない、隙があったら走れって言ってるし、
走った勇気を誉めましょう

3点差で向かえた最終回
この回の先頭は4番君。
はっきり言って、5番以降は打たれる気配がなかった。
この打者さえ抑えれば

で、あっさりエンタイトルツーベースを打たれる。

でも、3点あるし

次のバッターはピッチャーゴロ。
ピッチャーのリョウがファーストのベースカバーに入ったセカンドのマルにトス。
このトスをマルが落球。
セカンドランナーは一気にホームへ
忍び来る王者の足音

ここで、タイム

マルはエラーしたり、ミスをしたりすると下を向いちゃう子。
去年の春先には、そんな下を向く選手は要らない。ってベンチに下げた事もある。
走塁ミスにエラーが続いて、落ち込んじゃうかな?
逆シリーズ男に成っちゃうぞ。って思ったけど、

「エラーしてゴメンナサイ」ってニコニコしてた
他のミンナも落ち着いた顔をしてた。
ヨシ、大丈夫

「このランナーが帰っても一点勝ってるから、バッターでアウトを取ろう」
結局、このエラーで出たランナーも還って1点差になったけど、
確実にバッターでアウトを重ねて、最後はサードライナー。
コレをケンが大事に両手で捕って試合終了。

時間制限でゲームセットが多い学童野球。
この試合はテンポが良く7回まで出来た。

7回が終わったって気が付かないミンナは時計を見て
まだ試合するもんだと思ってベンチに帰って来たけど、

キャッチャーだったキャプテンUだけは、
笑顔でコッチを見てた
流石冷静なキャプテン。
笑顔が可愛かった

とうとう日曜日は最後の試合
最後の試合が決勝戦とは。
二ヶ月前はほぼ同じチームが出場の大会で最下位争いをしてたのに
誰でも良いからシリーズ男に成ってくれ

でも、意外と持っている男はこの人だったりして、
昨日も応援に来てくれて
「俺は勝利の女神だ」って言って帰って行ったらしい

コメント (2)
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