少子化に悩む少年野球監督

少子化で部員減少に悩む少年野球チームの監督。その就任からの記録です。

泣いてねぇよ

2012-11-04 | 低学年
今日は練習の後、秩父の山の方の道の駅を攻めてきました。
今日はちびっ子とキャッチボールをして、走らされたせいか、足は張っていて、
山道を運転中に足つちゃった。死ぬかと思った

さて、続きですが、
5点差を追いかけての最後の攻撃。

一死満塁からのサドンデス。

バッターは、一番、斬り込み隊長の王子。

5点のビハインドを追いかけるのに
1番から始まるのは、大きい。
これも前の回にマルやコマッチが頑張って出塁してくれたおかげ
しかし、この日の王子はいつもの"らしさ"が出てない。

「目を切るのが速くなってるから、
今日やったペッパーを思い出して。」って送り出す。

初球、レフトへ2点タイムリーこれで3点差。
まだまだ、諦めない。
って言っても、実は私この王子の打席見てない、
代走の用意をしている間に打ちゃた。
まさに電光石火
最後の打席で思い切りの良さが出た。

ここで、セカンドランナーに用意していた代走サトちゃん。
2年生だけど快速ランナー

サドンデスのランナーって代走出して良いの?って
球審に聞いちゃっただって初めてなんだもん。

見習い君は内野ゴロ。
その間に快足を飛ばして、サトちゃん生還。
しかも一塁への送球エラーを誘って、
王子生還、見習い君もランナーに残る。
「あと一点」コールで盛り上がるベンチ
続くルーも内野ゴロだけど
三塁まで盗塁していた見習い君が生還。
とうとう同点

ここで、バッターは4番キャプテンU
先発投手で7失点、ホームランで借りを返すも、
延長でのエラーで大量失点の切っ掛けを作ってしまった。
ベンチに泣きながら帰ってきたキャプテン。

その直後の打席、2アウト、ランナー無し。
1ボールからの二球目を打って出る。
打球はボテボテでピッチャー、ファーストの間に
ファースト捕る、ベースカバーのセカンドに送球。
間一髪でセーフ
アウトかと思った。それにしてもセカンドのベースカバー速かったなぁ

Hリョウの時にUは二盗、三盗を決めてランナー三塁へ。
リョウのカウントは1ボール2ストライク。

ココで決めないと下位打線に入ってくる。
しかし、リョウのバットは相変わらず下から出て来る。
「リョウ、一握り短く持って
「ハイ」返事をして、構えるリョウの足の下
背番号10が滑り込んで来た。

その一瞬、全ての動きが止まった気がした。
何が起こったのか分からなかった。
えっ、サヨナラなの?

味方の監督がビックリしたから、
相手ベンチはさぞかし

サヨナラホームスチール

ベンチに帰ってきたキャプテンUの顔は
勿論、泣いてました。

私の隣に居た投手コーチの目も真っ赤。
危うく貰うとこだった。って事にしておこう。

見習い君が「監督、泣いてるの?」
「泣いてねぇよ」
コメント (6)
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