『いいかよく聞け、五郎左よ!』 -もう一つの信長公記-

『信長公記』と『源平盛衰記』の関連は?信長の忠臣“丹羽五郎左衛門長秀”と京童代表“細川藤孝”の働きは?

老馬の智恵

2015-10-10 09:23:05 | 源平盛衰記の蔵:故事・逸話篇
老馬の智恵(らうばのちゑ)

「老馬は道を忘れず」ともいう。斉の桓公が

孤竹国を討った時、春往って冬帰るときに

深雪が道を埋め、還れなくなった。管仲が

機転をきかせ、「老馬の智恵を用いよう」と

老馬を雪の中に放しそれについていった

ところ、斉の国へ帰ることができたという。

【韓非子-説林(ぜいりん)篇】

 ※「年とって経験を積んだ馬(人)は、昔

  覚えた道(恩義)を忘れない」という

  例え話としても用いる。


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弱目の水

2015-10-09 18:22:58 | 源平盛衰記の蔵:故事・逸話篇
弱目の水(よわめのみず)

水が縁・堤などの最も弱いところに集まって

そこを破ることのたとえ。


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頼義の山籠り

2015-10-06 17:15:19 | 源平盛衰記の蔵:故事・逸話篇
頼義の山籠り(よりよしのやまごもり)


源伊予守頼義が前九年の役で安倍貞任・宗任を

攻めた時、官兵が敵に多く討たれ逃げ落ちる

ことになり、わずか七騎で山に籠り、そこから

結果的に敵を討ち取ることができた。


 ※「七騎」というのは信長公記では「主従六騎」

  (桶狭間の時)と変形して使われています。


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頼朝の伏木隠れ

2015-10-04 13:32:09 | 源平盛衰記の蔵:故事・逸話篇
頼朝の伏木隠れ(よりとものふしきがくれ)

源右兵衛佐頼朝が石橋の合戦に敗れた後、七騎

で逃げ散りながら山中の伏木に隠れた。捜索して

いた梶原平三景時はその姿を見つけたが、味方

には「だれもいない」とやりすごし、頼朝を助けた。


 ※天下を統べる人物には「木の割れ目・穴に

  隠れて命を永らえる逸話」があり、

  *浄御原宮(大海人皇子(=後の天武天皇))

   の“榎”のエピソード

  *聖徳太子の“椋の木”のエピソード

  などが源平盛衰記に載っています。ただし

  日本書紀にはそういう記事はありません。


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勇士はへつらうようなものである

2015-09-29 18:40:21 | 源平盛衰記の蔵:故事・逸話篇
勇士はへつらうようなものである(ゆうしは
へつらうようなものである)


勇士は受けた恩義に感じて働くゆえ、その心を

知らぬ者には、一見へつらって節を屈したとも

見えるのである。


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勇士は諂言を得ず

2015-09-28 20:28:23 | 源平盛衰記の蔵:故事・逸話篇
勇士は諂言を得ず(ゆうしはてんげん
をえず)


「勇猛の士は、自分の主以外にだれにも諂う

ことはない」という心意気を示す言葉。


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勇士は敵を得た日を吉日とする

2015-09-27 07:55:49 | 源平盛衰記の蔵:故事・逸話篇
勇士は敵を得た日を吉日とする(ゆうし
はてきをえたひをきちじつとする)


源平盛衰記では「時の花をかんざしの花にせよ」

「勇士は敵を得た日を吉日とす」(巻二十八)。

信長公記では信長が戦闘のきっかけとして、

「今現在が好都合」の意味で「天の与ふるところ」

と使う。


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勇士野に伏す時は帰雁連を乱す

2015-09-26 07:41:26 | 源平盛衰記の蔵:故事・逸話篇
勇士野に伏す時は帰雁連を乱す(ゆうし
のにふすときはきがんつらをみだす)


勇猛な兵が野に隠れている時、その上を飛ぶ雁は

列を乱すものである。

【孫子】、【古今著聞集】など。


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文虚言せず

2015-09-23 07:44:41 | 源平盛衰記の蔵:故事・逸話篇
文虚言せず(もん、そらごとせず)

「昔から伝わる教訓に嘘はない」の意。


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明王は一人の為に法を曲げず。日・月は一物の為に明りをくらまさず

2015-09-22 08:05:08 | 源平盛衰記の蔵:故事・逸話篇
明王は一人の為に法を曲げず。日・月は
一物の為に明りをくらまさず(めいわうは
いちじんのためにほふをまげず。にちげつ
はいちぶつのためにあかりをくらまさず)


明王は一人の為だからといって法を曲げることは

ない。日月は一つのものの為だからといって明りを

暗くすることはない。治世には個別の案件に左右

されない公平性が必要ということ。


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