建設常任委員会視察

　愛媛県宇和島市（写真）では、「宇和島圏地方拠点都市整備事業・広域交通ネットワークの整備」について視察して来ました。
　この整備事業は、様々な地域の課題を克服し、都市機能の強化や自然環境を活かした住居環境の整備、多様な文化施設、レクリエーション施設の整備などにより定住拠点ずくりを進めると共に、四国西南地域の自立的成長を引率し、県土の均衡ある発展を実現する事を目的としているものです。
　ここ宇和島市は、宇和島「伊達１０万石の城下町」として、栄えた所ですが、「広域交通の整備」の遅れ為、再整備を図っています。

建設常任委員会視察

写真は、愛媛県「松山市庁舎」において、「ＪＲ松山駅前周辺整備事業」について、説明を聞いている所です。
　松山の名前は、慶長８年（１６０３年）加藤嘉明が築城した松山城が地名の始まりだとされています。
　明治になり、俳聖「正岡子規」等の多くの文人を輩出するなど地方文化の拠点としての役割を果たしてきました。
　また、夏目漱石の「坊ちゃん」の舞台として親しまれ、最近は司馬遼太郎の「坂の上の雲」でもよく知られたまちです。
　この松山市は四国初の５０万都市として、「みんなでつくろう、みんなの松山」をスローガンに都市整備を進めてきましたが、しかし、松山駅周辺は駅を中心に「ＪＲ予讃線」が街を東西に分断し、そのため交通渋滞が激しく市民の生活に支障がありました。
　そこで、市民、企業、行政が一体となり「ＪＲ松山駅付近鉄道高架事業促進期成同盟会」を結成し、駅周辺の総合的な整備に向け歩みだしたところです。
　現在、藤沢市でも「湘南Ｃ－Ｘ」を進めているところですので、非常に参考になりました。