( leave things ) up in the air

30代後半・既婚・ゲイ。仕事も家庭も人生も全てが中途半端な僕のろくでなしな日々。

中学校の時

2005-04-25 | Weblog
初めてゲイらしいことがあった。
近所で仲がよく、通学も一緒にしていたB君がいた。
どういうきっかけかわからないけど、B君がやたらと僕の身体に触れるようになってきた。
けっこう、僕は当時から辛口コメントで友達うちでは知られていたから、何かのきっかけで逆切れしたB君がおしおきだと言って触りだした気がするけど、まあ、どうでもいいや。とにかくB君はなにかと僕の身体、特にあの部分をターゲットにしてくるようになった。僕もしょうがねぇな、またかよという感じで、しょうがなくつきあっているといった気持ちだったことは憶えている。

ある冬の寒い頃だった。もう日も暮れての帰り道、B君が触ってきたのでいつもの悪ふざけかと思っていると少し様子が違った。もう引っ越して誰もいない家の敷地に僕を連れて行き、縁側に座るように言った。
なんだよ、どうしたの?と聞く僕にのしかかり、縁側の上で僕たちはちょうど上下で抱き合ってよこになるようなかたちになった。
やめようよ、帰ろうよもう。という僕にB君はだまって僕の身体をまさぐった。
なにすんだよ、いい加減にしようよ。抵抗したが、意外にB君は力があって、僕はズボンを脱がされたしまった。B君は片手で僕の両手をふさぎ、もう片手で僕のモノをしごきだした。
え、なんだよ、やめてくれよ。必死で抵抗したが、逃げられなかった。それどころか、だんだん気持ちよくなってきた。なんでだろう?
そう、僕はそのときまでオナニーというものを知らなかったのだ。
結局、B君の手でいかされて、初めて射精した。おしっこを漏らしたのかと勘違いし、そのままズボンをあげて走って逃げ帰った。
次の日、普通に2人で登校した。B君も昨夜のことについて何も言わないし、あまりに突拍子もない体験だったからひょっとしてあれは夢だったのかななんて思っていた。
ところが、これを機会にちょくちょくB君は僕をその場所に連れて行っては強制的に射精させるようになった。僕も自分より格下(だと思い込んでいた)のB君にそんなことされて屈辱的な想いはあったけれど、とにかく気持ちよかったので、次第にほいほいついて行くようになり、行為の際には自分からもっとしてくれとせがむようになっていった。
そんなことが半年くらい続いて、もうすぐ卒業式という頃にB君に呼び出された。ああ、またされるんだな、と思っているとB君は僕にむりやりディープキスしようとしてきた。僕はその頃B君に対して、普段の顔はまあ好きなほう、裏の顔(僕に強制射精するとき)は嫌い、気持ちいいからやめられないけど本当はいや、という感情をもっていたので、絶対にキスはされたくなかった。B君は舌で僕の口をこじ開けようとしたが、僕は必死に抵抗した。それが最後の抵抗だと思った。これを許すと本当にB君に堕ちてしまうような気がした。最終的になんとか抵抗しきることができた。
それが、中学時代にB君と会った最後だった。

高校は別の高校に進んだけれど、一度だけB君の家に遊びにいった。2人でまた、あの行為になってしまったが、そのときになんとB君は僕の尻になにか入れようとしてきた。さすがにひいてしまった。もちろんそんなことさせなかったが。
その後、一度だけ電車のなかでB君を見かけた。向こうも気がついたみたいで、隣に座っていた友達に「ほら、あそこにいるのが○○だよ」って話しかけているのが聞こえた。すごく恥ずかしくて顔をあげられなかったことを憶えている。
いまにしてみれば、なんで関係ない友達に僕のことを話す必要があるのだろう。ひょっとしてあの華奢な友達は第2の僕?なんて思ってみたりするんだけど。B君は今はどうしているのかな。実家は今も近くにあるけれど、やっぱり会いたいとは思わない。でもなんで僕にあんなことをしたのか、本当は聞きたい。