( leave things ) up in the air

30代後半・既婚・ゲイ。仕事も家庭も人生も全てが中途半端な僕のろくでなしな日々。

僕のどうしようもなかった夏:3「え?48ですか!?」

2005-07-29 | Weblog
思ってもいなかったことをつぶやかれ、ちょっとへこんだ僕。
でも気にしない。むしろHさんとどうなるか、どんな話ができるか楽しみだった。

ところが、Hさんが話してきた内容は僕を驚かすような内容だった。
「実はね、僕48なんだよ。」
えー!マジで!見えない、見えない。もうじき50かよ。
「子供は高校生で。」
はぁー!聞いてないよー!
でもかっこいいし、許す。
「今日もこないだメールで言ってた彼と会っててね」
・・・。掛け持ちって奴ですか、お盛んなことで。

初めはびっくりすることばかりだったが、話は面白いし、こちらの話もよく聞いてくれる。自分よりぜんぜんレベルが上の人なんだなぁと感じた。
Hさんのすごいところは、家庭生活は破綻してるんだよって話がでてこないところ。メールだけ見ると「このひと家庭はどうなってるの」ってくらい外での活動が盛んなひと。すごい「能力が高い」ひとだなと思った。

それで。
飲んで、駅で別れて、帰った。
後日、メールで「当日はあまり調子が良くなくて・・・」なんて言ってたけど、好みじゃなかったんだろうなというのがわかってしまった。でも伝え方がオトナだなと感じた。「そういうこと(セックス)がないいい友達でいたい」なんて言い方するから、こっちもああ、そうか、そうだよなって思ってしまう。その後はメールのやり取りを多少したくらいで、長続きしなかった。

Hさんについては後日談があって、どういったことだったかは書けないけど、テレビで1度だけ見かけた。相変わらずカッコよかった。やっぱりすごいひとだったんだなと思った。それと掲示板で募集しているのをたまたま見つけてしまった。メールアドレスが同じだったから、「あ」って感じで。結婚生活しつつもうまく両立しているんだな、この人は。自分には難しいなと思った。(つづく)

(ちなみにHさんは芸能人とかでは全くないので誤解しないでください。)