タイガー・ウッズの底力

夜中に起きて、ＴＶをつけたら全米オープンのプレーオフ中継が。そうか、この時間になるのかと思いながら、1打たりとも目が離せない展開で、結局最後まで観てしまいました。

今年のＵＳオープンは３日目にスーパープレーを連発して首位に立ったタイガー・ウッズがそのまま逃げ切ると思いきや、最終日は手術した膝の痛みからか、ティーショットが曲がりっぱなしで大苦戦。４５歳伏兵のミーディエートに逆転され、最終ホールまで１打リードを許す展開でしたが、最後のバーディーパットを決めてプレーオフに持ち込んだというわけです。ＵＳオープンのプレーオフは翌日に１８ホールで行われます。

この日もタイガーは膝に負担のかかるドライバーショットが不安定で、ほとんどフェアウエイを捕らえることができませんでしたが、そこからが世界ナンバーワンゴルファーの真骨頂です。次々に訪れるピンチを持ち前の強靭な精神力と超絶的な技術でしのぎにしのぎ、この日も最後の１８Ｈのバーディーパットで追いつき、サドンデスの再プレーオフへ。さすが、プレーオフは１０勝１敗と、無類の勝負強さを誇るタイガーです。サドンデス最初のホールでようやく決着をつけ、ＵＳオープン３度目の戴冠を果たし、これで４大メジャーを全て３回以上制するというトリプルグランドスラムを達成です。

ずーっと通しでタイガー・ウッズを観ていて思ったのは、改めてゴルフはメンタルなスポーツだということです。元々彼はそこには定評がありましたが、この日はとりわけ苦しかったと思います。試合後の１歳になる娘さん（奥さん似でめっちゃ可愛い！）を抱いている光景を見るに、家族を得て一層の成熟をしていることを感じさせましたが、実際膝の手術後の辛いリハビリでも、娘の存在が支えになったようですしね。

自分もゴルフやりたくなりましたが、眠いけど会社に行かねば・・・。