若い女性が社会のカスみたいな男に殺されたなんていう事件は、残念ながら大抵がキャバクラとか風俗でアルバイトしていたケースが多いです。現代において、人と人との交流というのは縦横無尽ではなく、ポジション以外の異性は自然とスクリーニングされるため、普通に暮らしていれば生涯遭遇することがなかったであろう種類の異性に目をつけられたということは、その女性が自ら獣道に分け入った結果なんでしょう。お気の毒ですが。
容疑者「交際断られ腹が立った」 東京2女性死傷事件(asahi.com)
モテない男性が「お仕事」女性へ横恋慕した末の凶行というのは、大して珍しくもない事件ですが、女性が勤務していたのが新手の接客業だったのが目を惹きます。秋葉原の山本耳かき店というのは一部では有名だったようですが、耳かき専門の店があるとは知りませんでした。私の場合は妻が無類の耳掃除好きで、綿棒を持って子どもや犬まで追いかけまわし、グリグリやられて常に耳が痛いほどなので、お金を払ってまでしてほしいとは思いませんが、若い女性の膝枕でコリコリとソフトにやってもらえるのなら結構気持ちが良さそうです。店はマスコミにも頻繁に取り上げられ、たいそう繁盛していたみたいです。
ホームページを覗いてみると、これは萌え産業というよりは性風俗店そのものという印象です。耳をただ1時間もほじってるわけじゃなく、大半が膝枕と会話とマッサージというんですからイヤーエステとはいえません。メイド喫茶よりも遥かに密室性が高く、「抜き」はないものの(却ってそれゆえに)、業態としてはかなりヤバイかも。それに女の子個人に思い切りフューチャーしており、技術よりも属人性を前面に出しているのも特徴です。
私は凝り体質なので、ラフィネやクイーンズウェイは一時期よく利用していました。今では足裏と手のツボを徹底研究し自給自足できるようになったので、ご無沙汰していますが、それでも腰や背中の張りは自分ではいかんともし難く、たまに行きたくなったりします。最近は空手の稽古で毎日ストレッチをやるようになり、それも解消されましたが(^^;
ああいったマッサージチェーン店は全店均質なサービスを標榜し、施術スタッフになるためには試験・講習や資格が必要なのにもかかわらず、同じ看板で同じメニューでも人によって内容がだいぶ異なります。それは熟練度ともちょっと違っていて、施術師のセンスによるところが大きい。後は相性の問題でしょうね。強めが好きな人、ソフトじゃないと駄目な人などなど、それぞれのニーズがありますから。
床屋や美容院を毎回替える人は珍しく、普通は行きつけの店(人)を決めているのも、説明せずともキチッと快適な状態にしてくれることを求めるからでしょう。同様にボディケアにおいても、拘りの強い人は500円程度オンしてまで特定のスタッフを指名することになりますが、これは「あちゃー」と失敗しないためのコスト、ある種の保険のようなものです。
それでも美容院や足裏マッサージのチェーンは、一応「技術」を売っていますから、店頭に従業員の本名を掲出する程度ですが、山本耳かき店では、和服(浴衣)姿の「耳かき小町」(というんだそうです)たちがネットに源氏名で写真を公開しています。さらにほとんどの子が個人ブログをリンクしていて、驚くほど無防備にパーソナルな情報を晒しています。
同店の料金体系は、30分2500円、1時間4800円で指名料500円/30分だから、1時間で5800円になります。ちなみにラフィネのボディケア60分コースは6300円(指名料含まず)ですから、耳かきは癒し産業の中でも安価で、「風俗」にしては破格であることがわかります。それが人気の秘密だったんでしょうが、働くことの危険性は報酬の高さに正比例するという点からすると、この料金設定とスタッフの時給(2500円)は微妙です。女の子は気軽にバイトし、客は「下手なことすれば怖いお兄さん出てくるかも」という覚悟を持たず、店もそれほど女の子の安全をケアしないという中途半端さを感じるのです。
殺害された女性は、TV東京の情報番組でも、「月に68万円稼ぐ秋葉原店の№1」として紹介されたこともあったそうです。この記事によると、林貢二容疑者(41)は週末ごとに店に通いつめ、月に3~40万円も落としていたといいますから、彼女の売り上げの多くを占める超太客だったのは間違いありません。ていうか、計算すると半分貸し切り状態だったかも。「これだけ通っているのだから付き合って」と言い寄ったので、さすがに店から出禁くらったようですが、こんだけ通っていればそれで十分満足だろうと外野としてはツッコミを入れたくなります。まあ絵に描いたような未成熟の勘違い中年男なんでしょう。
一般に、太客イコール良客とは限らず、むしろストーカーと紙一重だったりするという接客業における基本認識を、ハード系のお店で働くお姉さん方は当然持ち合わせているのでしょうが、こういった癒し産業というか、ゆるーいプチ風俗みたいなお店で、場所も秋葉原だったりすると、その辺の心構えが店・従業員・客の3者に稀薄だったのかなと思ったりします。
容疑者「交際断られ腹が立った」 東京2女性死傷事件(asahi.com)
モテない男性が「お仕事」女性へ横恋慕した末の凶行というのは、大して珍しくもない事件ですが、女性が勤務していたのが新手の接客業だったのが目を惹きます。秋葉原の山本耳かき店というのは一部では有名だったようですが、耳かき専門の店があるとは知りませんでした。私の場合は妻が無類の耳掃除好きで、綿棒を持って子どもや犬まで追いかけまわし、グリグリやられて常に耳が痛いほどなので、お金を払ってまでしてほしいとは思いませんが、若い女性の膝枕でコリコリとソフトにやってもらえるのなら結構気持ちが良さそうです。店はマスコミにも頻繁に取り上げられ、たいそう繁盛していたみたいです。
ホームページを覗いてみると、これは萌え産業というよりは性風俗店そのものという印象です。耳をただ1時間もほじってるわけじゃなく、大半が膝枕と会話とマッサージというんですからイヤーエステとはいえません。メイド喫茶よりも遥かに密室性が高く、「抜き」はないものの(却ってそれゆえに)、業態としてはかなりヤバイかも。それに女の子個人に思い切りフューチャーしており、技術よりも属人性を前面に出しているのも特徴です。
私は凝り体質なので、ラフィネやクイーンズウェイは一時期よく利用していました。今では足裏と手のツボを徹底研究し自給自足できるようになったので、ご無沙汰していますが、それでも腰や背中の張りは自分ではいかんともし難く、たまに行きたくなったりします。最近は空手の稽古で毎日ストレッチをやるようになり、それも解消されましたが(^^;
ああいったマッサージチェーン店は全店均質なサービスを標榜し、施術スタッフになるためには試験・講習や資格が必要なのにもかかわらず、同じ看板で同じメニューでも人によって内容がだいぶ異なります。それは熟練度ともちょっと違っていて、施術師のセンスによるところが大きい。後は相性の問題でしょうね。強めが好きな人、ソフトじゃないと駄目な人などなど、それぞれのニーズがありますから。
床屋や美容院を毎回替える人は珍しく、普通は行きつけの店(人)を決めているのも、説明せずともキチッと快適な状態にしてくれることを求めるからでしょう。同様にボディケアにおいても、拘りの強い人は500円程度オンしてまで特定のスタッフを指名することになりますが、これは「あちゃー」と失敗しないためのコスト、ある種の保険のようなものです。
それでも美容院や足裏マッサージのチェーンは、一応「技術」を売っていますから、店頭に従業員の本名を掲出する程度ですが、山本耳かき店では、和服(浴衣)姿の「耳かき小町」(というんだそうです)たちがネットに源氏名で写真を公開しています。さらにほとんどの子が個人ブログをリンクしていて、驚くほど無防備にパーソナルな情報を晒しています。
同店の料金体系は、30分2500円、1時間4800円で指名料500円/30分だから、1時間で5800円になります。ちなみにラフィネのボディケア60分コースは6300円(指名料含まず)ですから、耳かきは癒し産業の中でも安価で、「風俗」にしては破格であることがわかります。それが人気の秘密だったんでしょうが、働くことの危険性は報酬の高さに正比例するという点からすると、この料金設定とスタッフの時給(2500円)は微妙です。女の子は気軽にバイトし、客は「下手なことすれば怖いお兄さん出てくるかも」という覚悟を持たず、店もそれほど女の子の安全をケアしないという中途半端さを感じるのです。
殺害された女性は、TV東京の情報番組でも、「月に68万円稼ぐ秋葉原店の№1」として紹介されたこともあったそうです。この記事によると、林貢二容疑者(41)は週末ごとに店に通いつめ、月に3~40万円も落としていたといいますから、彼女の売り上げの多くを占める超太客だったのは間違いありません。ていうか、計算すると半分貸し切り状態だったかも。「これだけ通っているのだから付き合って」と言い寄ったので、さすがに店から出禁くらったようですが、こんだけ通っていればそれで十分満足だろうと外野としてはツッコミを入れたくなります。まあ絵に描いたような未成熟の勘違い中年男なんでしょう。
一般に、太客イコール良客とは限らず、むしろストーカーと紙一重だったりするという接客業における基本認識を、ハード系のお店で働くお姉さん方は当然持ち合わせているのでしょうが、こういった癒し産業というか、ゆるーいプチ風俗みたいなお店で、場所も秋葉原だったりすると、その辺の心構えが店・従業員・客の3者に稀薄だったのかなと思ったりします。
「こんなイカれたオヤジ」は決して珍しくないと思いますよ。予備軍はいっぱいいるでしょう。
まだ、生きてるか?
その後は?
あんたー