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p3ぶろぐ おかわり : 糸井正和経済経営研究所

金融・経済・経営の幅広い分析をお届けします。身近な路地裏経済から陰謀渦巻く国際戦略まで、様々なハナシをお楽しみ下さい。

アメ(米国) ニモ マケズ カク ニモ マケズ

2014-09-04 09:15:00 | 金融市場・経済全般
先週末から今週初への“往って来い”は、正直、期待外れでした m(_ _)m
特に先週末は、ウクライナ危機に絡むプーチン大統領の「核使っちゃうかもョ」とも受け取られかねない発言にも関わらず、ほとんどリスクオフ無し(驚
その分、週明けの戻りも無かったわけですが、一方でアメリカ国内の“反撃”を求める声に対しても市場の反応は無かった中で…
火曜日(9/2)、東京時間にいきなりハネ騰げの円安株高。
要因として考えられる最大のものは、昨日・今日(9/3-4)の日銀金融政策決定会合。追加緩和への期待でしょう。

その騰げの勢いが強すぎたせいか、翌日水曜日(9/3)の改造安倍内閣閣僚発表に対して“御祝儀”は無く、むしろ結構大きな下げが生じてしまいました。
…「新鮮味なし」との評価も聞かれる内閣人事よりむしろ、党人事(「増税積極派」として知られる一方で調整能力には定評のある谷垣氏の幹事長起用)の方が、増税強行による経済悪化に対する懸念の拡大に繋がったという意味で、影響が大きかったかもしれませんけどネ。

さて実際に日銀の追加緩和があるかというと…
あんまりあてにならないワタシの“勘”は、「まだ先」と囁いてますw
物価上昇に対する可処分所得拡大の遅れで民間消費が縮小しているワケで、ここに緩和マネーを更に突っ込んでも、物価上昇の加速が、よけいに消費委縮をもたらしかねません。
次の消費税増税の判断指標と考えられている7-9月のGDPに“効く”と見られる公共工事の前倒しが為されているコトから、追加金融緩和にもGOサインが出ると見る筋も、少なからずあるのでしょうが…
ソレが逆効果になる可能性について、日銀のアタマがいい方々が気が付かないワケはないと思います。
第一、9月に追加緩和を発表したところで、その効果が7-9月分に即座に現れるワケではありませんしネ。

ただ、ここまで騰がっちゃった株価への対策は、なにがしかのモノが、政治側から求められているかもしれません。
残り少なくなったETF買入れ枠を少し拡大するくらいは、“あり”ではないかと思います。

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脱却ならず

2014-08-29 09:30:00 | 金融市場・経済全般
前回予想は外しちゃいました m(_ _)m
米国の住宅日本の貿易赤字(円安要因ですから)など株価にとってはよい指標が続く中で先週の株価は上昇、7月末以来にレンジ上限を超える展開となりました(この「15,600円まで」が新しいレンジと言えなくもありませんネ)。
今週はその流れで始まったものの、利益確定の動きと同時に中東東欧の地政学的リスクが上昇。これを受けて相場は弱含み。チャート的にも+1σに跳ね返される形で、また「15,500円まで」のレンジ内に戻っちゃいましたが、まぁ底堅いとは言える値動きになっています。

先週末注目のイエレン議長発言は「利上げは慎重に判断」と無難な内容
これを受けて株価は上昇、米国債も上昇となりました。
これに対してスーパーマリオはいつものように「追加緩和考えてるよ」とのリップサービスをしてくれたのですが…
マーケットはユーロ高進行と、すっかり冷めた見方。
まぁTLTRO(個人的にはなんで「LTRO3」じゃいけないんだろう?と思っちゃいますが)が控えてますし、タカ派なドイツが、自分の足下すらデフレ不況下入りのリスクが見えていても、それ以上の緩和を許してくれないでしょう。

さてそうした中で、とりあえずゆうべの夜場よりは高く寄り付いた東京市場ですが…
ウクライナ情勢を巡る国連安保理事会は相変わらずgdgdですし、米国は腰が引けてます
ロシア側がもう一歩強気に出てもおかしくない情勢ですし、週明けはニューヨーク休場。
月末と週末が重なっていることもあり、今夜のリスクオフ→週明けの戻りはちょっと大きめになるんでないかなー、と期待してます。

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どうなるジャクソンホール

2014-08-18 11:11:11 | 金融市場・経済全般
先週の株価はジワジワ↑…だったのですが、ミクロ視点で見るとヨロヨロ→ドカン↑の繰り返しに見えたりして、やっぱり「買いたい弱気」な展開でした。
それでも週末に「ロシア軍がウクライナに侵入している」との情報が拡散して進んだ調整も、すぐに回復へ。
上値を追う程強くはないものの、底堅いところもある状況は変わりません。
今日の東京市場はその続き、先週高値近辺での攻防で開けました…が、やっぱり上値追いの元気は無さそうです。

それもそのはず、今週末にはアメリカで、ジャクソンホール・シンポジュームが控えています。
注目はソコでイエレンFRB議長が出口戦略のスケジュールに言及するかどうかです。
ソレが出てくるようなら、2010年のジャクソンホールで始まった過剰流動性相場が、やはりジャクソンホールで一区切りを迎えることになるワケで。“お話”としては綺麗にまとまる形になりますね。
まぁタイミングがどうかはさておき、アメリカの金利引き上げに対する懸念が、相場の重しとなっているのは確かでしょう。
今週の相場も、重い上値から弱含みの展開が懸念されます。

そんな中、アメリカで大型M&Aの“破談”が相次いでいることが話題となっています。
ピークアウトしたとはいえダウが史上最高値圏近くにあり、買収金額は“縁談”が持ち上がった頃と比べて、相当高くなっているでしょう。
それに加えて、金利上昇で成長のためのコストが上がるとなれば、M&Aによる成長加速効果を出すことが、更に難しくなります。
そりゃあ、一旦沙汰止みとなるのも、自然な成り行きというものでしょう。

これに対して日本企業はどうか。
国内は少子高齢化という問題を抱えた上に、足下でも消費税増税の影響で景気減速。一時的な反動減と思いたいところではありますが、やっぱり成長したいなら海外進出、とならないとも限りません。
更にアメリカの金利上昇という円安要因が重なるワケで…
ここで海外買収を先送りしちゃうと、買いたい“タマ”は、もっと割高になるおそれがあります。
日本企業については、In-Outの買収案件がむしろ増える可能性も考えられるでしょう。

この秋の個別株投資は、海外買収材料狙いで考えてみるというのも一つの“手”じゃないかなあ…などと、実質的に短期の個別株投資が出来ない身としては無責任に考えたりするワケですw

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オバマ爆弾炸裂後

2014-08-11 09:20:00 | 金融市場・経済全般
先週の株式市場は、ただでさえリスクオフ気味になり易い状況の中で中東の地政学的リスク拡大で大きく↓。
ただ、それ以上の悪化が急激に進むわけではなさそうと見たのか、週内最期はリスクオンで終わりました。
週末も特段の悪条件が出てきたわけではないことで、この週明けは更に↑で寄り付きました。
日経平均先物ベースでは、先月末高値から先週安値までの1/3戻し達成といったところです。
…ただ、シンガポール寄付から東京寄付の間で、結構下がっちゃいましたね。

問題はここから更に↑を目指すか、というところですが…
今週は中国・ヨーロッパ・アメリカと、消費関連統計の発表が続きます。
中でも“主役”のアメリカが気になるところですが、そのカギである雇用統計は、悪くは無いものの市場コンセンサスを下回ったわけで。
消費関連統計についても、悪くは無いが今一つ、な結果が出てくるんじゃないでしょうかね。

チャート的にも-2σを大きく割り込んだ後、-2σまで戻してきた形ですし、リカバリーに期待したいところではありますが…
ここからの戻りについては、地政学的リスクの動向をにらみつつ、おっかなびっくりといった形になると見ておきましょう。

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強すぎるのも考えモノ

2014-08-04 09:30:00 | 金融市場・経済全般
先週発表された2014年2QのアメリカGDPは、コンセンサスを大きく超える年率4%。それを受けてダウは大きく上昇したものの、「それって金利上昇に繋がるから、株価的にはマイナスじゃね?」と思い直したのか、すぐに下落に転じた(日経平均先物は円安効果で高値維持)展開から、それが大きなサプライズであったことが分かります。
続いて発表された雇用統計は予想に反して m(_ _)m、コンセンサスより悪い結果。とりあえずアメリカ利上げの前倒しは遠のいたと見られているようですが、どうでしょうねえ…

コカコーラとかマクドナルドとか、生活関連企業はこの2Q、北米での業績は今一つ。
それでも全体としてのGDPが強いということは、必然的に耐久消費財系が強い、というコトになります。今回のGDP統計の要因別で見ても、年率換算で14%の伸びですもんねえ。それに対して非耐久財は、まあソコソコといったところ。サービスはまだまだですね。つまり、アメリカの景気回復は、まだ全体には行き渡ってない、ということになります。
それでいて、この強い数字。そのまま景気回復がサービス部門に波及すれば、とんでもない高成長になる可能性もあるのではないでしょうか。
…金融当局としては、それが行き過ぎるのは、さすがに抑えたいところでしょう。

ということで、個人的には、利上げ前倒しはまだまだありえると見ています。言うまでも無く、テーパリングのペースダウンも、今更無いでしょう。
一方でヨーロッパではLTROの早期返済継続中。日本は緩和継続ではありますが、物価上昇の中で追加緩和は難しいでしょう。
日米欧三極がそろって、実質的な金融引き締めから現状維持が予想される状況は、株価にはよろしくありません。

日経平均のチャート的にも+2σに跳ね返された形ですし、少なくとも今週は、あんまり強気には見られないなあ…と思います。

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上っ放れせず

2014-07-29 09:30:00 | 金融市場・経済全般
先々週、前回予想はだいたい当たってるかな?という値動きの中で東欧において地政学的リスクに新たな展開が生じてリスクオフ m(_ _)m
先週もそれに絡んだ動きに振り回される展開でしたが、週末の東京時間にリスクオン。久々に上海発の「2時のヒト」が来た感じでした。
欧米時間には週末リスクオフが見られたものの、週明けにはそれを取り戻す形で株価は上昇。日経平均は終値ベースで久々の15,500円越えとなりました。

チャート的にも、狭いレンジの揉み合いから上抜け、13週・26週移動平均のGCで更に↑を期待したい…
ところなのですが、なかなかそうはいかないだろうと思います。

月末にはアルゼンチンのテクニカル・デフォルトが控えています。
アメリカの金融政策の影響で新興国経済が成長減速に向かう中で、そのアメリカの司法が“やらかして”くれたワケですが…
まだ回避の希望が無いわけではないとはいえ、債務再編に応じてくれた大多数の投資家の手前、アルゼンチン側が“折れる”可能性は低いでしょう。
足下での相場の牽引役は完全にアメリカですし、仮にアルゼンチンがデフォルトになっても、前回よりも影響は小さいだろうとは思いますが、さすがに“何も無し”というワケにはいかないでしょう。

そのアメリカではタイミングの悪いことに、FOMCが月末直前の今日~明日。同時に明日、2QのGDPが発表されます。

FOMCでは、引き続き堅調なアメリカ景気を背景に、これまでと同じペースの金融引き締めが決まるだろうと思います。
そろそろQE3が完全終了となるこの10月以降に向けて、具体的なガイダンスが欲しいところですが…
アルゼンチンのデフォルト期限直前に、大きな動きを見せるのは難しいでしょうねえ。

2QのアメリカGDPは好結果が予想されるところですが、そうなれば利上げの前倒し観測に繋がるかもしれません。ソレは株式相場にとってはマイナス要因。
アルゼンチンのデフォルトが現実化すれば、それと併せて、結構な調整が進むことになるかもしれません。
…日本にとっては前者は円安要因、後者は円高要因ですが、後者の方が大きく出そうな気がします。なんとなく、ですが。

但し、週末には雇用統計が控えています。
先週出てきた製造業関連統計が概ね好調だったことから見ても、今回は好結果が期待できるでしょう。
それがきっかけとなって、下げ止まり・反転に向かうことに期待したいと思います。


(追記:最初はアメリカ2QGDPの発表日を勘違いして書いちゃいました。お恥ずかしい… m(_ _)m )

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早くも夏ばて気味

2014-07-16 10:30:50 | 金融市場・経済全般
前回予想は外れちゃいました m(_ _)m
アメリカが1-3月期に対して寒波の影響からの脱却で好転が期待される4-6月期決算発表シーズンに入る直前の大きな調整が完全に予想外なら、ヨーロッパ危機の再燃も視野に入っていませんでした。
今週は先週の5日続落から回復したところで、相変わらずの頭打ち。薄商いで、突き抜けるエネルギーも足りません。

一つ気になるのは、ゆうべのアメリカ消費指標が、悪くはないもののコンセンサスを下回る結果であったことです。
FRBは緩和スタンス維持の方向性を明示しているものの、量的緩和縮小の影響が出ている可能性は否定できないでしょう。
過ぎたことを言っても仕方ありませんが、1月の新興国不安とか、どこかのタイミングでテーパリングのペースを落としてくれていれば、アメリカの景気回復ペース加速や新興国不安の拡大抑制ができていた可能性があったかも…とか思っちゃいます。

今週後半には、アメリカ消費・住宅関連の指標発表が続きます。
悪くはないけど、なんか今イチな結果の連続で株価も伸び悩み、な状況が続くと見ておきましょう。

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ノートだけ

2014-07-07 09:00:00 | 金融市場・経済全般
前回予想直後の週末に下げが来て、月明けは寄り付き直後の戻し。下げがちょっと早かったですが、概ね当たりと主張してもいいですょネ?w
その後、ADP雇用統計では突破できなかったダウ17,000ドルを本チャンの雇用統計で突破。
…個人的には、今回の雇用統計が一日早いコトをすっかり忘れて残念な思いをしてしまいました orz
一方、日経はその前の調整があったために15,500抜けは継続できませんでした。まだこの壁は厚いようですねぇ。

さて今週は、目立つ指標発表は特に無し。
FOMC議事録くらいですが、その中身は「景気いいから緩和縮小継続でいいっしょ」てな感じではないでしょうか。
地政学的リスクや新興国の金融不安が再燃しなければ、基本的には緩やかな↑向きで見ていきたいところです。
でも日経の15,500抜けは、相変わらずアメリカさん頼みですね。政治側からいい材料でも出てくれればいいのですが。

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敵の敵の敵の敵は…

2014-06-27 10:00:00 | 金融市場・経済全般
前回予想を外してしまったから…というワケではないのですが、かなり間が空いてしまいました m(_ _)m
先々週は、いい感じに上げてたところにイラク情勢の緊迫化でズドン↓…という程ではないものの下落。
続く先週は、とりあえず状況が落ち着いたところで“買いたい弱気”が出て、ふらふら→ドカン↑の繰り返し。
今週はソコからアメリカのやや弱い経済指標を受けて利確先行気味に、緩やかな下落という結果になりそうです。
5月下旬からの上昇トレンドも、一段落という感じでしょうか。

さてその要因となったイラク情勢、かなり混沌としています。
イラクで政府軍に対して攻勢をかけたISISは、スンニ派系武装組織とされています。
元々はシリアの反政府組織からの横流れとも言われている…ということは、サウジやトルコといったスンニ派諸国による支援があるものと考えられます。
これに対して、シーア派のイランやアラウィー派のシリア、加えてロシアがシーア派主導のイラク政府を支持。
アメリカとしてはイラクの旧体制を崩壊させ、現政府樹立を導いた責任上、現政府を支える立場にならざるを得ないのですが…
これまでの“敵”と同じ側に立って、親米中東諸国が支援する組織に相対しなければいけないという、複雑な状況に追い込まれてしまいました。
いきおい、その支援は腰の引けたものにならざるを得ません。
ついでに中国については、東シナ海と南シナ海で日本を含む周辺諸国と衝突を繰り返している状況下、その背後にいるアメリカが中東に戦力を割かなければいけない状況は願ったり叶ったり。
ISIS側を支援したいところでしょうが…自分のトコロでもイスラム反政府活動が動き出しつつある中で(ウィグルのイスラムはスンニ派主体だそうなのでなおさら)、その“手”を使うわけにもいかないでしょう。反米で“近い”立場のロシアやシリアの手前もありますしね。
イラクの混乱は、長期化するおそれが高まりつつあると言えるでしょう。

中国は金融不安に繋がりかねない状況にありますし、欧米基準で半期決算となる今月末は、利確するモチベーションが高まるんではないかなぁ、と思います。
今月末から来月初にかけての“往って来い”は、不発だった5月末より大きいものになるかも、と少し期待してたりします。

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押し目はあるか?

2014-06-09 09:00:00 | 金融市場・経済全般
先週は東京時間週明けの↑からして想定以上でした m(_ _)m
戻りマネーに加えて、あらためて提示されたGPIFによる株式購入比率引き上げ方針に、「政策に売りなし」と動いたものでしょう。
ECB前の↓も直前でかつ限定的。そこで出てきた“答え”は、ちょっと評価が難しいですねぇ。そのためか、直後は緩和に対する反応で上げた株価も、すぐに元通り。
で、週末にはやっぱり悪くなかった雇用統計で↑進行。
全体の流れとしては、当たらずとも遠からず、って感じですかね?

今週は、今の所、見えている材料があまりありません。
ただ、日経平均は3月上旬の高値チャレンジというところなので、ここを抜ければ節目の15,500円まではありそうですょね。
それに、金曜日はメジャーSQです。
大人なヒト達は足下で買い進めてきた玉の利益を上げたいんじゃないかな~とか都合のいい夢を見つつw、今週はSQに向けて↑と予想しておきましょう。
個人的には押し目を拾いたいと思っているのですが、それはあるかなあ?w

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今年は“Do not sell in May”でした

2014-06-02 08:45:00 | 金融市場・経済全般
週末・月末のリスクオフはありませんでした m(_ _)m
5月の月次陽線は、5年ぶりですね(驚
東京時間前引けでコツンと下がったものの、その後ジリジリ騰がって、夜場終わりにはすっかり元通り。
とはいえ強い勢いがあるわけではなく、結局は2月からのレンジの真ん中ちょい↑くらい。

…となると、今後の読みは難しくなります。
とりあえずは、東京時間に抜けたマネーは戻ってくるでしょうが、夜場引けより上に値を上げるためのエネルギーとして十分かどうかは、ちと疑問。
結局はアメリカ景気回復期待が主エンジンなわけで、週末の雇用統計に向けて、手控えムードが高まるような気がします。
金融緩和策を打ち出すと予想されているECB理事会が控えてますし、その前には円高株安展開が一時的に見られてもおかしくないと思います。
それでも、4月からは伸びが圧縮されるでしょうが、景気回復と共に進む雇用統計の伸びの継続で、戻りは期待できるでしょう。
ということで現時点では、週央に中だるみ、週末に↑という展開で、結局はレンジ内という流れを予想しているのですが、さてどうなることやら。

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↓材料難

2014-05-29 08:45:00 | 金融市場・経済全般
先週後半の上げはほぼ想定通り(^^V)でしたが、今週半ばまで続いたその勢いは予想以上。
機関投資家の売りを個人の買いが踏みあげちゃう事例(日経新聞さんなので有料記事ですが)まで見られるくらいでw
市場心理は総強気。それを却って不安視する声が出始めています。
“Sell in May”の期限が近付いていますから、不安の声が上がり始めるのも、無理もありません。
そうした状況下、昨日の夜場は若干の円高株安進行。今週後半は、その傾向が更に進むかどうかが焦点と言えるでしょう。

週末&月末、そしてファンド決算。さすがに今週末にかけては、リスクオフが進むだろうと思います。
でも、ここ数年と違って、↓方向への材料難なのも確か。
過去におけるビンラディン殺害とかヨーロッパ危機とか緩和縮小に向けたバーナンキ発言とかに相当する、“Sell in May”の引鉄になりそうな要因も、今は見当たらず。
ウクライナ問題の停滞も中越紛争激化もタイ政争長期化も、マーケットに対する影響ゼロですもんねぇ(驚
大人なヒト達も、踏みあげちゃうくらいのマーケットの勢いを前に、売るにはおっかなびっくりにならざるを得ないでしょう。
そんなわけで、週末に向けてダラダラ↓、でも週明けにはそのマネーのかなりの部分が戻ってくる展開を予想しておきましょうかね。

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現状で緩和期待は、あかんわ。

2014-05-20 09:45:00 | 金融市場・経済全般
PCが不調になりまして。
日曜の晩にレポートを書いていると、いきなり久々の青画面。
再起動しようとするも「NTLDR not found」で起動せず。システムディスクの不調ですね。
日曜の仕事が全部パァになってしまったのは、悲しいけど仕方ない。
でも困ったのは、昨日(月曜)に行われた某社決算説明会の参加証を印刷してなかったこと。PCが立ち上がらなければ、印刷できません。
まぁGmailで受け取っていたので、スマホの画面に表示して入れてもらいましたけどね。そういう“バックアップ”って大事ですね。

説明会から帰って、PCをバラしてチェックしたところ、システムディスクを繋いでいたSATAケーブルのコネクタがグラグラになってました。経年変化で、弱くなってたんでしょうね。
まともに稼いでいた頃は、2年も経てばPCケースの中はまるで別物になっていたのですが…
稼げないって、こういうトコロにも出てきちゃいます orz
とりあえずSATAケーブルを新品に替えて、起動できるようにはなったのですが、なんか引っかかる感じが強くなってます。
年度決算対応が一段落したら、新しいSSD買って再インストールする必要がありますね。モノの値段上がってるし、辛いわ…
景気回復が原稿料ageに繋がる日は来るのかしらん? orz

さてそんなワケで一日遅れた相場予想。
先週は外れのターンでした m(_ _)m
週前半はアメリカの堅調な指標に持ち上げられて↑。でもダウが史上最高値を更新したところでエネルギー切れで↓。
ただ週末はリスクオフ無しで上げて終わりましたから、全体としての雰囲気は悪くないのでしょう。

週明けもNYは続けて↑ですし、週後半に出てくるアメリカ指標は住宅関連。
引き続き景気回復下で、いい数字が出てくるでしょうから、ソレを理由付けに、週末に向けてまた↑を期待しておきましょう。

その前のイベント(日銀金融政策決定会合)に対する期待は、完全に剥落していますね。
ソレが残っていれば、昨日の東京市場は勢いよくageていたのでしょうが、逆。夕場には日経は一時14,000円割れの有り様でした。

小売や機械各社にお話しを伺っても、消費税増税の影響は予想より小さかったトコロが多目な感じですし(一部で大きく出てそうなトコロがあるのは確かですが)、金融政策の打ち手は喫緊の課題ではないという認識が拡がっているのでしょう。
その期待が剥落しているのは、まぁ良かったんじゃないでしょうか。
逆に期待が高まっていれば、追加緩和が期待外れだったトキに、それをきっかけに“Sell in May”に流れるというコトになったかもしれません。
その可能性がゼロになったわけではありませんが、だいぶ低くなってはいるでしょう。

週央のイェレン発言もまた無難なセンで行くでしょうし、“Sell in May”が今年もあるとしても来週、ファンド決算ギリギリのところになる可能性が高いと見ておきましょう。
ちょっと金利が不安要素ではありますが…

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ゆらゆら揺れるユーラシア

2014-05-12 09:00:00 | 金融市場・経済全般
予想通りの無難なイェレン発言で上がった…のはダウの話で。
日経に関してはその前に、GW明け恒例の円高(これもレパトリでしょう)に例年より強く影響されたか、大きく下げてましたので、結局しょっぱい相場でした m(_ _)m

さて今週は、週末の住民投票の結果ウクライナ東部の分離運動が高まりそうな状況に加え、中越間でも軍事衝突のリスクが出てきたにも関わらず、シンガポールではダウも日経も上げて寄り付いたようで。
地政学的リスクの相場への影響自体が、不安定になってます。
まぁ、リスクの現場が新興国なのに対して、相場の牽引役は完全にアメリカ景気になってますから、仕方のないところですねぇ。

そのアメリカ、今週の指標発表は前半に消費関連、後半に住宅関連になっています。
年初の寒波の影響からの脱却が一巡する消費関連に対して、景気回復にも関わらず金利が上がらない状況下の住宅関連指標は、相対的に強いものになるでしょう。
つーことで真っ当に行けば、前半は弱含み、後半にかけて堅調な相場展開になるものと思われます。

もちろん、地政学的リスクの爆発で一気に“Sell in May”へという展開の可能性もありますが…
ソレはもうちょっと先のような気がするんですょねぇ。
あくまでも勘、ですがw

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オデッサの嵐

2014-05-05 10:00:00 | 金融市場・経済全般
日銀金融政策決定会合を前にした往って来い、そしてアメリカ雇用統計に絡んだ↑と、先週は概ね予想した通りに株価が動いたと言っていいでしょう。
まぁ、久々に当たった感がありますね。
…とはいえ、ウクライナにおける緊迫した情勢の南部への延焼を受けて週末のリスクオフは予想以上 m(_ _)m
日経平均先物は、2月からのレンジ下限にだいぶ近付いてしまいました。

でまぁ、今週は我々には手出しできない状況から始まったワケです。
仕切り直しを期待したいところでしたが、日経平均先物は、更に下げて始まってしまいました。
一方で、ダウは堅調。アメリカ経済成長への期待が、下げ止まり要因になっているのだろうと思います。

そうした状況下、週央注目のイェレンFRB議長発言は、好調なアメリカ経済を背景に悪くない内容になるでしょう。
また昨年5月のバーナンキ発言が“Sell in May”のスタートになった分、特に株価を引き下げる要因に関しては、慎重なスタンスを見せてくるでしょう。
その内容を受けて、“Sell in May”前にもう一稼ぎ、という動きに期待したいなぁ、と個人的には思っていたりします。

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株価予想について

※当ブログで2011年4月~2012年1月に開示していた株価予想は、日経平均株価の当日大引け値が、前営業日比で高くなるか安くなるかを、ワタシの独断と偏見で予想したものです。また、それ以外の株価に関するコメントについても、同様のものです。 投資判断は、あくまでも自己責任でなさって下さい。その上で、参考になれば幸いです m(_ _)m

Disclaimer

当ブログは、私、糸井正和の個人的意見を記したものであり、現在・過去・未来における所属企業もしくは契約先企業の公式見解を表すものではございません。また、書かれた内容に関する完全性、適時性等を保証するものではありません。なお、投資にあたっては、自己の判断と責任において行って下さいますよう、お願い申し上げます。直接・間接に関わらず、投資に関する一切の結果について、責任を負うものではございません。