ちかちゃんの・・前を向いて行こう!

39歳、まさかの乳がん発覚。その時の自分の気持ち、そして戻って来た普通の日々・・思いつくまま書き記しておこうと思います。

入院   

2008-01-27 | 手術まで
2006年12月25日 入院。

街はクリスマスだというのに、今年の私にはなんの関係もなかった。
二人の子供達は、昨日から実家の徳島の方で預かってもらっている。
術後の痛々しい姿を見せない方がいい・・という両親の計らいだ。
ちょうど冬休みなので、その点は助かった。

朝、入院手続きを済ませると、血圧測定、検温、簡単な問診。
それが終わると何にもすることが無かった。

夕方先生から手術の説明・・いわゆるインフォームドコンセントというやつだ。
この前撮ったCTで、反対側の胸にも怪しい影がみつかったらしい。
その生検は手術中に行うとのことだった。
手術に関しては

・右胸の3箇所の腫瘍を全て含むように扇形に切除するということ。
・リンパ節は手術をしてみないと転移の有無がわからないが、第二レベルまで郭清 するとのこと。(うちの病院では先生の方針で、センチネルリンパ生検を行って いない・・というのは後になって知った。その時は質問する知識もなかった私  
・手術で悪いところをとるのがまず第一だが、私の場合は、術後なるべく早い段階 に抗がん剤で体内に残った目に見えないガン細胞をたたいておくのがとても重要 だということ。
・抗がん剤はFEC100というのを使う。その他タキサン系のも使用する可能性 があるとのこと。

など、説明は30分~1時間ぐらい。スムーズに終わった。

不安はなぜか手術のことよりもその後の抗がん剤の方であった。
不安だらけだが、何を質問してもいいかわからなかった。
点滴がとても苦手なことも伝えたが、その程度の理由で再発を半分に抑えられる抗がん剤をやらないのはばかげている・・!と厳しく言われた。

手術の前日、37℃の微熱。
先日からのどが痛かったから、風邪をひいてしまったか。
明日も下がらなければ、手術は延期になってしまう・・。
せっかく空けてもらった、年内最終日のオペ。
延期にはしたくない。

なんとか熱が下がりますように・・。
そちらの心配のほうが、大きくて手術への不安はあまり無かった。

告知からまだ4日余り・・。
なのになぜか心は静かだった。
今は目前に迫っている手術を無事終えたい。
そんな強い気持ち。
あんなに悲しんでいた自分は、もう過去に置いて行こう・・。
人間開き直ると強くなるもんだ・・。