日々に思う

毎朝決まった時間に起床して、
日中はひたすら働き、
夜には家に帰る。
ほどなくして布団に入り、
ゆっくりと回る夜空の下、また朝が来る。

こうして一日が過ぎてゆく。
自分が思っているよりもずっと早く一日が過ぎていく。
まるで、ドミノ倒しのように押し寄せてくる日々。
間違いだと思っていたことも、どこかのドミノでは正しいこともある。
結果、結果とバカの一つ覚えのように追い求める姿は、
もしかしたら、獰猛な肉食獣のようかもしれない。

「結果がすべて」。
「結果が無ければやっていないのと同じ」。

いつからこんな日々になったのだろう。

そんな中にいると、いろんな事が麻痺してきて、
何かを忘れそうになる。

でも、たまに思い出す。

結果は確かに大事だ。
でも、大切なのはそれだけじゃない。
ドミノ倒しように次々と押し寄せる日々を充実させたものにすることも、
とても大切なことなんだと思う。
結果が有るから充実したものになるワケじゃない。
充実はもっと深いところにある。
心のずっと深いところに・・・。

だから、追い求めるのは結果じゃなく、
自分の限界を広げようとすることなのかもしれない。
不退転の強い意志、向上心、強い心。
きっと、結果はその後から付いてくる。

ガツガツした心ではわからないこと。
安らかな心でないと、気付かないこと。
しかし、
それさえもどこかのドミノでは間違いかもしれないが・・・。