地球上の小さな日記

繰り返す毎日の中に埋もれてゆく小さく些細な記憶達を、忘れないように書いてます。だから・・・

ほんの一瞬の出来事

2007年01月22日 23時31分14秒 | 小さな日記
雨上がりの空ってどうしてこんなに綺麗なのだろう?
きっと雨が空を洗い流してくれるからだろうね。
それは昼の空でも夜の空でも一緒。
星々が一面に散りばめられた素晴らしい夜空の下、
オレとランドママとランドはちょっとだけ濡れた路面をテクテクと歩いていく。

そう。
この日記には取り立てて書いてこなかったけど、
ランドの散歩は夜に3人で出るのが最近の習いなのだ。
何故ならば、今ではランドママも仕事に出ているから。
仕事が終わる頃にはもう真っ暗になっているので一人では何かと危険ということで、
夕飯を食べた後にこうして散歩に出ることになっている。

それにしても今日は本当に夜空が綺麗だ。
オリオン座もクッキリ見えるし、
(去年勉強した)冬の大三角形もバッチリトライアングルを形成している。
それ以外にも、名前の知らない星が無数に散りばめられていて、
いつか見たプラネタリウムのよう。
幻想的で神秘的・・・すごいなぁ。
こういう夜空を見ていると、
全く別次元のものを見ているような気になってくる。
まるで子供の頃に読んだ絵本の中に入ってしまったような・・・。
でも、本当に別次元なのかもしれないね。
だって、あの光は何万年も前の光なのだから。

そんなことを考えながら暗い道を歩いていく。

懐中電灯を片手に住宅街の細い道を抜けていくと、
やがてチョット開けた場所に出た。
開けた場所に出ると反射的に空を見上げてしまう。

その時だ。
「流れ星だぁ!!」
ほんの一瞬の出来事だったけど、まさしくアレは流れ星。
夜空をバックに綺麗な光の線を描いていた。
「え!?どこどこ?」
あんな一瞬の流れ星、オレ以外に見た人いるのかな?
ランドママもすぐに空を見上げたけど、時既に遅し。
かなり残念がっていたけれど、そんなの仕方がない。
帰り道もずっと空を見上げていても、そう簡単に見られるものでもないよ。
そのうち、その時が来ればきっと見られるから。


思えば流れ星を見たのはかなり久しぶりの事。
アレは確か大学時代だ。
しし座流星群が来るということで、
わざわざ友達数人と田舎の方へ行って見た時以来だろう。

あの時の流れ星はすごかった。
偽りなくハンパじゃなかった。

周りに何にも無い畑の真ん中のあぜ道で、
みんなで寝転がって夜空を何時間も見ていた。
まるで星のシャワーのように、
あの時は本当に何十何百もの流れ星を見ることが出来たのだ。



この先アレほどの流れ星を見る事はもうないだろう。
でも、小さな流れ星ならば普通の日にも見られるということを知った。
確率的には相当低いかもしれないけれど、
空を見上げてればまた出会えるさ!
いつか、きっと。