幹事さんのひとりごと

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続・赤とんぼ

2016年10月05日 | 歌は世につれ
童謡「赤とんぼ」 作詞:三木露風 大正10年

♪夕焼け小焼けの赤とんぼ おわれてみたのはいつの日か

 山の畑の桑の実を 小かごに摘んだはまぼろしか

 十五で姐(ねえ)やは嫁にいき お里の便りも絶えはてた

 夕焼け小焼けの赤とんぼ とまっているよ竿の先♪

三木露風は明治22年、兵庫県生まれ。
5歳の時に両親が離婚し、祖父の元に引き取られ、育てられた。

そんな彼が作詞した歌。
「夕焼け小焼け」は「小焼け」という表現が一般的に使われて
いないので単純に韻を踏んで覚えやすくしたんだろうと。
「おわれてみた」は「負われて見た」ってことで、姉におんぶされて
赤とんぼを見たってこと。
姐やといっても15歳で嫁に行ったということだけど、実は当時の農家は
赤貧のため口べらしもあっての子守り奉公に出したということもある。
ねえやが嫁に行って便りも途絶えた。
離婚して祖父に引き取られた作者には姉からの便りも届かなくなったのか。


真っ赤な夕やけと赤とんぼの赤の対比。
姉の温かい背中のぬくもりを思い出し、会えなくなった母への思い。

そんなせつない思いに涙があふれる。

話は変わって・・・

「赤とんぼの唄」あのねのね

♪赤トンボ 赤トンボの 羽根を取ったらアブラムシ
アブラムシ アブラムシの 足を取ったら柿の種
柿の種 柿の種に 足をつけたらアブラムシ
アブラムシ アブラムシに 羽根をつけたら赤トンボ
あのねのね あのねのねの あのねを取ったら のね
のね のねに あのねをつけたら あのねのね
あのねのね あのねのねを あんねにかえたら あんねがね
あんねがね あんねがなければ できちゃった
できちゃった できちゃったのは 赤ん坊
赤ん坊 赤ん坊に 羽根をつけたら 赤トンボ♪

なんじゃいなという歌だな。
中学生だったころ深夜番組といえばラジオでかすかに聞こえる
オールナイトニッポン。
その当時のパーソナリティが「あのねのね」だった。
1970年から1980年にかけて一世を風靡したお笑い系が得意な
フォークソング二人組。
京都産業大学の学生だった清水國明と原田伸郎により結成。
当初は笑福亭鶴瓶とその後鶴瓶の妻になる女性もメンバーだった。

箸が転がってもおかしい年代と言われた中学のころ。
笑いや音楽に飢えてた世代なので彼らの歌やトークにはまった。

「赤とんぼの羽を取る」って残酷だなぁと思いながら、どんな
カキの種なんじゃいなと。
もぞもぞ動くやつは気持ち悪いなとね。

そもそも、夕やけから始まった風情の雰囲気がカキの種で全て
かき消されてしまったかな。


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3 コメント

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清水國明の (夫婦岩)
2016-10-05 13:01:52
姉は『BOOK・OFF』の元代表取締役で、その縁で弟をキャラクターとしてCMに出演させてましたね。

……ってな具合で、強引に姉と弟のエピソードに持っていこうとしましたが(笑)
童謡の赤とんぼに登場する『姐や』とは実姉ではなく、家で頼んでいた子守り娘のことのようです。
いずれにしても、非常に切ない話です。
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オールナイトニッポン (雲板)
2016-10-05 20:59:09
なんとも懐かしい響き
返信する
オールナイトニッポン (幹事)
2016-10-06 12:01:21
よく聴いたのは鶴光だったな。
電話かけて出ないと「寝さらせ~」っていう関西弁が印象的で。
清水はブックオフのCMに出てたね。
なんでこいつが?って思ったけど。
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