幹事さんのひとりごと

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赤とんぼ

2016年10月04日 | ひとりごと
最近はほとんど見なくなった。
近くに水田や小川も池もなくなったからだろうか。

トンボは幼虫のヤゴが水中で暮らし、羽化して大空へと飛び立つ。
夏ころからトンボを見かけるようになり秋になると赤トンボが
飛び交うのが例年のことだった。
たまに夏にも赤トンボを見かけ、今年は発生が早いなと
思うこともあった。

でもね、実は赤トンボの生態は思ってたのとは違うものだった。

てっきり秋になって羽化するんだろうと思ってたんだよ。

本当はね、夏に飛んでる赤トンボはナツアカネという種類で、
秋のアキアカネとは種類が違うんだと。
ナツアカネは6月下旬頃から羽化が始まり、12月上旬頃まで見られる。
平地から丘陵地にかけて広く分布し、明るく開放的な環境を好む。
羽化後はいったん羽化水域を離れて、付近の樹林の林縁や低山地に
移動し、体が成熟するまでそこで摂食活動を行う。
未熟期には雌雄とも体色は黄褐色をしているが、成熟した雄は全身が
赤化し、雌も腹部背面が赤化する個体が多い。

一方アキアカネはというと、5月末から6月下旬にかけて夜間に羽化し、
近辺の樹林、植栽木などに集合して群れとなり、日中の気温が20-25℃
程度の3000mぐらいまでの高標高の高原や山岳地帯へ移動して、7月-8月
の盛夏を過ごす。
夏の間、高地で摂食を続けている間に成熟して真夏を過ぎ涼しくなってくると
赤くなって平地まで下りてくる。

ということは、アキアカネは夏前にすでに羽化してるってことで、
秋に羽化すると思ってたのは間違いだった。
それに全部アキアカネだと思ってた赤トンボの中に、ちょっと体調が
短い気がするのがいるのは実はそれはナツアカネだったってことか。

いずれにしても生き物が減るということは生態系が崩れてるってことで。
それは近い将来、人間、しいては自分に降りかかってくる災難に
ならないことを祈るばかりで。


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